出産を終えて数か月。子育てにも慣れてくるとやってくるのが離乳食ですよね。子どもの成長は嬉しいのだけれど、正直、離乳食の準備って手間がかかって大変だと思いませんか?

かくいう筆者の私も現在3人(5歳長男、2歳次男、0歳長女)の子育て中でして、一番下の子は離乳食の真っ最中です。

ですが、勿論、離乳食を朝から毎日準備する時間なんてあるはずもなく、朝から洗濯機をフル稼働に回し、食べかすが散らばる床の掃除をし、日中は飛んで跳ねる次男を追っかけ回し、夕方は空腹に飢え暴徒化する兄弟たちの食事を準備して、次々発生するハプニングに対応して…。

なんてことをやっていると離乳食を毎日一からなんて作っていられません。子どもを寝かしつけて一緒に朝まで寝ていることもザラです。笑。

離乳食真っ最中のお子さんがいるママの中には、家事育児に追われて離乳食に取り掛かる時間がなかったり、仕事復帰をして離乳食の準備をする時間がないと悩んでいるママも多いのでは?

また、これから離乳食を始めるお子さんのママの中には離乳食に不安がある方もいらっしゃるのではないかと思います。

そこでこの記事では離乳食を準備する時のポイントやおすすめの方法を紹介します。

この記事を読むことで、手間のかかる離乳食を手抜きして乗り越えられるようになります。離乳食が作れないと悩んでいるママの強い味方になる事でしょう。

離乳食が手間?楽して手抜きすべき理由


離乳食と言えば手作りがベースとされていますよね。

私も1人目を出産前は「離乳食は一から手作りを…。」なんて漠然と考えていました。けれど、産んでみまして、前言撤回しました。

とりあえず寝不足で毎日寝不足。それでも毎日やってくる家事育児…。うん、時間ない!

更には子どもの風邪を貰ってゲホゲホしたり胃腸炎で寝込んだり…。うん、しんどい!

ええ、料理が好きな私でも悟りました。

毎日離乳食の手作りは自分を追い詰める…。というより、無理!てへっ!

2人目になると更にそれに拍車がかかりまして、離乳食はすべて手作りという概念はホームランボールとなって脳内から吹っ飛んでいきました。おそらく今頃宇宙の彼方でしょう。

そんな訳で手間のかかる離乳食をいかに手抜きして乗り越えるかを考えましたので是非紹介したいと思います。

【月齢別】離乳食の流れは?


少しずつ形状や固さを変えて食事に慣れていく離乳食ですが、ここでは簡単に離乳食の流れについて説明します。

・ごっくん期(5.6か月)

ゴックンと食べ物を飲み込む練習をする時期。

1日1回、なめらかにすり潰した状態の食事を少量からあげ始めます。


・もぐもぐ期(7.8か月)

もぐもぐと口を動かして食べ物をつぶして飲み込む練習の時期。

1日2回、下で潰せる固さくらいのものをあげます。


・カミカミ期(9~11か月)

奥の歯茎を使って食べ物を噛む練習をする時期。

1日3回、歯茎で潰せる固さ位の食べ物をあげます。


・ぱくぱく期(12~18か月)

大人に近い食事の量を取るようになる時期。

1日3回の食事と1~2回のおやつで歯茎で噛める固さにします。

【月齢別】離乳食の手抜きポイント5選


離乳食と言えば柔らかく煮て、刻んで、すりつぶして…。と、とにかく手間がかかるイメージですが方法によってはとっても簡単にできて手抜きも出来ます。

ここでは筆者の私も実践しているものを含めてそれぞれの時期に合わせた手抜き法を紹介します。

ごっくん期

ごっくん期はペースト状のものがメインなので手間がかかりますよね。

そこでこの時期にあると便利なものが、ずばりブレンダーです。これ1台あればすり鉢などの離乳食準備セットは不要です。

私も1人目の時にはすり鉢を使っていたのですが、ごっくん期の離乳食って1回に食べる量も少ないので気付くと元々少ないのが隙間に挟まって更に少なくなってしまったり…。それに時間がかかるし疲れてくるんですよね。

