ゆーままゆーまま

こんにちは。ミルクを飲む赤ちゃんにほっこりするゆーままです。

日本でも解禁されて、以前に比べてメジャーになりつつある液体ミルク。すぐにそのまま飲ませられるので、とても便利ですよね。

ですが液体ミルクって最近出た新入りですし、何より粉ミルクがメジャーになっている日本です。なんとなく液体ミルクに不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に北海道で起きた地震の際には液体ミルクが危険視されているような報道もありましたし液体ミルクの安全性が気になる方や、液体ミルクを使うことのメリットやデメリットを知りたい方も多いはず。

そこで、

  • 液体ミルクが果たして本当に安全なのか
  • 液体ミルクだからこそのメリットやデメリット

について徹底的に調べましたので紹介します!

液体ミルクに不安や疑問を抱いている方はこれを読んで解決しましょう!


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日本でも発売!液体ミルクとは?

液体ミルク 危険 飲むな 安全性 デメリット
では早速ですが、液体ミルクの危険性・安全性について触れる前提知識として、まずは液体ミルクの基本的な事について確認してみましょう。

液体ミルクとは?

液体ミルクとは名前の通り、液体状で売っている赤ちゃん用のミルクのことです。液体ミルクはまだ開発中のメーカーも多く、現在販売されている液体ミルクは「アイクレオ(グリコ)」と「ほほえみ(明治)」の2社となっています。

粉ミルクがメジャーの日本で液体ミルクの販売が解禁になったのは、2018年とごく最近のことです。

ですが、実は海外では粉ミルクよりも液体ミルクの方が一般的な国も多く、40年以上前から普及しているところもあります。

ゆーままゆーまま

海外のママ達にとって液体ミルクは当たり前なんですね。

液体ミルクの特徴とは?

液体ミルクの特徴は何といっても液体で売られているという点です。粉ではなく液体状で販売することで、次のような特徴があります。

  • 調乳いらずですぐにそのまま飲める
  • ライフラインが心配な災害時にも安心して飲ませられる

液体ミルクにはこのような特徴がありますが、粉ミルクと比較した栄養成分は次の通りになっています。

粉ミルクと栄養成分は違う?

現在販売されている2社の粉ミルクと液体ミルクを比較すると、どちらも栄養成分に大きな違いはありません。また味も大きな差はなく、粉状か、液体状かという形状が違うことで価格や特徴が異なってくるようです。

【関連記事】粉ミルクと液体ミルクの違いを徹底比較!味や栄養、価格は?

 

ここまで簡単ではありますが、液体ミルクの基本について紹介させて頂きました。とても便利なものには違いないのですが、液体ミルクに関して次のような噂があるのをご存知でしょうか?


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液体ミルクが危険って本当?

液体ミルクは利便性が良い一方で、危険なので飲用は避けた方が良いという話を聞いたことがある方も多いですよね。この話は、添加物などの安全性に不安がある事が一因となっているようです。
では、実際に現在販売されている2社の粉ミルクと液体ミルクの原料表示はどうなっているのか比べてみましょう。

まずはグリコの「アイクレオ」です。

液体ミルク 粉ミルク
原材料 調整食用油脂(分別ラード、オレオ油、大豆油、ヤシ油、パームオレイン)、ホエイパウダー、乳糖、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、ガラクトオリゴ糖液糖、エゴマ油/V.C、レシチン、炭酸K、塩化K、水酸化Ca、V.E、イノシトール、タウリン、5’-CMP、硫酸亜鉛、ウリジル酸Na、硫酸鉄、ナイアシン、5’-AMP、パントテン酸Ca、硫酸銅、V.A、イノシン酸Na、グアニル酸Na、V.B1、V.B2、V.B6、カロテン、葉酸、ビオチン、V.D、V.B12、(一部に乳成分・大豆を含む) 調整食用油脂(分別ラード、オレオ油、大豆油、ヤシ油、パームオレイン)、ホエイパウダー、乳糖、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、ガラクトオリゴ糖、エゴマ油/レシチン、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、ビタミンC、タウリン、イノシトール、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、5′-シチジル酸、ビタミンE、5′-ウリジル酸ナトリウム、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、5′-アデニル酸、5′-イノシン酸ナトリウム、5′-グアニル酸ナトリウム、硫酸銅、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、β-カロテン、葉酸、ビオチン、ビタミンD3、ビタミンB12、(一部に乳成分・大豆を含む)

 

