よしよし

子ども達の専属カメラマンの『よし』です。

4歳児ともなると、動きも随分活発になり、周囲の視線を気にしたり、物事を順序だてて考えられるような年齢になってきますが、そんな年中さん(4歳児)の運動会って、一体、どの様なことをするのでしょうか?

0歳から保育所に入っていると「もう5回目の運動会!」という方もいれば、幼稚園の2年保育に入園で、今回が「初めての運動会!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

乳児の頃から入所されているなら、これまでの運動会で幼児クラスの種目も目にすることもあり、おおよその見当はついていると思いますが、初めて運動会を迎える方が昨今の工夫を凝らした幼児の運動会を事細かに想像することは、少々難しいかもしれません。

今回は年中の子ども達が運動会でどの様なことをするのかをイメージしていただける様に『4歳児の運動会で行われるメジャーな種目』についてご案内します! 運動会の練習に入った子どもと対話する際のイメージ補足として、運動会本番のイメージ補足としてご参考にしてください!

今回の記事は4歳児の運動会における種目説明を中心にしていますが、年齢別に運動会の記事をまとめておりますので、是非ご覧ください。2年保育で初めての運動会という方は『年少の運動会では〜』も合わせてお読み頂くと『初めて迎える運動会』について参考になると思います。


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年中クラス(4歳児)の運動会はどんなことをするの?

4歳児 運動会 年中 ダンス お遊戯

年中での運動会は、個人競技よりも集団での競技・演目が増えてきます。

まずはこの章で、以下のことを押さえておきましょう。

  • 3歳児よりも体を使うことが上手に
  • ヒーロー・ヒロイン等なりきる競技が楽しい時期
  • 親子競技は子どもに主導権を

もっと小さな年齢の頃は心と体の成長の段階から、個で完結する種目が中心でした。それが年中になると、体格的にも成長が見られ、周囲を見て集団の中での役割を意識します。

園としても様々な狙いで種目を考えています。

3歳児よりも体を使うことが上手になります

3歳児よりも体格が大きくなり、その体の各部位をなめらかに動かすことも上手になっています。その成長段階に合わせた団体競技なども盛り込まれ、少しだけ難しいことにもチャレンジしますがその分、見応えも出てきます。

難しいことへのチャレンジは、成功した時の嬉しさや失敗した時の悔しさを感じることができます。それらの気持ちから再チャレンジしたい! など、次へとつながる気持ちが芽生えることも大切なので、親としてもプラス思考でサポートしていきたいところですね!

ヒーロー・ヒロイン等なりきる競技が楽しい時期です

このくらいの年齢はとにかく好奇心旺盛!
もう気持ちは100%ヒーロー・ヒロインで大好きなキャラクターになりきることができます。

ヒーロー、ヒロインの役割や特徴を捉えることもでき、状況設定の想像もできるようになってくるので、楽しみながら競技に参加することができ、時には見事な演技に見ている側も驚かされることもありますよ!

親子競技は子どもに主導権を

年中さんにも1~2競技程度の親子競技は設定されています。

自分でも積極的に動ける年齢なので、親がリードするのではなく、もう子どもに任せてしまって大丈夫! 子どもも事前の練習でルールは理解しています。
子どもに「どうしたらいいのか?教えてね!」と声をかけ、子どもに主導権を渡し、その成り行きも含めて楽しみましょう!

 

次は、競技の内容を具体的に見ていきましょう。

園によって各競技のやり方は違ってくると思いますので、大まかなイメージで参考にしてください。


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年中クラス(4歳児)の運動会で定番の種目をご紹介

4歳児 運動会 年中 ダンス お遊戯

前章でもご紹介したとおり、年中の種目の大半は子ども中心の種目となっており、お昼休憩以外の時間は、親御さんと離れた園児席で待機するケースが大半です。

そうなるとカメラやビデオを手にした年中、年長の親御さんは撮影場所の確保に余念がありません! 最近では混乱を避ける為、園によっては指定席となっているところもあるようですが、事前に競技内容を把握しておけば、撮影のイメージがしやすく、アングルを決めるのにも慌てずに済みますよ。

では、順に種目のご紹介をしていきましょう!

