こんにちは。液体ミルクの恩恵にあやかりたかったゆーままです。
お湯を沸かす手間もミルクを測る手間も不要な液体ミルクは、便利で使い勝手も良いですよね。けれど「開封したら、子どもが飲みきれずに液体ミルクが残ってしまった…」なんて事ありませんか?
液体ミルクって粉ミルクに比べて価格もお高めですし、余った分を保存しておきたいけれど、気になるのが衛生面ですよね。お子さんが口にするものだし、保存が可能なのか知りたい!と思っている方もいらっしゃるはず!
そこで、一度開封した液体ミルクの保存は可能なのかという点について徹底的に調べましたので紹介します!
液体ミルクの飲み残しを手に持って悩んでいるそこのママ!必見です!
もくじ
開封後の液体ミルクは保存できる?
さて早速ですが、疑問点である「液体ミルクの飲み残しは保存できるのか?」という点についてお答えしましょう!
答えは、
基本的にNG!
です。
なぜなら、液体ミルクは粉ミルクと同様に栄養がたっぷり入っています。という事は雑菌にとってもエサの宝庫。赤ちゃんのためにも防腐剤は入れず、高温滅菌と密封機能で衛生面が保たれています。
開封した瞬間から、空気中・移し替え用の哺乳瓶・赤ちゃんの唾液など様々なところにいる雑菌が入り込み、この豊富な栄養を元に繁殖がはじまるのです。
このため、飲み残しを再利用すると、繁殖した雑菌に負けて赤ちゃんが体調を崩してしまう可能性もあります。
ですので、現在液体ミルクを販売しているメーカーでも基本的には1回で使い切る事を推奨しています。
特に、哺乳瓶に液体ミルクを全て移し替えて、お子さんが全て飲まなかった場合などの飲み残しは唾液が逆流して菌が繁殖しやすくなります。
絶対に再利用は避けましょう!
口をつけなかった残りは冷蔵庫で保存できる?
口をつけた液体ミルクの再利用がNGなのはご納得いただけたかと思いますが、「口をつけていない液体ミルクはどうなの?」と疑問に思いますよね。ここでいう口をつけていない液体ミルクとは、哺乳瓶に移し替えず容器に残ったものなどです。
こちらの場合も基本的におすすめは出来ません。
空気中にも菌は浮遊しているので、一度開封して空気に触れる事によって液体ミルクに菌が入り込んでしまいます。また冷蔵庫内にも菌がいるので、冷蔵庫に入れたからといって安心できるわけではありません。
ですので、口をつけなくても基本的には廃棄するようにしましょう。
一度温めた後、使用しなかったら保存してよい?
基本的にはそのまま飲める液体ミルクですが、中には温めてから飲ませる方もいらっしゃいますよね。
【関連記事】液体ミルクの温め方!自宅・外出先で温め方と4つの禁止事項
温め方は色々あるのですが、温めたけれど結局飲まなかった場合、使用しなかった液体ミルクは残しておいていいのか迷いませんか?
温めた後の保存については次の2パターンあります。
未開封で温めたけれども使用しなかった
この場合は保存可能です。未開封であれば密封状態で殺菌してあるので品質に変化の恐れはありません。賞味期限までの保存が可能です。
哺乳瓶に移し替えて温めたけれども使用しなかった
この場合は、NGです!
哺乳瓶に移し替えることで空気に触れているので雑菌が繁殖しやすくなります。ですので、保存はせずに廃棄しましょう!