お次は明治の「ほほえみ」です。

液体ミルク 粉ミルク
原材料 乳糖、調整食用油脂(豚脂分別油、大豆白絞油、パーム核油、精製魚油、アラキドン酸含有油脂)、脱脂粉乳、乳たんぱく質、デキストリン、バターミルクパウダー、フラクトオリゴ糖、ホエイパウダー、食塩、酵母/炭酸Ca、V.C、炭酸K、塩化Mg、イノシトール、塩化K、クエン酸鉄Na、コレステロール、タウリン、硫酸亜鉛、V.E、L-カルニチン、シチジル酸Na、パントテン酸Ca、ナイアシン、ウリジル酸Na、イノシン酸Na、グアニル酸Na、硫酸銅、5′-AMP、V.B₁、V.A、V.B₆、V.B₂、葉酸、カロテン、V.K、ビオチン、V.D、V.B12 乳糖、調整食用油脂(豚脂分別油、大豆白絞油、パーム核油、精製魚油、アラキドン酸含有油脂)、乳清たんぱく質、カゼイン、フラクトオリゴ糖、バターミルク、デキストリン、脱脂粉乳、食塩、乳リン脂質抽出物、酵母、ピロリン酸鉄、炭酸Ca、リン酸Ca、炭酸K、塩化Mg、V.C、イノシトール、塩化K、コレステロール、タウリン、V.E、塩化Ca、硫酸亜鉛、シチジル酸Na、V.A、V.D、パントテン酸Ca、ウリジル酸Na、L-カルニチン、ナイアシン、イノシン酸Na、グアニル酸Na、5′-AMP、硫酸銅、V.B1、V.B2、V.B6、カロテン、葉酸、V.K、V.B12

 

つらつらと原材料について表記させていただきましたが、一言でまとめましょう。

液体ミルクだからと言って危険な添加物は入っていません!

液体であれ粉であれ、品質劣化を防いだりするために、確かに添加物は入っています。しかし、両者とも小さな赤ちゃんに飲ませるものである事を十分考慮した安全な添加物を配合しています。さらに、粉ミルクと比べて液体ミルクの方が添加物が多いということもありません。

ですので、必要以上に液体ミルクの添加物を心配する必要はないのです。

「液体ミルク危険飲むな!」といわれたのはなぜか

液体ミルクが危険と言われる所以には、添加物の問題に加えてもう一つの騒動が起因しています。

それは災害時における液体ミルクの使用です。

日本中に未曽有の災害を招いた2011年の東日本大震災の際にも、実は支援物資として海外の液体ミルクが届けられました。ですが、当時は液体ミルクの認知が低く結果として使用を控えるようにされてしまいました。

特に液体ミルクに関して、記憶に新しいのが2018年9月に北海道を襲った大地震です。

この時はまだ日本での液体ミルクの販売や製造が解禁になったばかりで国内の液体ミルクが普及しておらず、北海道の要請を受けて東京都が災害用に備蓄していたフィンランドの液体ミルクを送りました。ですが、北海道では「国内で使用例がない」という事で備蓄用に回されてしまい、結果として液体ミルクを使用する事はありませんでした。

この「国内で使用例がない」という認識が「液体ミルクは危険なので飲むな!」という誤った現象を巻き起こしてしまったようです。

けれど実際は…

実際は2016年の熊本地震や、2018年7月の西日本豪雨で被害を受けた岡山や愛媛でも液体ミルクが使用されており、決して「国内での使用例がない」という訳ではありませんでした。ですが、やはり当時は液体ミルクの認知度や安全性の誤認から、多くの人に活用されていなかったのが液体ミルクの誤った誤解を招いてしまったようです。

最近になって国内2社から液体ミルクが販売されたこともあり、以前に比べて液体ミルクの認知度も高くなってきました。

ゆーままゆーまま

これからどんどん液体ミルクが広く普及していく事が予想されますね。

 

さて、ここまでで液体ミルクは

  • 特別な危険性はない
  • 安全性に配慮されたミルク

ということを確認できたかと思います。

そこで次に、メリット・デメリットはどうなのかを紹介していきましょう。


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液体ミルクのメリット、デメリットは?

