こんにちは。年々進化するベビー用品に驚愕するゆーままです。
粉ミルクでミルクを用意する時、「あれ、今何杯目だっけ?」と分からなくなり、結局最初からやり直した経験ありませんか?このわずらわしさも、お湯を沸かす事もしなくてよい液体ミルク。
とっても便利ですし、パパに預ける時も液体ミルクなら安心できますよね。
この液体ミルクですが、粉ミルクと比べて少しお値段が高めですよね。「同じ売り場に売っている粉ミルクとは栄養か何かが違うのでは?」と疑問に思いませんか?またそれぞれのメリットを比較したい!という方もいらっしゃるはず。
そこで、液体ミルクと粉ミルクの違いや、それぞれのメリットやデメリットについて徹底的に調べましたので紹介します!
これを読んで液体ミルクと粉ミルクの違いを理解しましょう!
もくじ
粉ミルクと液体ミルクの違いは?
現在販売されている液体ミルクは、グリコのアイクレオと明治のほほえみの2種類です。この2種類は粉ミルクでも販売されているのはご存知かと思います。
後者のほほえみは粉ミルクがキューブ状になっている「らくらくキューブ」も販売されており、こちらも使い勝手が良いと評判ですよね。
ですがそもそも、この液体ミルクと粉ミルクの違いは何なのか?同じ栄養成分なのか、味は同じなのか気になる所ですよね。
そこで同じ名称で販売している2社の液体ミルクと粉ミルクのそれぞれの違いを、次のように表にしてみましたので、まずはご覧ください。
アイクレオ(グリコ)
液体ミルク | 粉ミルク | |
---|---|---|
名称 | アイクレオ 赤ちゃんミルク | アイクレオ バランスミルク |
栄養成分
100mlあたり |
カロリー 68kcal
タンパク質 1.4g 脂質 3.8g 炭水化物 7.1g |
カロリー 66.4kcal
タンパク質 1.5g 脂質 3.5g 炭水化物 7g |
調乳方法 | 1.赤ちゃんミルクと消毒した哺乳瓶を用意
2.ストローのストッパー部分が隠れるように挿込み、手前に少し戻して、穴をふさぐ 3.ストローを曲げて、赤ちゃんミルクを哺乳瓶に注ぐ 4.哺乳瓶に乳首を付ける |
1.消毒した哺乳ビンに70度以上のお湯をできあがり量の2/3ほど入れる
2.添付の計量スプーンで必要量のミルクをすりきって入れる 3.火傷に注意して、哺乳ビンを軽く振って溶かす 4.できあがり量まで、お湯を加える 5.乳首をつけて、火傷に注意しながら更によく溶かす。授乳する前に手首に2-3滴落として体温くらいの温度かどうか必ず確認する |
価格 税抜 |
200円
1本あたり125ml 100mlあたり160円 |
2,498円 1缶800g 100mlあたり39.7円 |
保存期間 | 未開封…製造から6か月
開封後…飲み切れなかった分はすぐに廃棄する |
未開封…製造から12~18か月
開封後…1か月 |
アイクレオの場合、栄養成分に大きな違いはありませんし、味も液体と粉ミルクで大きな差はありません。ですが、アイクレオの液体ミルクは125mlで200円と高めです。そのため、100mlあたりの粉ミルクのコストと比較すると大きな差が出てくるのが分かります。
また液体ミルクは開封後は飲み切りですが、粉ミルクは1か月程保存が可能なのも大きな違いです。
ほほえみ
液体ミルク | 粉ミルク | キューブ状ミルク | |
---|---|---|---|
名称 | ほほえみ らくらくミルク | ほほえみ | ほほえみ らくらくキューブ |
栄養成分
100mlあたり |
カロリー 68kca
タンパク質 1.65g 脂質 3.5g 炭水化物 7.66g
|
カロリー 68.3kcal
タンパク質 1.5g 脂質 3.5g 炭水化物 7.7g |
カロリー 68.3kcal
タンパク質 1.5g 脂質 3.5g 炭水化物 7.7g |
調乳方法 | 1.缶に汚れ、破損がないか確認する
2.缶の口を清潔にする 3.缶をよく振ったら、フタをあける 4.清潔な容器に移し替え |
1.器具を消毒する
2.哺乳ビンに粉ミルクを入れる 3.お湯を入れ、ミルクを溶かす 4.水でさます |
1.器具を消毒する
2.哺乳ビンにらくらくキューブを入れる 3.お湯を入れ、らくらくキューブを溶かす 4.水で冷ます |
価格 税抜 |
215円
1本あたり240ml 100mlあたり89.5円 |
2,490円
1缶あたり800g 100mlあたり42.1円 |
1,618円
1箱あたり432g 100mlあたり50.6円 |
保存期間 | 未開封…製造から1年
開封後…飲み残した分はすぐに廃棄する |
未開封…製造から12~18か月
開封後…1か月 |
未開封…製造から18か月
開封後…1週間 |
ほほえみは液体ミルク、粉ミルクの他にキューブ状のミルクもありますので、参考になればと思い紹介させて頂きました。
ほほえみの場合もアイクレオ同様に栄養成分などに大きな違いはなく、味も大きな差はありません。ですが、ほほえみの液体ミルクもアイクレオ同様に粉ミルクと比較するとどうしても値段が高くなります。内容量はアイクレオの2倍の240mlですが、粉ミルクと比較すると2倍程コストがかかってしまいます。
また、液体ミルクは開封後は飲み切りですが、粉ミルクやキューブはある程度保存が可能です。
このように、アイクレオもほほえみの両者とも栄養や味は大きく変わりません。ですが、液体ミルクの場合は、粉ミルクに比べて割高になり、保存期間も液体と粉で変わってくるのが分かります。
そこで、この表から分かる液体ミルクと粉ミルクそれぞれのメリットデメリットを次で詳しくみていきましょう。
液体ミルクと粉ミルク、それぞれのメリット・デメリットは?