かけっこ

何人かのお友達と横一列に並んで同時にスタートする走る競争です。
段々と『順位』を意識する年頃でしょうか?一緒に走るお友達を意識しながら、勝ちたい気持ちを爆発させます! 素直な気持ちが表れやすい競技でもあり、そんな姿が見れるのもまた嬉しいですね。

純粋に『かけっこ』を楽しめたらOKです!

ダンス、お遊戯

子ども達の可愛いダンスです。

園庭が広い場合、子どもの移動を追いかけるのは大変かもしれません。

2017はくつる運動会 お遊戯(年中)

2014ルーテル保育園運動会!ダンス「ガールフレンド」

障害物競走 (ヒーロー・ヒロイン・忍者など)

何かのキャラになりきって障害物競争をします!

見立て(ごっこ)遊びができる年頃なので、楽しんで取り組む子も多いです。障害物競争のコースの途中に衣装が置いてあるので、それを着てコースを進みます。

海賊団の宝探しゲーム

海賊の姿になってコースにあるお宝を探して持ち、ゴールを目指します。

海賊のアイテムで変身し、ブルーシートの海のエリアを潜り抜け、と仕掛けをクリアしていく競争です。こちらの競技も『なりきり』が楽しい要素です!

玉入れ

みんなご存じの玉入れです!

チーム対抗で、カゴにたくさんの玉を入れたチームの勝利です。先生がカゴを動かしたりとバリエーションのある園もあるでしょう。

玉入れ 4歳児 運動会 年中

 

鈴わり

チーム対抗で、スタートの合図で玉入れの玉を投げて当てて鈴(くす玉)を早く割る競争です。

早く割ったチームの勝ちです。鈴の割れやすさは運もありますよね!

平成30年10月13日 野川小学校 保育園合同運動会 すずわり

パラバルーン

みんなでリズムに合わせて大きな円形のシートに空気を入れて変形させる演目です。

タイミングを合わせて大きなシートを操ります。空気を入れて変形させるのですが、目まぐるしく変わる様子は演技として見ていて楽しいです!

2017年10月7日 せいれんじ 運動会 年中 バルーン やってみよう! !

フラフープ渡しゲーム

一人ずつフラフープをくぐり抜けて全員が終わるのをチームで競います。

列に並んで、先頭の人から一人ずつフラフープを頭から通してくぐり抜け、できたら次の人に渡して同じ様にします。一番早く、列の全員が終われば勝利です。

 

競技とは違う話になりますが、私の場合、翌年の就学前最後の運動会に向け、どの様に撮影をするかのリサーチをしていました。画面構成の良い撮影の為に園庭のレイアウトや大まかな演技について、一年後の為に軽く準備です!

翌年はレイアウトも種目も変わる可能性があり、変動要素ばかりですが、大まかなイメージだけでも持っておくと、ちょっとした所で差が出ます。ここに入退場門があるんだなーとか、ここは通り抜けできないな、とか。

また園児が多くてみんな同じ体操服の中でも自分の子どもを見つけやすくする為に、許された範囲の中で目立つ様に、靴や靴下などに変化をつける(色や長さ)などの工夫をしてました!

ちょっと脱線しましたね。。。


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【まとめ】年中クラス(4歳児)の運動会の内容は?

年中(4歳児)クラスの運動会について、まとめです。

  • 年中での運動会は、個人競技よりも集団での競技・演目が増えてきます。
  • 体を動かすことも上手になり、また色んなことに興味を持って取り組みます。
  • 基本的には大人は我が子を見守りましょう。親子競技も子どもに主導権を持たせましょう。

練習の過程も含め、子どもの成長に合わせたプログラムが考えられています。勝つことを求める必要はなく、嬉しい、悔しい、疲れた、勝ちたかったー、などの感情を言葉で表すこと、思いを人に伝えることを学ぶ年代でもあります。

ご家庭でも、ちょっとしたことの会話を楽しんでみてください。聞いていると、ついついアドバイスをしたくなりますが、そこはグッとこらえて子どもを応援しましょう!