ですので、2人目の離乳食の時にはブレンダーを早々にネットでポチりました。

私が実際に使っているブレンダーはこちらです。

方法も至って簡単。柔らかく煮たお粥や野菜をブレンダーでガーっとすり潰すのみ!ハンディタイプのものであれば鍋に入ったままでもすり潰せるので洗い物も少なくて済みます。すり鉢でひたすらゴリゴリしていた自分に言いたいです…。ブレンダー買いなよ…。

また、ごっくん期の離乳食って一度に使う量が少ないですよね。

その度に作るのも手間なので、私はよく多めにすり潰して余った分は冷凍保存しておきました。ベビー用品店などに売っている離乳食用の保存容器でもいいですし、100円ショップなどで売っている蓋つきの製氷皿でもOKです。完全に凍ったら製氷皿から取り出してファスナー付きの保存袋に入れておくと便利ですよ。

使う時は使いたい分だけ電子レンジで解凍したり、そのまま鍋に放り込むだけです。

もぐもぐ期

ごっくん期と同じくペースト状のものに加えて少しずつ形のあるものが増えていくもぐもぐ期。みじん切りした大きさがベースなのですが、これも手間がかかる…。

そんな時には、ごっくん期と同様にブレンダーを使いつつ、チョッパーを有効活用しましょう。
チョッパーで離乳食を作る場合は細かなみじん切りにしてから煮ると火の通りも早くなります。

私はブレンダーとセットのチョッパーを使用していましたが、次のようなチョッパーもおススメです。

こちらも多めに作って冷凍庫にストックしておくと時間のない時にもササっと用意が出来て便利ですよ。

かみかみ期

徐々に食べ物を大きくして歯茎で噛むようになるかみかみ期。

この時期はもぐもぐ期と同様にチョッパーをフル活用して粗みじん切りを大量生成しましょう。

みじん切り→火を通して柔らかくする→冷凍ストックの流れです!

ぱくぱく期

徐々に大人の食事に近づいてくるぱくぱく期は冷凍ストックを作っておいても構いませんが、それが面倒な時は大人の食事の取り分けも可能です。

食材が大きい場合は食事用のハサミなどでチョキチョキしてしまいましょう。また味が濃い場合はお湯で薄めたり、揚げ物の場合は衣をとって食べさせてあげましょうね。

その他のポイント

野菜などの食材を準備する時間が無い時には市販のフレークを利用するのも一つの手です。ネットやベビー用品店などで購入する事が出来、じゃがいもやカボチャ、トウモロコシなどさまざまな野菜のフレークがありバラエティ豊かなので離乳食のメニューにも困りません。

有名なところだと、この辺でしょうか。

また、子育てしていると買い物に行く時間もなかったりしますよね。そんなママには食材宅配サービスの利用がおすすめです。

食材宅配サービスと聞くと、オイシックスやパルシステムなど様々な食材宅配サービスがあるかと思いますが、特にその中でもおすすめなのがコープデリです。コープデリは私のママ友でも利用している人が多いです。普段の食材は勿論、紙おむつや粉ミルクなどの取り扱いもあるほかコープオリジナルのきらきらステップという離乳食もあり使い勝手が良い宅配サービスです。

コープデリeフレンズHP

ただ食材宅配サービスは地域によって利用出来る所と出来な所がありますので気になる方は配達可能地域か確認をしてくださいね。

ベビーフードを有効活用すべき4つの理由


手間がかかる離乳食。時間がなかったり、ママの体調が悪かったり、とにかく離乳食を用意出来ない時には市販のベビーフードを利用しても構いません。むしろ有効活用しましょう。

ベビーフードと聞くとどうしてもネガティブに考えがちですが、次のようなメリットも沢山あります。

  • 持ち運び出来て衛生的
  • 手間のかかる食材や普段食べない食材が入っている
  • 主食からデザートまでバリエーションが豊富
  • 栄養バランスがとれている

