こんにちは。開けたばかりの粉ミルクのスプーンを探すのに手間取るゆーままです。
近年解禁されたばかりのニューフェイスである液体ミルク。開けてすぐに飲ませられるのは、日頃時間に追われるママにとって嬉しいですよね。
さて、この液体ミルク。販売解禁直後は、災害時などにも便利な事からニュースなどでも取り上げられることも多く、名前を聞いたことがある方も多いはず。ですが、具体的にはどのように使えばいいのか疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、初めて液体ミルクを準備しようか迷っている方のために、
- 液体ミルクの基本的な使い方
- 液体ミルクの保存方法と注意点
- 液体ミルクのメリット・デメリット
- 液体ミルクはどこで手に入るのか
- グリコ「アイクレオ」と明治「ほほえみ」はどちらかが良いのか
- 液体ミルクと粉ミルクはどちらが良いのか
について、総合的にご紹介します!
これを読んで、液体ミルクの正体を知っちゃいましょう!
もくじ
液体ミルクの使い方は?
名前の通り液状で売られている液体ミルク。
現在は、「アイクレオ(グリコ)」と「ほほえみ(明治)」の2種類が販売しており、容器や賞味期限に違いはあるものの、使い方は次の通り。
- 消毒した哺乳瓶を用意する
- 液体ミルクを軽く振って開封する(メーカーによって開封方法が違うので注意)
- 哺乳瓶に注ぎ入れる
- 哺乳瓶の乳首をつける
とっても、至極簡単です。
これなら調乳に慣れていないパパでもお任せできますね!
液体ミルクは常温でも飲ませられるので場所を選ばずあげられますし、空腹で愚図るお子さんにアタフタする事もありません。
ただし、ここで注意して欲しい事が1つあります。それは…
使い残しは必ず廃棄する!
お子さんが飲み残した哺乳瓶の中のミルクはもちろん、口を付けていない液体ミルクについても必ず廃棄しましょう!
日本で販売されている液体ミルクはどちらも飲み切り前提の商品です。
というのも、液体ミルクは栄養が豊富なので、一度開封すると雑菌が入り込んで繁殖しやすくなります。ですので一度開封したものを再度お子さんに飲ませると、お腹を壊すなどの体調不良を招く可能性も大いにあります。
お子さんのためにも使い残しは必ず廃棄しましょう!
液体ミルクであれば、時と場所を選ばずにお子さんにすぐに授乳が出来るのが何と言ってもメリットです。
次章では、この便利な液体ミルクの保存方法や注意点についても詳しく紹介していきます。
液体ミルクの保存方法と注意点
では早速液体ミルクの保存方法から紹介していきましょう。
現在2社の液体ミルクが販売されていますが、どちらの商品も常温保存が可能です。ただし、直射日光は品質の劣化を招く事もありますので、いくら常温といえど日の当たる場所に保存しておくのは避けましょう。
極端に高温になる場所でなければいいので、缶詰などの食料品と一緒に保存しておけば大丈夫です。
ご家庭にパントリーや食品の収納庫がある方は、こちらに保存しておくと良いですね。
液体ミルクを使用する際の注意点は?
先ほども少し触れたのですが、液体ミルクを使用する時には、
- 使い残しは必ず廃棄する
- 始める際は少量から
という点に注意して欲しいのです。
使い残しの廃棄は言わずもがな、お子さんのことを考えても必ず守って欲しい事です。
また、初めて液体ミルクをお子さんにあげる際には離乳食を始める時と同じように、少量からあげるようにしましょう。お子さんの様子を見て体調に変化がなければ、量を増やしても構いません。
普段は粉ミルクをあげているけれど、状況に応じて液体ミルクをあげたい方はご家庭で少しずつ慣らしておくとよいかもしれませんね。
このように注意点を守っていただければ、液体ミルクは常温保存が可能なので外出時や災害時にとっても役に立ってくれるアイテムなのですが、他にも理由がありますので紹介していきましょう。
外出時や災害時におすすめな理由は?
