こんにちは。下の子は夏場は半袖ロンパース1枚で過ごしています。ゆーままです。
春のポカポカ温かい季節を過ぎるとやってくるのが夏ですね。最近は猛暑を通り越して酷暑とまで言われる厳しい暑さの日もありますよね。もはや溶けるを通り越して干からびる…。
私も現在3人の子育て真っ最中。特に暑さが厳しくなる7月から8月は子どもの夏休みも被るので、平熱7度キープの子どもが3人家の中にいる事に…。暑い!とにかく暑いんです!笑 エアコンをつけているのに何だか室内温度が高いんです。
こんな風に暑い日が続くと必然的に裸にならない程度の薄着になるのですが、ここで浮上するのが子どもの肌着問題ですね。
子どもは大人よりも体温が高いので、大人が着ているよりも1枚薄着にするという話を聞いたことがあるママも多い筈。
一方で、肌着は着せた方が良いという話を聞いたこともあるかと思います。
ブラトップのワンピース1枚だけでも暑いのに、子どもに肌着を着せた方が良いのかなと迷いますよね。我が家でも、夏の洋服スタイルはほぼ定番ルーティーンですが、外出先は涼しいのに外は灼熱なんて時には「洋服どうしよう…。」なんて日もしばしば。
そこで今回は、筆者の私も疑問に思った子どもの夏の肌着問題や夏の服装事情について徹底的に調べてみましたので詳しく紹介します!
もくじ
子供の体温の2つの特徴とは?
肌着を着せるか着せないかを判断するために、まずは子供の体温の特徴を確認しましょう。
一般的に大人よりも体温が高いとされている子どもの体温は環境に左右されやすく、体温調整が未熟です。ですので、子どもの体温は次のような特徴があります。
熱がこもりやすい
子どもは体重に対しての食事摂取量が高く、また大人よりも運動量が多いので体が作る熱量も多くなり体に熱がこもりやすくなります。
熱が逃げやすい
子どもは熱がこもりやすい一方で体の大きさに対して体表面積が大きく、皮下脂肪が少ないので熱が逃げやすい体のつくりをしています。
このような事から子どもの体は大人が思っているよりも、熱がこもりやすい一方で熱が逃げやすいという特徴があります。言い換えると熱しやすく冷めやすいですね。
ですので、子どもは肌着や部屋の温度管理などで体温調整をするサポートが必要なのです。
【結論】夏でも子供に肌着は着せるべき?
子どもには体温調整が必要というお話をさせて頂きましたが、では「暑い夏には肌着は必要なの?」と思う方もいるはず。
結論から言いましょう。
「着ても着なくてもどちらでもOK!」です。
なぜかという大きな理由は、肌着の大きな役割は体温調整のサポートです。夏は気温自体が高いですし、わざわざ肌着を着せて体温調整をする必要はありません。
ただ、肌着は肌が透けるのを防ぐ役割もありますし、夏と言ってもエアコンの効いた室内に長時間いる場合もありますよね。ですので、状況に応じて着用するのがベストです。
そこで、肌着を上手に使い分けられるよう、肌着の持つ3つの機能を把握しておきましょう!