2社の液体ミルクと粉ミルクの比較から分かったメリットとデメリットを解説していきましょう。
液体ミルクのメリット
調乳入らずで手間が少ない液体ミルクのメリットは次の点です。
- 調乳なしですぐ飲める
- 外出の負担が減る
- 災害時に便利
では詳しく紹介していきましょう。
調乳なしですぐ飲める
液体ミルクの一番のメリットはこれです。お湯を準備したりミルクを測る必要がなく、哺乳瓶に注ぐだけなので手間も時間もかかりません。赤ちゃんが愚図ってアタフタしてしまう心配もないので安心ですね。
外出時の負担が減る
粉ミルクの場合、哺乳瓶やお湯、測ったミルクを持って行くため、荷物も多くなります。ですが、液体ミルクであれば液体ミルク本体と哺乳瓶を持って行けば良いので荷物もかなり減ります。ただでさえ子連れの荷物は多いですし、少しでもカバンが軽くなるのは嬉しいですよね。
災害時に便利
液体ミルクの特徴はそのまま飲めるという点です。ですので、電気や水道などのライフラインが止まってしまった災害時でもお子さんに安心して液体ミルクをあげる事が出来ます。災害が多い日本に必要なアイテムですね。
このように液体ミルクには様々なメリットがありますが、一方でこんなデメリットもあります。
液体ミルクのデメリット
- 粉ミルクと比較して高い
- 量の調整がしにくい
- 季節によっては手間がかかる
ではこちらも詳しく紹介します。
粉ミルクと比較して高い
液体ミルクの一番のデメリットは表からも分かる通り、なんと言ってもコストが高いという点です。
アイクレオとほほえみの液体ミルクを比較するとほほえみの方が量が多く、コスパは良い方です。ですが、それでも同じメーカーの粉ミルクと比較すると2倍程高めになります。
少量であれば良いのですが、飲む量が増えれば増えるほどコストも大きく差がついてしまう事になるので、経済的な負担は大きくなるわけです。
量の調整がしにくい
液体ミルクは基本的に飲み切りとなっており、一度開封した液体ミルクは保存しておく事は出来ません。ですのでお子さんにあげるミルクの量が少ない時にも残りはロスになってしまい、あげたい分だけ使うという事が出来ないのです。
季節によっては手間がかかる
液体ミルクはそのまま飲めるのがメリットではありますが、保存場所が寒い所であったり、お子さんの好みによっては、そのままでは飲んでくれない事もあります。そうなると哺乳瓶に移してから湯煎するなどの手間がかかる事もあり、温める手間も増えてしまうのです。
このように液体ミルクにもメリットデメリットがありますが、同様に粉ミルクにもメリットデメリットがありますので紹介していきましょう。
粉ミルクのメリット
日本ではとてもメジャーな粉ミルクのメリットは次の点です。
- 価格が安い
- 開封後も保存が可能
- 必要な量だけ作れる
では詳しく紹介しましょう。
価格が安い
液体ミルクと比較した粉ミルクの一番のメリットは価格です。液体ミルクと比較すると半分以下のコストです。ですので、あげる量が増えても液体ミルクよりもかなり値段を抑える事が出来ます。
開封後も保存が可能
粉ミルクは開封後も1か月以内であれば保存が可能です。特にミルク育児の方であれば量が多いものを購入しても、1か月以内に使い切ってしまう事も多いので無駄になりません。また未開封であれば液体ミルクと比較して保存期間が長いのも嬉しい点です。
必要な量だけ作れる
粉ミルクは必要な量に応じて粉ミルクを測ります。ですので、開封後は使い切りの液体ミルクと比較しても量の調整が可能です。特に少しだけミルクを足したいという時であれば、無駄にもならずコストも安く済みます。
粉ミルクにはこのようなメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。
粉ミルクのデメリット
- 作る手間がかかる
- 外出時の荷物が多い
- 災害時に不便
では詳しくみていきましょう。
作る手間がかかる
粉ミルクはお湯を準備したりミルクを測ったりミルクを冷ますなどの手間があるので、もちろん時間もかかります。手間や時間がかかるので特に夜間のミルクが面倒に感じてしまうママも少なくないのが正直なところです。
外出時の荷物が多い
粉ミルクですと外出時は哺乳瓶に加えて、お湯や測ったミルクなどを準備しなければならず荷物も多くなります。外出時はミルクの他にもおむつや着替え、離乳食を持って行くこともありますので、かなりの荷物になる事も多いです。
災害時に不便
粉ミルクはお湯が必須です。ですが災害時は水道などのライフラインが止まってしまう事も多く、その場合ミルクを用意できない事もあります。
実際に災害時にミルクが作れず大変な思いをしたという声もあるようです。
このように液体ミルクと同じように粉ミルクにもメリットとデメリットがあります。そこで、この両者のメリットとデメリットを踏まえて私としては次のような使い方をおすすめします!
