サイトコンセプト

サイト名「かたつむり」の由来

子育てってすごく大変!
生きている間のほとんどの時間と意識を使いますよね。幼児期なんて特に!アニメの主人公顔負けの困難と挑戦の日々。

出産をした瞬間から人生がガラリと変わる。

しかし、視点を変えると喜びに満ち溢れています。
毎日の成長を見るワクワク。初めて見る表情や仕草に出会う喜び。自分の試したことが即結果となって返ってくるやりがい。どこまでも私自身を成長させてくれる。

まるでスポーツ!
子育てはママ・パパにとっての最大のエンターテイメント!
存分に楽しみたい!

例えるなら、かたつむりのような。
雨の日でもゆっくり丁寧に歩み味わいその恵みに気づく。晴れた日は素直に喜んでジャンプするように楽しむ!

そんな時間を分かち合えるサイトになれますよう祈りを込めて「かたつむり」としました(本当は響きが可愛かっただけです、理由は後づけ笑)。

このサイトの特徴

このサイトは、管理人による育児ブログではありません。育児に特化した情報サイトでもありません。

このサイトは、実際にあったママ・パパ達の育児物語に乗せて、客観的な育児情報をお届けするメディアです。

例えるなら井戸端会議。
井戸端会議は、井戸に水を汲みに行った際にいたご近所さんとの立ち話がついつい長くなり、そこに他のご近所さんも加わっていく様子を表していますが、何も無駄話をしているわけではありません。ここでは、育児の先輩であるおばちゃん世代から、育児が始まったばかりのママ世代への知識・体験の共有、ママ世代の悩みの吐露・共感の場として機能していました。

そう、昔は困ったら井戸に水を汲みにいったのです!

しかし、現代のママは孤独です。核家族化が進み、ママ友という横のつながりも弱くなっている。育児において、孤独は危機です。育児を喜びから絶望に変える魔女の秘薬です。

そんなママ・パパを孤独から救い、必要な知識を提供したい。いってみれば、ウェブ上の井戸端会議。井戸端メディア

このサイトでは、たくさんのママ・パパが体験・気持ちを、客観的な情報に乗せて分かち合ってくれます。その記事を通して、ご自身の育児上の課題を解決していただくと同時に、「私だけじゃなかったんだ」「こんなケースもあるんだ!」というのを物語としてご体験いただきます。きっと、「このママ好きだな−」という好みのママも出てくると思います。

また、記事にコメントをくだされば、分かち合ってくれたママ・パパだけでなく、いただいたコメントに近い経験をしたことがあるママ・パパも答えてくれます。具体的な質問だけでなく、ただただ気持ちの吐露でも構いません。その気持ち、あなただけじゃありません。

お子さんが元気に健康に育っていくには、まず親である私たちが知識をつけ、元気に健康に、孤独とは無縁に過ごす必要があります。ぜひ、そのためにご活用ください。

管理人の自己紹介

管理人
はじめまして、編集長です。

はじめまして。ショーンと申します。

この度はご訪問いただき、誠にありがとうございます。
僭越ながら、どんな人物がこの井戸端メディアを運営しているのかを自己紹介させてください。

名古屋在住、2歳の息子と0歳の娘のパパです。まずは、僕の子育て歴をどうぞ。

第一子 −妻の妊娠−

はじめて子供を授かったのは、28歳のとき。東京にある会社に勤めていた私は当時ハードワーカーで、0時に帰宅、1時に就寝、5時半に起床、6時に出社という生活を送っていました。仕事にやりがいを感じ、好きでやってましたので充実していました。頭の中は仕事のことでいっぱいでした。

最初の子は、子作りを計画した最初のテスト(笑)で授かりました。欲しいと思ったタイミングに授かった子でした。

しかし、僕自身、まだまだ子供を授かった実感も父になる自覚も全然なく、妻が嬉々として妊娠を報告してきたときには、未知の存在がやってくることへの不安を真っ先に感じてしまいました。欲しくて計画通りに授かったにもかかわらず。