- 温度変化をゆるやかにする
- 汗を吸収したり、汗で洋服が汚れるのを防ぐ
- 肌トラブルを予防できる
詳しくみていきます。
温度変化をゆるやかにする
外が暑ければ暑いほど冷房の効いた室内と外の温度差が激しくなりますよね。そこで肌着を着用していると、体に感じる温度変化がゆるやかになるので体への負担が少なくて済みます。
汗を吸収したり、汗で洋服が汚れるのを防ぐ
子どもはよく汗をかきますが、肌着を着用しておくことで肌着が汗を吸収してくれます。洋服が汗で汚れる事がないですし、清潔を保っておくことが出来ます。
肌トラブルを予防できる
吸収性の高い肌着を着せておくことで汗を吸収してくれるので、夏に多いあせもなどの肌トラブルを予防できます。
肌着にはこのような機能もありますので、着用する事で様々な利点もある訳です。
おばあちゃんに言われた「子供は夏でも肌着必須」説の嘘
夏って長期休みだったり、お盆休みがあるので実家に帰る機会が多くなりますよね。
すると
「子どもに肌着は着せないの?(いや、着せなさい)」
とおばあちゃんに口酸っぱく言われる方も多いのではないかと思います。
自分の家族ならまだしも旦那さんの家族だとむげに拒否もできず…。という感じになりますよね。
このおばあちゃんの聞く耳を持たない「夏でも肌着必須!」説。一昔前は常識だったのですが今はそうとも限りません。
その理由は次の3点です。
今は昔よりも気温が高い
昔は最高気温が30度程度でしたが、近年は最高気温が35度以上の日がザラになってきましたよね。そもそもの気温が違うのですから、着るものも変わるのです。
肌着が不要な機能的な製品がある
汗をしっかり吸収し、なおかつすぐ乾く「吸汗速乾」なるTシャツなど、とにかく1枚で着用しても全く問題のない、むしろ快適なものも沢山販売されるようになったので肌着を着せる必要性がないものもあります。
冷房機能の進化
夏の家電として代表的なのがエアコンですが、このエアコンも温度設定や風向き、風の強さなど事細かく設定が出来る様になりましたよね。つまり、昔の冷房よりもかなり進化した事で必ずしも肌着を着せて温度調整をする必要がなくなったのです。
このように、時代に応じて必ずしも必要ではなくなってきているのです。
それだけでなく、機能性がある肌着にももちろんデメリットがあります。そこを踏まえて、着せるか着せないかを判断する必要があります。
子供の夏の肌着、4つのデメリット
夏の子供の肌着のデメリットは以下の4点です。
- 暑い。暑い。とにかく暑い。重ね着すると暑い
- 洗濯物が増える
- 着替えの手間
- トイトレ中は肌着が邪魔になるときがある
このデメリットが発生するときは、肌着を着せるのは避けた方が良いでしょう。詳しくみていきます。
暑い。とにかく暑い。重ね着すると暑い
最近の夏ってとにかく暑いじゃないですが。大人だって重ね着すると暑いです。体温が高い子どもは尚更です。
洗濯物が増える
単純な理由ですが洗濯物が増えます。子どもが多ければ多いほど。いくら洗濯物がすぐ乾くといっても出来れば洗濯物は少なく済ましたいですよね。
着替えの手間
子どもの着替えって手間も時間もかかります。洋服だけであれば自分で簡単に着替えられますし、汗をかいても簡単に着替えられます。
トイトレ中は肌着が邪魔になるときがある
特にロンパースを着ているお子さんだと尚更です。トイトレ中は汚す事も多いので出来る限り薄着にさせておくと楽ですよね。
このような事からも「夏は肌着必須!」説は正しいとも言えないのが正直なところです。
肌着を着せるか否かは子どものいる環境や子どもの体質や状況によって使い分けるのが良いでしょう。
おばあちゃんに一言言われたら「昔は昔、今は今」と先にあげた理由を説明して論破しましょう。
また、肌着を着せる場合は肌着の質やデザインに注意して着用させましょうね。
では、肌着を特に着せた方がよい時というのはあるのでしょうか?
子供の服装がこんな時は夏でも肌着がおすすめ!
夏の肌着は着せても着せなくてもOKという紹介をしましたが、次のような場面では肌着を着せておくとおすすめです。
- 汗を吸いにくい服装の時
- 皮脂汚れを避けたい服装の時
- お腹がでやすい服装の時
時と場合によってしっかりと見極めてあげることが、大切なので、簡単に解説しますね。
汗を吸いにくい服装の時
シャツなどは汗を吸収しにくいので、そのまま着ると汗で不快感を感じます。肌着を一枚着ると汗を吸収してくれますし、肌も透けません。
皮脂汚れを避けたい服装の時
汗をかくと洋服にシミとして残ってしまう事もあります。たまにしか着ない服など皮脂汚れをつけたくない洋服の時には肌着を着せましょう。
お腹がでやすい服装の時
冷房が効いた室内でお腹を出していると体が冷えてしまい、風邪の原因になる事も。丈が短い洋服や、動くとお腹が出てしまう洋服の時には肌着を着用しましょう。
では、どんな肌着を着せればよいのでしょうか?