常温保存が可能な液体ミルクは、他に次のようなメリットがあるため、非常時や災害時にもおすすめです。
- 外出時の荷物が少なく済む
- 長期保存が可能で災害用に備蓄できる
- 使い捨ての容器や乳首なども販売されている
では詳しく紹介していきましょう。
外出時の荷物が少なく済む
粉ミルクを外出先に持って行く場合、軽量した粉ミルクの他にお湯や哺乳瓶も必要です。これだけでいいならまだいいのですが、子連れの外出は他にも着替えやおむつ、おしりふき、離乳食やスタイなどとにかく荷物が多いですよね。
液体ミルクであれば、液体ミルク本体と哺乳瓶さえ用意すればいいので荷物が少なく済みます。また外出先で液体ミルクを現地調達してしまえば、更に荷物も少なくなりますね。
冬の寒さで液体ミルクが冷たくなってしまう場合にはそのまま飲ませず
- 授乳室での湯煎
- 体温で温める
- ホッカイロで温める
いずれかの方法で、体温と同じ温度にして飲ませましょう。
長期保存が可能で災害用に備蓄できる
現在販売されている液体ミルクは各商品によって違いがありますが、「アイクレオ」は6か月、「ほほえみ」は1年の保存が可能です。また、液体ミルクはお湯や水を用意する必要がないので、ライフラインが止まってしまう事も多い災害時用に備蓄しておくと万が一の際にも慌てる必要がありません。
ただし災害用に備蓄しておく際には
- 定期的に賞味期限のチェックをする
- 災害時に初めて飲ませると嫌がる子もいるので、日常で味に慣れさせておく
点に注意しましょう。
使い捨ての容器や乳首なども販売されている
液体ミルクは基本的に哺乳瓶に移し替えて飲ませるのですが、現在は哺乳瓶の使い捨てタイプも販売されているのでこちらを使うのも一つの手です。外出時に荷物が少なく済むのはもちろん、災害時に衛生面を気にせずに飲ませられるのも安心できる点です。
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また、哺乳瓶に移し替えなくても液体ミルクの容器に取り付ける事で、そのまま授乳が出来る便利なアイテムもありますので、こちらを購入するのもおすすめです。
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このように、液体ミルクは備蓄用に準備しておくと、万が一の不安が解消されますので、ぜひ購入しておきたいアイテムです。他にも液体ミルクにはさまざまなメリットがある反面、デメリットもありますので紹介しましょう。
液体ミルクは2種類!どっちが良い?どこで買える?
日本では2019年とごく最近に販売が解禁となった液体ミルク。実は海外ではとうの昔からメジャーなアイテムとして普及しているのをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
さて、気になる液体ミルクの種類なのですが、現在日本で販売されているのは、
- アイクレオ(グリコ)
江崎グリコ アイクレオ 赤ちゃんミルク(液体ミルク)125ml
- ほほえみ(明治)
の2種類で、いずれも粉ミルクバージョンのものとほとんど成分も変わりません。
また、海外の液体ミルクで特に有名なのが、
- Similac(シミラック・アメリカ)
- Aptamil(アプタミル・ドイツ)
の2種類で、こちらはネットなどで購入する事が可能です。
まだまだ液体ミルクになじみのない日本ですが、現在さまざまなメーカーが開発中とのことですので、今後はどんどん液体ミルクが発売されていく事が予想されますね。
グリコ「アイクレオ」と明治「ほほえみ」はどっちが良い?
両者には、以下のような違いがあります。
- アイクレオは内容量がほほえみに比べて少ないが、紙パック式で持ち運びに便利
- ほほえみはアイクレオに比べて内容量が多く、保存期間が1年ある
なので、例えば
- 「基本は母乳だけれど、ミルクを足したい・ちょっとした時に使いたい!」
という場合には、飲み残しが少なくて済む、軽くて持ち運びにより適したアイクレオがおすすめです。
- 「非常時用にストックしておきたい」
という場合には、スチール缶で衝撃にも強く、保存期間が1年あるほほえみがおすすめです。
このように、お子さんの飲む量や用途に合わせて選びましょう。
液体ミルクはどこで買える?