そこからは本当に大変でした。何が大変だったかというと、妻が妊娠によってホルモンバランスが変わり、イライラ切れやすくなります。僕にはなぜいつも機嫌悪いのかが理解できない。「何かあったの?」「どうしたらいい?」と原因を探り、自分なりに「自分のこの態度が原因だったかな?」と思う点を変えてみても効果なし。今思うと原因はホルモンバランスなので、機嫌悪いのはしょうがないと受け入れるしかないんですけどね^^;

そばに居てほしいと言われても、そんな時間的余裕はない。僕には大量の仕事と大事なお客様が待っている。深夜に帰り、明け方に出社する習慣は変えられない。妻は妊娠後、一人家にいるのが不安になってしまい、重いまぶたを上げて深夜まで帰りを待つ。妻自身も働いていたので、日中は働き、夜は不安な気持ちのまま深夜まで待ち続け、帰ってきた夫に怒りにも近いイライラをぶつけてはそのまま寝る。仲良し夫婦だったのに、喧嘩も度々起きるように。僕もいっぱいいっぱいなので、ついイライラをぶつけてしまう。

そんな、心身ともに疲弊していたであろう今振り返ってもゾッとするような妊婦期間を経て、妊娠9ヶ月のとき、胎動が止まります。

第一子 −妻の出産−

自宅での自然分娩を望んでいたので助産師さんによる自宅での定期検診。

定期検診で、おなかがカチコチに張っていることを確認。そういえば3日前から胎動を確認できていない。念のため近くの産婦人科で検査。おなかが張りすぎて心拍を確認できない。超音波で見ても、胎児が動いてない。これは緊急事態だということで、近くの大学病院へ緊急搬送。担架に乗せられて運び込まれていく妻の後を追って、研修生がぞろぞろと検査室へ入っていく。それを待合室から呆然と見送ることしかできない。

たった3時間の間で起こったことが、あまりにも日常からかけ離れ、異質すぎて、どうしても映画を見ているような心地から抜け出せない、自分事として捉えられない。

10分後、検査室から書類を持った先生が待合室へ。

「胎児が危険な状態です。帝王切開します。この契約書にサインしてください」「え。いや、でも自然分娩を望んでいるんです。帝王切開以外の方法はありませんか?」「ご主人さま。母子ともに危険な状態です。選択肢はありません。」

自分の理解と事の進行が噛み合わないまま、契約書にサイン。妻はお腹を切られ、子はNICU(新生児特定集中治療室)へ。

ここからの詳細は省かせてください。

ただ、当時は最後まで自分ごととして捉えられませんでした。受け入れたくないわけではなく、本当に実感が伴わなかった。自分なりに一生懸命妻をケアして、娘を見舞った。人格が崩壊してゆく妻の心の支えになりたかった。しかし、努力虚しく、映画のワンシーンに観客が飛び込んでしまったような感覚から抜け出せませんでした。

娘は12日間の短い人生で息を引き取りました。

第二子 −妻の妊娠、出産−

第二子は、2年越しの新婚旅行の旅行先、トルコで授かりました。

帝王切開からぴったり1年、これも最初のテスト(笑)で。打率10割10分(笑)

今度は、職場が変わっていたこともあり、第一子での、ひたいを床に擦りつけながら謝りたいぐらいの失敗から学んで、妻との時間を確保しました。ただただ一緒にいて、ただただ話を聞いてあげる。安心して、お腹を緩めてもらう。

できる限り幸せな妊婦生活を送れるよう、僕も時間を割きました。妻も無理に働かない。そうやって心身ともに健康でいられるようお互いに気を配りました。

そして、無事に出産。両家待望の初子。男の子でした。

第二子 −育児−

里帰り出産していたこともあり、息子が1歳になる頃まで、ほとんど育児に参加していませんでした。

以前のようなハードワーカーではなくなっていましたが、それでもやはり日中は家にいません。息子からは少し人見知りされていたように思います。家事、育児はほとんど妻と義母がやっていました。