液体ミルク 危険 飲むな 安全性 デメリット

液体ミルクのメリット

ではまず最初に液体ミルクのメリットから紹介していきましょう。

液体ミルクのメリットはコチラです。

  • 調乳入らずですぐ飲ませられる
  • 外出時に荷物が少なく済む
  • パパの育児参加がしやすい
  • 災害時に便利

では詳しく紹介していきましょう。

調乳入らずですぐ飲ませられる

液体ミルクのメリットは一番にコレです。封を開けて哺乳瓶に移すだけなので、お湯を準備したり、ミルクを測る必要がありません。枕元に液体ミルクを置いておけば夜中のミルクもスムーズですね。

外出時に荷物が少なく済む

液体ミルクであれば外出用にお湯やミルクを用意する必要がありません。おむつやおしりふき、着替えなどとにかく子連れの荷物は多くなりがちなので、荷物が少なく済むのは嬉しいですよね。

パパの育児参加がしやすい

普段ミルクを作り慣れていないパパがいざ調乳しようとすると、お湯の温度やミルクの量などとにかくアタフタしてしまいがちです。液体ミルクなら哺乳瓶に移し替えるだけなのでパパもミルクをあげやすいです

災害時に便利

地震や台風などの災害時にはライフラインが止まってしまい、ミルクを作るためのお湯や水が手に入りにくい可能性も大いにあります。液体ミルクを備蓄しておけば、電気や水道が止まってしまっても安心してお子さんにミルクを飲ませてあげられます。

 

液体ミルクにはこのようなメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。

液体ミルクのデメリット

  • 価格が高い
  • ロスが生まれる(余って捨てる分が出てくる)

こちらも詳しく紹介していきましょう。

価格が高い

液体ミルクの一番のデメリットともいえる点です。現在販売されている2社の液体ミルクそれぞれで値段は異なりますが、どちらも粉ミルクに比べてコスパが悪いです。特に飲む量が多いお子さんは尚更です。

ロスが生まれる(余って捨てる分が出てくる)

液体ミルクは基本的に開封後は飲み切りを推奨しており、残った分は廃棄しなければなりません。ですので、少量しか飲まなかった場合も残りはロスになってしまいます。

粉ミルクの場合は、飲む分だけ作れば良いので、粉ミルクと比較するとロスが多くなります。

【関連記事】液体ミルク|開封後に余った飲み残しは冷蔵庫で保存できるの?

 

このように、液体ミルクにはメリットもデメリットもあり、一概にパーフェクトな商品とは言えません。ですが、使い方によっては子育てを楽にしてくれるアイテムです。次に紹介する注意点を踏まえてぜひ活用しましょう。


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液体ミルクを使う時の注意点

メリットもデメリットもある液体ミルクを活用する際には次の点に注意しましょう。

残ったものは使用しない

飲み切れなかった液体ミルクの使用は絶対に避けましょう。

一度開封して空気に触れると雑菌が入り込み、更に栄養豊富な液体ミルクは雑菌にとってエサの宝庫です。雑菌が繁殖して品質の劣化を招き、お子さんに開封後のものを再度飲ませるとお腹を壊してしまったり体調を崩してしまう可能性もあります。

飲み残しは絶対に廃棄しましょう。

初めての時は少量から始める

お子さんによっては液体ミルクを好まないお子さんもいます。離乳食をあげる時と同じく、液体ミルクも初めての時には少しずつあげていきましょう。

また、災害時用に液体ミルクをストックしている方は、万が一の際にもお子さんがすんなり液体ミルクを飲めるよう、普段のミルクに取り入れるなどしておきましょう。

普段使いにも災害時にも便利な液体ミルクですが、使用する際には注意点がありますので、紹介させて頂いた点に注意して液体ミルクを活用しましょう!

【まとめ】液体ミルクは危険?安全?

さて、ここまで液体ミルクの安全性などについて紹介させていただきましたが最後にまとめです。

液体ミルクは危険という噂は本当?

体に害のある添加物が入っているわけではなく、いたって安全なもの!「知らない=不安」というのが噂の本質だった。

液体ミルクのメリットとデメリットは?

<メリット>

  • 調乳入らずですぐ飲ませられる
  • 外出時に荷物が少なく済む
  • パパの育児参加がしやすい
  • 災害時に便利

<デメリット>

  • 価格が高い
  • 開封後の保管が出来ない

液体ミルクを使用する際の注意点は?

  • 残ったものは使用しない
  • 初めての時は少量から始める

色々な噂がある液体ミルクですが、お子さんにとって決して害のあるものではなく至って安全です。デメリットもありますがメリットも沢山ありますので、普段の育児にもうまく取り入れて少しでもママの負担を減らしてみてくださいね!


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