赤ちゃんの飲む量や使用用途によって選ぼう!
先ほど詳しく紹介させて頂いた様に、粉も液体もそれぞれでメリットとデメリットがあり一概にどちらが良い!とは言えません。
ですので、次のように使うシーンに分けて使い分けるとコストも抑えられ、なおかつママの手間や時間も省けます。
日中と夜間で使い分ける
お子さんの飲むミルクの量が多い場合、全てを液体ミルクにするとかなりのコストがかかりますが、粉ミルクだと夜間の調乳が面倒な時もありますよね。
そんな時には日中は粉ミルクにしてコストを削減し、夜間は枕元に液体ミルクを置いておきましょう。液体ミルクを購入する分のコストはかかりますが、夜間の調乳がなしになるのでママの負担も少なくなります。
調乳入らずで便利ですので、ぜひパパにも夜間のミルクを手伝ってもらいましょう(いびきかいていたらたたき起こしましょう!笑)。
外出時は液体ミルクを持って行く
外食や旅行などのときには携帯に便利な液体ミルクを持って行きましょう。お湯やミルクを用意する手間もないですし荷物も少なく済みます。またぐずるお子さんにもすぐにあげられるのでとても便利です。
現在販売されている液体ミルクは、紙パックと缶タイプのものがありますので、お子さんの飲む量などに合わせて用意するのがおすすめです。
災害時のストックは液体ミルクを用意しておく
災害時用に備蓄しておくのであれば、液体ミルクを用意しておくのがおすすめです。哺乳瓶に注ぐだけなのでライフラインが止まってもミルクを作れない心配もありません。ただし賞味期限がありますので、備蓄のチェックと一緒に液体ミルクの期限も必ずチェックしておきましょう!
少量であれば粉ミルクのスティックやキューブタイプもおすすめ
基本的には母乳、たまにミルクの方もいらっしゃると思います。この場合ですと液体ミルクだと多すぎるし、缶の粉ミルクは1か月で使い切れないという事もあります。
実際私も粉ミルクを使い切れずに無駄にした経験あり…。
こんな時には缶タイプの粉ミルクではなく、個別包装になっているスティック状やキューブ状になっている粉ミルクを準備しておきましょう。
缶に比べて割高にはなりますが、開封していないものについては長期保存が可能です。また持ち運びもしやすく外出先にも持って行きやすいのでおすすめです。
このように液体と粉それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、状況や場面に応じて使い分けるとコストだけではなく手間や時間も省く事が出来ますので、ぜひ試してみてくださいね!
【まとめ】粉ミルクと液体ミルクの違いは?
さてここまで液体ミルクと粉ミルクの違いについて紹介させていただきましたが、最後にまとめをしておきましょう。
液体ミルクと粉ミルクで成分や味は異なる?
液体ミルクのメリットとデメリットは?
<メリット>
- 調乳なしですぐ飲める
- 外出の負担が減る
- 災害時に便利
<デメリット>
- 粉ミルクと比較して高い
- 量の調整がしにくい
- 季節によっては手間がかかる
粉ミルクのメリットとデメリットは?
<メリット>
- 価格が安い
- 開封後も保存が可能
- 必要な量だけ作れる
<デメリット>
- 作る手間がかかる
- 外出時の荷物が多い
- 災害時に不便
液体ミルクと粉ミルクの上手い使い分けは?
- 日中と夜間で使い分ける
- 外出時は液体ミルクを持って行く
- 災害時のストックは液体ミルクを用意しておく
- 少量であれば粉ミルクのスティックやキューブタイプもおすすめ
液体ミルクと粉ミルクで成分や味に大きな差はありませんが、それぞれにメリットとデメリットがあります。両者の良い点も悪い点も踏まえた上で使い分けると子育てで大変な面も軽減されますので、紹介させて頂いたことを参考に上手く使い分けてみて下さいね!
5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。