状況が変わってきたのは、仕事をやめて自営業になってから。

PC1台あればできる仕事で、時間の使い方がかなり自由になりました。さらに、妻が仕事で1週間、海外出張することに。義母に任せっきりにするには体力的に無理があるので、その間の育児は僕が主となって行うことになります。そして、これが本格的なパパデビューのきっかけになりました。

というのも、この時期、我が家で風邪が蔓延していたのです。

きっかけは息子。通園をはじめたばかりで、何かと熱を出し、風邪をもらってくる。それを義母がもらい、義祖母がもらい、義父がもらい、また息子がもらう。そんな無限ループに入る。なぜか妻も海外出張中に倒れて、帰国して入院。家族みんなバタバタ倒れて、子供もずっと風邪っぴきで保育園に預けられない。僕が風邪もらったらおしまいだという気迫で自分を保ち続ける。24時間週7日子守りをする日々が1ヶ月続きました。

いきなりの急過ぎる強制パパデビュー。

もう、めちゃくちゃ子守りしてました。やりたくてというより、仕方なく。嫌々。でも、嫌々で続けるにはあまりに長くつらい。元来もっていた、死ぬほど仕事してないと不安、売上に貢献してないと存在価値なし、早くしないと人生終わっちゃうという観念に毎日脅迫される。仕事したくてもできない。狂気の日々。

このままでは自分が保たないと思い、育児に対して覚悟決め直して、観念手放していきました。「この子の育児の責任者は私」「育児は、私の仕事」「本来、私がやるべきことで、私が決めていいこと」「この子の将来への責任は私が担う」

そんな風に自分のもっていた前提を変えていった結果、「この子が賢くなるにはどうしたらいい?」「丈夫な身体をつくるには何を食べたらいい?」「立派な人格を作るには、どんな風に接したらいい?」「この子の個性はどう見極められる?」と色々と疑問がでてくるようになります。それをひたすらにググって(検索して)、育児書を読み漁って、自分なりの体系だった知識をつくっていきました。

そこから育児が少しずつ楽しくなってきました。仕事をしているときと似た感覚です。この子をこんな風に育てたいという目標があり、そのためにやるべきことと優先順位があり、この子の個性や家庭環境・経済状況といった条件がある。その中でどう攻略していくか。まるでゲームをしているような、非常に男性脳的な育児だと思いますが(笑)、とにかく、主体性をもってから育児が楽しく、子どもが底なしに愛おしく感じるようになりました。

第三子

そして今、生まれたばかりの娘がいます。また、育児のはじまりです。

まとめ

こんな僕がなぜこのサイトを運営しているのか。

シンプルにお伝えすると、僕自身スマホ検索が主な育児情報の収集方法で、個人の育児ブログではケースが違うことが多々あり、子育て情報サイトはなんとなく人間味に欠けて面白くないなーと思うことが多々ありました。

そこで、課題解決に役立つ育児書のような情報に、色んなママ・パパの育児物語りが加わった面白い情報源があれば、自分の育児ももっと楽しくなるなーと思って運営をはじめました。

どんなメディアを目指すか

子育ての情報は「スマホで検索」から入る時代

近年、母親と子育てを取り巻く環境は大きく変化してきました。

昭和中期までは、「縦のつながり」で子育て情報を得てきました。年長者や子育ての経験者であるご近所さんが、“井戸端会議”を通して、新米ママに子育てノウハウを伝授し、新米ママの悩み相談に乗っていました。

核家族化が進行した昭和後期から平成中期までは、「横のつながり」で子育て情報を得てきました。たまごクラブ&ひよこクラブに代表される育児雑誌から子育てノウハウを得て、ママ友との間で得たノウハウを共有、悩み相談をし合っていました。

現在は、「ネットのつながり」から子育て情報を得るようになっています。

実際、今の母親世代は、子どものころからネットに親しんでいた第1世代です。個人個人のバックグラウンドが違うために、リアルな人間関係は気を遣うものです。

しかし、ネット世代はそういった気を遣うことが得意ではありません。地域社会で気を遣うぐらいなら、『ネットで検索したほうが気楽』と感じます。若い母親がネットに頼るあまりに、地域社会が子育てにおいて、あまり機能していないともいえます。