このように液体ミルクは基本的に口を付けていてもつけていなくても、基本的に残りは廃棄処分となっています。けれど液体ミルク自体が高価なので、正直保存したいという方もいるはず。
そこで、次からはお勧めは出来ませんが、液体ミルクを冷蔵保存をしたい時の注意事項を紹介します。
液体ミルクを冷蔵保存する際に気を付けること
基本的には飲み切りの液体ミルクですが、口をつけていない液体ミルクが余ってしまうともったいないと思う方もいらっしゃいますよね。ましてや液体ミルクって粉ミルクに比べて高価ですし、出来れば節約したいと思う気持ち、分かります。
もし残った液体ミルクを保存するのであれば、あまりおすすめは出来ませんが必ず冷蔵保存をしましょう。
ただし、次の点に注意してくださいね。
- 開封後はすぐにラップをして冷蔵庫に入れる
- 保存期間は5時間以内
- 冷蔵保存した液体ミルクは温めて使用する
- 飲ませる前に見た目や匂いに変化がないか確認する
では詳しく紹介していきましょう。
開封後はすぐにラップをして冷蔵庫に入れる
冷蔵保存が可能なのは
- お子さんが口をつけた、哺乳瓶に入っている飲み残し
ではなく、
- 哺乳瓶に移し替える前の、元々の容器に残っている液体ミルク
です!これは必ず守りましょう。
冷蔵保存をする時は、容器のまま保存することになります。液体ミルクを飲む分だけ哺乳瓶に移し替えたら、すぐに容器のままラップをして冷蔵庫に入れましょう。この時、注ぎ口を清潔な布などで拭いておくのをおすすめします。
開封後の液体ミルクですが、空気に触れるとその分雑菌も繁殖しやすくなってしまいます。ですので、開封後はすぐにラップでしっかり密閉しましょう!
保存時間は5時間以内
冷蔵保存している液体ミルクは5時間以内であれば体調等に影響を与えないとされています。ですが、開封したときから劣化が始まっていますので、出来るだけ早めに使用しましょう。
冷蔵保存した液体ミルクは温めて使用する
冷蔵保存している液体ミルクは冷蔵庫でキンキンに冷えています。
ビールであれば申し分ないのですが、液体ミルクは赤ちゃんが飲むものです。
冷えている液体ミルクは、哺乳瓶に移し替えてから湯煎するなどして温めてから飲ませましょう。
飲ませる前に見た目や匂いに変化がないか確認する
細心の注意を払っていても、液体ミルクは栄養がたっぷりのものです。雑菌などが繁殖して品質に変化が起きていることもありますので、お子さんに飲ませる前に、必ず見た目や匂いに変化がないか大人が確認しましょう。
このように、液体ミルクを冷蔵保存する際には様々な注意が必要です。ただし、液体ミルクは飲み切り前提としてメーカーも提供しており、冷蔵保存は推奨されていません。ですので、液体ミルクの冷蔵保存はあくまで自己責任となりますのでご注意ください!
また口を付けてしまった飲み残しについては次で紹介しますのでぜひ目を通しておきましょう!
液体ミルクの飲み残しはどうする?
さて、哺乳瓶に移し替えてお子さんが口をつけてしまった飲み残しの液体ミルク。
こちらは必ず廃棄してください!
なぜかというと、先ほども少し紹介させて頂いたように液体ミルクは栄養がたっぷりです。
そして人間の唾液には様々な菌がいます。
栄養たっぷりの液体ミルクは菌にとってエサの宝庫!菌が増殖したり繁殖する好立地条件になるわけです。
ですので、飲み残しの液体ミルクを抵抗力の弱いお子さんにあげるとお腹を壊したり、体調不良の原因になる可能性が高くなるのです。
このように、開封後の飲み残しの液体ミルクをお子さんにあげるのは賞味期限内であっても絶対にやめましょう!
家事育児にノータッチの旦那さんへの腹いせに飲み物に混ぜるのは、まあ、ノーコメントで…笑。
【まとめ】液体ミルク開封後の余った飲み残しはどうする?
さて、ここまで開封後の液体ミルクについて紹介させていただきましたが、最後にまとめです。
開封後の液体ミルクは保存できる?
温めたけれども使用しなかった液体ミルクは保存できる?
自己責任で口を付けなかった液体ミルクを保存する時の注意点は?
- 開封後はすぐにラップをして冷蔵庫に入れる
- 保存期間は5時間以内
- 冷蔵保存した液体ミルクは温めて使用する
- 飲ませる前に見た目や匂いに変化がないか確認する
飲み残してしまった液体ミルクはもったいない気もしますが、赤ちゃんの健康を考えて廃棄するのが一番です。ただ、様々な事情で液体ミルクを冷蔵保存する時に、あくまで自己責任という事を念頭に、何らかの変化があれば絶対に飲ませるのはやめましょう。
5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。