自分の子どもが1歳の頃、色んな初イベントが心細かった『よし』です。
1歳と言えば、徐々に体が動く様になり行動の幅も増え、自分でやりたいことの意思表示をする子も出てくる頃。
また、乳幼児期というのは同じ年齢でも月齢によって身体的な発達差が大きいのが特徴で、例えば同じ1歳児といえど、1歳になりたての子と2歳の誕生日が間近の子では、できることに差があるのは当たり前という時期です。
そんなタイミングでやってくる1歳児の運動会、「ウチの子、ちゃんとできるのかな?」「保護者は何をするの??」と、ちょっと不安です!
できれば自分の子どもには、どんなことでも好奇心旺盛にチャレンジして欲しいと願うも親心ですよね。
このページでは、
- 1歳児の運動会の位置付け
- 親としてどの様な心持ちでいれば良いか
- 具体的な競技の内容
についてご紹介します。
周りの子ども達と比較する必要はありません! 一番大切なことは、いかに自分達親子が楽しむかです。この記事を参考にしていただき、安心して運動会の日を迎えましょう!
もくじ
1歳児の運動会ってどんなことをするの?
実は1歳児の運動会は、ほとんどが親子競技となっており、その目的や実態などを知れば安心できます。この章では下記の4点について順にご案内します。
- 保育所・幼稚園の運動会の目的
- 子どもと一緒に楽しめる競技
- 親の役割は?
- 親の服装について
詳しくみていきましょう。
保育所・幼稚園の運動会の目的
こういった乳幼児期の子どもが活動する施設では、友達や親など、人との触れ合いで味わう一体感や体を動かすことの楽しさを知ることができます。運動会も同じく、保護者と一緒に体を動かし、楽しい雰囲気を味わい楽しむことが目的なんです!チャレンジしてみて成功した時の自信、失敗した時の悔しさも、良い情操教育になります。
つまり保育所・幼稚園では、運動会は以下のことを大切にするイベントとして企画されています。
- 友だちや親と一緒に体を動かすことの楽しさ・喜びを知る
- 親子競技を通し、保護者の方との触れ合いを楽しむ
- 様々な運動に主体的に挑戦することで自分に自信をつける
これらのことは、後の心と体の成長に繋げるための成長の基礎づくりにもなっています。
子どもと一緒に楽しめる競技
1歳児は歩くことはできるものの、まだまだできることには限りがあるので、演技や競技は保護者の方と一緒に行う親子競技で構成されています。保護者にとっても、簡単で盛り上がる競技を準備していますので安心してください。
それでも大人もルールの勘違いで間違えたり、ちょっと転んでしまったりするかもしれません。また子どもも競技に関係なく思い付きで自由気ままに動くこともありますが、競技の実況でも盛り上げてくれるので、そんなハプニングは愛嬌もあって見所です!
それも全く問題ないので、そういうことも含めて楽しめると素敵ですね!
親の役割は?
親は運動会を一緒に楽しみつつ、そっと子どもをサポートしてあげてください。
子どもが『競技』のルール通りにできなくても全く問題ありません。できたなら盛大に褒めてあげてください! できなかったらチャレンジしたことを讃えてあげてください! 親子一緒になって盛り上がることができたら、楽しいに違いありません。
もしいつも仕事が忙しくて触れ合う機会の少ないパパが運動会に来れるなら。。。
そんなパパが競技に参加すると、それだけで子どものテンションは上がることでしょう!
親子競技は抱っこなどで力を使うものも多いのでパパも活躍できます。競技が始まる時にタイミング悪く急にイヤイヤスイッチが入って困ることもあるかもしれませんが、そんな時はパパの豪快さで『やる気スイッチ』に切り替えてあげてください。
親の服装について
親子競技として子どもと一緒に動くので、親は必然的にしゃがむ場面が多くなります。服装は動きやすく、スニーカーに合うパンツスタイルがベストです。
ここまでは1歳児の運動会の位置付けについてご紹介しました。次の章では、保育所や幼稚園の運動会で行われる乳幼児クラスのメジャーな競技について取り上げてみますので、参考にしてください。
親子で一緒に楽しむ! 1歳児クラスの競技内容
では実際にそれぞれの競技を見ていきましょう。競技のイメージができれば、無駄に不安を抱くことなく、親子で運動会を体験できるというワクワク感で当日を迎えることができますよ!