夏に子供に着せる「肌着選び」のポイント
夏の肌着は場面や状況に合わせて着せるのがベストという事は分かりました。
ではどのような肌着を着せるのが良いのかといいますと、次の3つのポイントを踏まえて購入すると肌着を着ても快適な夏を過ごせます。
- 動きやすい
- 洗濯が可能
- 通気性があり、速乾性が高い素材
詳しくみていきます。
動きやすい
子どもはとにかく動きます。暑い夏でも関係なしに動きます。ですので、伸縮性があって動きやすいキャミソールやタンクトップを着用しましょう。
洗濯が可能
これは何より大切ですね。子どもは汗をかいたり汚したり、夏は特に着せてすぐ洗濯なんて事もザラです。洗濯が簡単に出来る物をチョイスして清潔を保ちましょう。
通気性があり、速乾性が高い素材
通気性が良いと汗がこもらないので肌トラブルを予防できますし、洗濯してもすぐに乾くので速乾性も高くなります。なるべくメッシュやガーゼで出来た肌着を選びましょう。
最後に、夜寝る時は肌着が必要なのでしょうか?
蒸し暑い夏の夜。寝るとき子供の肌着は必要?
近年は熱帯夜と呼ばれる夏の夜も多いですよね。そのため最近は寝る時もクーラーや扇風機が必須アイテムなのですが、子どもって涼しくしても寝汗が多くないですか?
我が子も皆汗だくになって寝ています。そしてこっちにすり寄ってくる…。暑い…。
この汗は乾く時に体温を奪ってしまうのですが、更にこの乾く時に扇風機やクーラーの風がダイレクトに当たると夏風邪の原因になる可能性も高くなります。
また、暑い夏は外にただいるだけでも体力を消耗していきますので、体力を回復するためにも睡眠時間を確保する事が体調を崩さないために大切な事です。
そこで、寝る時にお勧めな服装がやはり「パジャマ」です。このパジャマを侮るなかれ。
知っての通りパジャマは寝る事のみを目的に作られているため機能がとっても優れているのです。
夜寝るときは、肌着よりパジャマがおすすめ。
このパジャマを選ぶ時のポイントが次の通りです。
締め付けがなく、袖があるもの
パッツパツのパジャマを着て寝ると、ただでさえ暑いのに、更に暑さが増します。寝苦しいです。パジャマはサイズに余裕があるものを選びましょう。
また、肩を出して寝ると冷房などで冷えすぎて体調を崩す原因にもなりますので袖のあるパジャマを選びましょう。
吸水性、通気性、保温性に優れた綿100%を選ぶ
ご承知の通り、子どもの寝汗はすごいです。ですので、汗をよく吸い、通気性にも保温性にも優れた綿100%のパジャマを着せましょう。
また、寝る時に迷うのが肌着を着せるかどうかですが、お腹がしっかり隠れてパジャマ自体の機能性が優れていれば肌着は不要です。
我が家の夏の肌着事情
現在乳児1名(女の子)、子供2名(男の子)が在籍する我が家では、夏の服装問題は他人事である訳がありません。
我が家の場合は上2人が男の子なのですが、夏は基本的に半袖短パンのルーティーン。
関東地方在住ですが、日によって朝晩は冷える自然豊かな地方都市なのもあり、寝る前には肌着を着せて寝せています。あとは日によってタオル地のスリーパーを着せたり着せなかったり。日中はというと、一番暑いのって7月から8月という夏休みですよね。
故に、午前中は暴れまわる子ザル…いえ、子ども達の体力消耗を狙いひたすら庭でプール。そこでプールから上がったタイミングで肌着を脱がしてTシャツ1枚で過ごさせていることが大半です。
また、下の子はまだまだ肌着ロンパースを着せているので、夏場は半袖ロンパース1枚なんて事がほぼほぼ。スカートや半ズボンなどを履かせてしまえばちょっとした買い物などに行けるので便利ですよ。
【まとめ】子供の夏の肌着、着せる?着せない?
ここまで夏の肌着や服装について紹介させていただきましたが、最後にまとめです。
子供の夏の肌着、必ずしも着せなくてOK!環境に合わせて着せよう。
次の場合は、着せた方がいい
- 冷房や扇風機が充実しているとき
- 夜眠るときに冷房や扇風機をつけているとき
- あせもなどの肌トラブルがあるとき
- 汗を吸いにくい服装の時
- 皮脂汚れを避けたい服装の時
- お腹がでやすい服装の時
次の場合は、着せない方がいい
- 冷房をつけていないとき
- 子供が暑がっているとき
- 気温が30度を超えるとき
- トイトレ中
毎年やってくる灼熱の夏はイベントも沢山でお子さんが楽しめるモノも沢山あります。洋服の調節をしたり、快適な睡眠をとって体調を崩さないようにして夏を楽しんでみてくださいね!
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5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。