詳しくみていきましょう。

持ち運び出来て衛生的

夏の暑い時期に手作りの離乳食を持って外出すると食中毒などの不安もありますよね。ベビーフードでしたら持ち歩いても衛生的に安心です。我が家も外食の時には特にベビーフード様々です。

手間のかかる食材や普段食べない食材が入っている

レバーや魚など、家で準備すると手間がかかる食材や普段使わない食材が色々と入っているのもベビーフードの良いところです。味も様々なので子どもも喜んで食べてくれますよ。

主食からデザートまでバリエーションが豊富

リゾットやお粥の主食、ハンバーグや煮物などの主菜の他にも月齢に合わせたデザートもありバリエーションがとにかく豊富です。お子さんも飽きずに食べてくれます

栄養バランスがとれている

市販のベビーフードだからと侮ってはいけません。プロが作ったベビーフード。1つで栄養バランスがとれています。おそらく普段私が用意する離乳食よりもはるかに栄養バランスはばっちりだと思います…。

ベビーフードはストックしておこう!

毎日毎食、離乳食を手作りするのは大変ですよね。それに予測不能でママが体調を崩してしまったりすることもあります。旅行や外食に限らずベビーフードをストックしておくと使いたい時に使えますので買い置きされておくのをおすすめします。

私がしょっちゅう買い置きしているのは和光堂のこのシリーズです。

種類も豊富ですし、色々なお店で売っているので重宝しています。

また、容器に入ったベビーフードも場所を選ばずに食べられるので便利ですよ。

こちらの和光堂のベビーフードはスプーンも入っているのでお出かけに便利です!

余談ですが、キューピーの瓶詰めベビーフードはIKEAのレストランで食べるときに赤ちゃん一人につき一つ無料でついてきますよ~♪

離乳食が面倒?苦痛?泣く?ひとまずズボラになろう


離乳食は手作りがいいからと時間が無い中、手間をかけて作ったはいいもののお子さんが食べてくれない…。なんて事ありますよね。そして無駄にイライラしてしまったり…。

ストレスをためてイライラしてしまうのなら、ベビーフードを使いましょう。お子さんにとっても自分にとってもニコニコして子育てした方が気持ちが良いに決まっています。ベビーフードを使う事に対して罪悪感を感じる事はありません。

そもそも初期・中期・後期といった離乳食のステップや手作りを推奨しているのは日本特有であって海外の先進国では瓶詰めのベビーフードをフル活用しているのです。さらに言えば離乳食という概念がない国だってあるのです。それでもお子さんは皆すくすく育っているのですから。

離乳食で大切なのはママが無理しない事です。これ絶対です。

我が家の離乳食事情

現在3回食になる長女。我が家ではとりあえず週末に冷蔵庫にある野菜を適当に煮て、お粥を作り、麺を茹でて大量の冷凍ストックを作っています。そして朝食は冷凍ストックフル活用、昼食は高確率でベビーフード、夕食は冷凍ストック+大人の取り分け(あとはベビーフードの主菜)のローテーションです。ベビーフードは安い時にまとめ買いしています。残り3つくらいになると不安を感じます。

こんな風に、3人目にもなるとあげ方もかなり適当になってベビーフードも欠かせない存在になっていますが、すくすくと育っております。騒がしい兄たちに負けず、さらにその上をいく頭角を現し始めております…。戦々恐々です。

要は適当です。それでも元気に育っているので大丈夫なんだと思います。

離乳食が作れないママへ、まとめ

  • 離乳食は文明の利器を使って冷凍ストックが便利!
  • 市販のベビーフードを使う!
  • 離乳食作りはママが無理しない!これ一番大事!

短い期間とはいえ手間のかかる離乳食作りは何よりもママが頑張りすぎない事が一番です。便利なものはどんどん使ってお子さんと離乳食を楽しんでくださいね。