下記は一般例ですので実際のやり方は園にしてみてくださいね。参考になる動画もいくつか載せておきます。
①親子借り物競争
コースの途中に『借りる物』を書いた紙が置いてあります。子どもが先に紙を取って、保護者に渡し、保護者は子どもをおんぶして、書かれている物を子どもに持たせ、ゴールを目指します。運ぶ『物』は、コース上に準備されていることが多いです。
②段ボールカー
子どもが段ボールの箱の中に座り、保護者がその『車』をロープで引っ張ります。子どもは中でバランスを取るのが面白かったり、パパがパワフルに引っ張って(ほどほどに)スピードが出るのも楽しいです!
動画の中の競技の前半は②段ボールカー、後半は⑤のなりきりかけっこ(ペンギンとカンガルー)
③トンネルくぐり
コースに作られたトンネルをくぐってゴールを目指します。大きなトンネルであれば、保護者も一緒にできる競技です。トンネルの反対側から保護者が声を掛けて、子どもを呼ぶパターンもあります。
こちらの動画の最初はトンネルくぐり
④おんぶ、抱っこで競争
保護者の競技です(笑)! 子どもをおんぶか抱っこして、ゴールを目指します。スタートからゴールまで親子一緒のルールもあれば、親が子どもを迎えに行って、おんぶ・抱っこして競争(?)するものもあります。
⑤なりきりかけっこ
出されたテーマのものに変身して競争します。例えば動物になる場合は下記の様なイメージです。
- カンガルー:子どもを抱っこしてスキップする
- ペンギン:親の前側で、子どもが親の両足の上に同じ方向を向いたまま乗り、両手を持ってヨチヨチ歩く
- コアラ:子どもをおんぶしたまま歩く
⑥親子で障害物競走
コース上にあるいくつかの難関を、親子一緒に解決していきます! 跳び箱、マット、ネットがあったり、トンネルがあったり、ボールをカゴに入れるミッションがあったり、園の工夫が見えるところです!
⑦お花摘みレース
コースに色紙やリボンなどで作ったお花があるので、子どもはそれを拾ってカゴに入れ、保護者の所へ届ければゴールです。
⑧宝探しゲーム
コースの先に箱が置いてあり、どれかにお宝(お菓子など)が入っています。スタートして箱へ向かい、お宝が入っている箱を当てることができれば、そのままゴールへ向かいます。箱が外れてしまっても、続けて違う箱のお宝を探しましょう。
⑨親子でダンス
親子で音楽に合わせて体を動かすダンスです。知っている曲だったり、その時流行っている曲です。ダンスの動き方は練習しなくてもできる簡単なものですし、アナウンスしてくれるので、しっかりと子どもとスキンシップを取り、楽しみましょう。
運動会_親子ダンス
運動会 (ぼくのおひさまパワー)
2013 KIDSPLAZA運動会 1歳児親子遊戯
⑩親子でふれあい体操
親子が触れ合いながら体操をします。手を繋いだり、おんぶや抱っこ、子どもの体を寝かせたり起こしたりと、顔を見合わせながら体操を楽しみましょう。声を掛けながら楽しい雰囲気を作ることができたら更に良いですね。
どうでしょう? 大人から見てみると、簡単ですよね!子どもが楽しめる様に、サポートするだけです。もちろんサポートする大人も、ちょっとミスってドジしても大丈夫ですよ!
【まとめ】1歳児の運動会の内容は?
では1歳児の運動会について、まとめです。
- 0歳児の運動会と同じく、体験を増やすためのイベントです。
- 保育所・幼稚園は、子ども達は体格や運動能力に差があることを知った上で準備しているので安心して参加できます!
- 親子が一緒に取り組む、簡単な競技が中心です。
- 保護者は子どもを盛り上げてサポートして、楽しみましょう!
運動会の主役は子どもです!
競技を間違いなく出来るということに拘らず、親子で「楽しかった!」と思える運動会にできるといいですね!
古墳と自然に囲まれた奈良県在住、中学3年生サッカー男子、小学4年生テニス女子の父。趣味は写真(子ども・風景)と健康テニス。現在は、息子が小学生時代に入っていたスポーツ少年団の指導者を継続中。