発売当初はなかなか見つけられませんでしたが、今は比較的どこでも変えます。
- ドラックストア
- 赤ちゃん本舗
- 西松屋
- トイザラス
- イオンなどの大手スーパー
- ビックカメラ
もちろん、amazonや楽天といった通販でも買えます。
コンビニでは、ローソンとファミリーマートが取り扱っています。
液体ミルクのメリット・デメリット
先ほどもちらっと紹介させて頂いたように、液体ミルクはメリットもありますが、デメリットもあります。
ここでは、よりよく液体ミルクを知ってもらうために包み隠さずにどちらも紹介しましょう。
液体ミルクのメリット
では早速、液体ミルクのメリットですが、
- 調乳いらずですぐに飲ませられる
- 外出時に荷物が少なく済む
- ライフラインが止まっても安心して飲ませられる
といった点が大きなメリットです。何と言ってもそのまま飲ませられるので、万が一の際にも安心できるのが嬉しい点ですね。
液体ミルクのデメリット
利便性の高い液体ミルクですが、実は
- 粉ミルクと比較して割高
- 開封後の保存ができない
といったデメリットがあります。
特に値段の面では現在販売されている日本製の液体ミルクは、粉ミルクの2倍以上のお値段となってしまいますし、更に飲み切れない分はロスとなります。はっきりいって粉ミルクと比較するとコスパは良くないといえるでしょう。
ただし、いずれも粉ミルクバージョンのものと味や栄養、成分はほとんど変わりません。
なお、液体ミルクが導入された当初、「液体ミルクは危険なんじゃないか?」という声があがったこともありました。しかし、液体ミルクは粉ミルクと比べて危険ということはなく、新しくて知らないものに対する不安の現れだったことがわかっています。
また、「液体ミルクは手抜きだ!愛情不足だ!」と言われることもあったようですが、それも感情的な意見で、粉ミルクと何かが変わるわけではないということがわかっています。
はじめてのものが導入される際には、色々な意見・感情が噴出しますね。
このように、液体ミルクにはメリットもデメリットもあります。ですが、ママの育児を助けてくれるアイテムには変わりありませんので、メリットとデメリット両方を理解した上で、
- 普段は粉ミルク
- 外出時や災害用に液体ミルクを用意する
など、場面や状況に応じて使い分けるのもおすすめです。
【まとめ】赤ちゃんにあげる液体ミルクの使い方
さて、ここまで液体ミルクの云々について紹介させていただきました。最後にまとめです。
液体ミルクの使い方は?
- 消毒した哺乳瓶を用意する
- 液体ミルクを軽く振って開封する(メーカーによって開封方法が違うので注意)
- 哺乳瓶に注ぎ入れる
- 哺乳瓶の乳首をつける
液体ミルクの保存方法と注意点は?
常温で保存可能。注意点は…
- 使い残しは必ず廃棄する
- 始める際は少量から
液体ミルクが外出時や災害時におすすめな理由は?
- 外出時の荷物が少なく済む
- 長期保存が可能で災害用に備蓄できる
- 使い捨ての容器や乳首なども販売されている
液体ミルクのメリットとデメリットは?
<メリット>
- 調乳いらずですぐに飲ませられる
- 外出時に荷物が少なく済む
- ライフラインが止まっても安心して飲ませられる
<デメリット>
- 粉ミルクと比較して割高
- 開封後の保存ができない
日本では新参者の液体ミルク。デメリットもありますが、ミルクをあげているママをサポートしてくれるアイテムには変わりありません。液体ミルクの正体を見破って、子育ての中に上手く取り入れてみましょう!
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5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。