※ 社会学者 山田昌弘氏のインタビュー記事より一部引用

実際に、1歳の女児の母で、都内に住む育児休暇中のAさん(30歳)も、出産後に地域社会でママ友づくりをうまくできなかったという。

「近所ということは、失敗できないというプレッシャーも大きい。人間関係が悪くなっても、そんな簡単に引っ越せないじゃないですか。勇気を出して児童館に行っても、もともとのコミュニケーションスキルが高くないと、ママ友を作るのは難しい。そもそも、子どもがいるという共通点だけで、なぜご近所に友達を作らなければならないのか。友人くらい自分で気の合う人を選びたいという思いもあります。

私も夫も、両親は離れて暮らしていましたから、育児を相談できる人はいませんでした。いろいろ育児本などを見ましたが、知識は得られても、悩みに共有をしたり、愚痴をこぼしたりはできません。そもそも、子供がご飯を食べないときイライラしてしまう私の気持ちや、夜泣きを繰り返す子供を思わず叩いてしまいそうになる私の気持ちは普通なのかどうか、育児本には書いてありませんよね。

でも、育児ブログには、実際に育児に悩む母の姿がありました。その姿に共感することもできたし、コメント欄では同じような悩みを持つお母さんたちに悩みを相談することもできました」

現代ビジネス「いま、子育てママたちが『ママ友よりも育児ブログ』を頼りにする理由」

現役のママ・パパがライター

私自身、まさに育児に奮闘している最中ですが、日々出会う初対面の出来事に、「何が正解なのか」をスマホで検索、我が子の様子と比較検証していました。

そこで実際的にも、精神的にもたくさん助けられました。
子育ての問題を解決できただけでなく、他のママ・パパはどのような体験を経ているのか、どんな気持ちだったのかを知ることで、精神的にも楽になりました。

一方、いくら検索しても欲しい情報や、我が子の場合と合わず、参考にできないこともありました。「世の中にはママ・パパの事例が溢れているはずなのに、うちの子に合う事例が見つからない…」と途方にくれ、時が解決してくれたこともあります(結局、子供は生命力高い)。

そこで、「世の中のママ・パパの色んなケースを、育児書にあるようなちゃんとした情報とともに貯めて、みんなで参考にできるようにしたい」と思うようになりました。

かたつむりでは、記事を投稿してくださるライターがたくさんいます。みな、現役のママ・パパです。

ママ・パパが子育ての中で出会った出来事を、どのようにして乗り越えていったのか、または楽しんでいったのかということを、育児書に書いてあるような客観的な情報とともに分かち合ってくれています。

一人の育児ブログでは解決できなかったことを、客観的な情報に基づきながら、たくさんのママ・パパの体験談とともに楽しく面白く解決することを目指しています。

育児中のママパパにとっての新たな居場所に

「こないだ、こんなことがあってね…」

さらに、大事な点として、「ただただ情報を得るための場所ではなく、ネット上の井戸端会議になること」を目指しています。

つまり、サイト上でこのようなことができるようにします。

  • 困っていることについて、体験者の物語を聞ける
  • 困ったときに、質問できる
  • ただただ物語を聞いてて楽しい
  • ただただ話を聞いてもらえる

例えば、記事を読んでみたものの、我が子にあてはまらない場合、コメントでご質問いただければ、記事を書いたママ・パパ、または読者さんの事例に近い経験をしたことがあるママ・パパが答えてくれます。

みな、ただ体験しただけでなく、自分なりに調べたことがある方々です。また、そのライターさんが書いたことのある記事を読めるので、どのような人がコメントに返信してくれているのかがわかります。

このコメント欄でのやりとり自体が、世の中のママ・パパの育児経験を貯めていくことにつながります。

コメント欄は質問だけでなく感想や、ただただ吐露するような内容でも構いません。QAサイトのように誰も彼もが匿名の中でコメントしてきて炎上することもありません。

子育てライフがもっと楽しくなるよう、ぜひ活用されてみてください。