こんにちは。すべてを諦めるという究極のイヤイヤ対処法を実践中のさとえつです。
子育てしているとぶち当たるイヤイヤ期。特に2歳過ぎたあたりからハードになりますよね。
- 洋服を着てくれない
- 靴下をはかずに靴を履く
- 特定の服しか着ない
- お風呂にはいらない
- 家とは別方向の道に行きたがる
- ダメよと言った事に限ってやりたがる
上記はすべてうちの子どもたちの行動です。
あ、あと最近はパジャマで保育園に行きたがる(先生と着替えたがる)というのもあるので、時々パジャマで保育園に行って、優しい保育士さんに着替えさせてもらっています(保育士さん、ありがとう!!)。
朝は決まった時間までに支度をして保育園に連れて行きたいのですが、これら全てのイヤイヤに真っ向勝負を挑んでいると、どうやったって時間が足りません。さらには園でどんな生活を送っているのか心配になってきます。
そこでこの記事では
- イヤイヤ期まっただ中のお子さんの保育園あるあるの解決法
- プロ(保育士)直伝のイヤイヤ期対処法
を紹介します!
記事中でご紹介する9つのテクニックを使うことで、子どもが「イヤっ!」と言わずに行動してくれます(実験済み)。お試しください。
もくじ
もう嫌!イヤイヤ期の保育園あるある解決の秘技
なんでもかんでも「イヤイヤ」されると本当に嫌になってしまいますよね。それが予定のある日の朝だったりするとなおのこと・・・。
- 朝の準備がスムーズに進まない
- 保育園に行きたがらない
- 保育園に連れて行くとギャン泣きして、先生も身構えている
- 保育園でちゃんと過ごせているか心配
- とにかくイヤイヤする子どもにイライラする
- 子供を叱る場面を見られて、周りの目が気になる
これらイヤイヤ期あるあるを解決してしまう秘技を紹介します。
朝の準備がスムーズに進まない
時間の無い朝に限って、何でもかんでも「いやーっ!」っとされてしまうんですよね。
そんなときの方法の一つとして、選択肢を与えてみましょう。
- 赤い服にする?青い服にする?
- シャツから着る?ズボンから履く?
- お母さんと保育園に行く?お父さんと行く?
など、選ばせてあげられるものは選ばせてあげましょう。
自分で選択したことだと、案外すんなり実行してくれたりします。
保育園に行きたがらない
保育園までの道のりが楽しいものになるように工夫してみましょう。
お気に入りの靴を用意してあげるのもよいですし、徒歩で行くのなら「お母さんと競争だよ~」とかけっこをとりいれて遊びながら保育園に向かうのもいいですね。
自転車や車での登園なら、ヘルメットや、車の中にしかないおもちゃなど、お気に入りの登園グッズを作るのもよいと思います。
我が家の娘は長靴が大好きで、晴れても真夏でも長靴で保育園に通っている時期がありました。
保育園に連れて行くとギャン泣きし、先生も身構えている
激しく泣くタイプのイヤイヤ期の子には保育園の先生ですら、少し手こずってしまうのかもしれませんね。
下記のような保育士さんの相談を見つけました。
保育士一年目。
私は2歳児担任ですが、クラスの子がどうも最近イヤイヤ期に突入しつつあります。オムツ替え、お片付け、おもちゃの貸し借り…断固拒否です。
「あら、いやなの?」となるべく平静を装いますが内心あわあわしています。それも成長の表れとして喜ぶべきところなんでしょうが…
声掛けって難しいですね。
子どもの気持ちが変わるような魔法の言葉ってないでしょうか…。毎日イヤイヤされると正直自信がなくなってきます( ; ;)
引用:Yahoo!知恵袋
この質問に対するベテラン保育士さんの回答としては『子どもと真剣に向き合って、声かけや援助しているのなら、それに勝る魔法の言葉ってないと思いますよ。』でした。
子どもは一人一人違うので、例えプロの保育士さんであろうと、地道に信頼関係を築くしかないのですね。
保育園の先生とコミュニケーションを上手くとりながら、
- うちの子は〇〇をすると機嫌が良いんです!
- △△に対するこだわりが強いみたいです。
など、子どもの情報を伝えあいましょう。
保育園でちゃんと過ごせているのか心配
基本的には保育士さんは子どもと過ごすプロだと信じてお任せするのが一番です。
とはいえ、それぞれ全く違う子ども達に少しでも早く対応してもらうため、こちらからも”情報”をどんどん伝えましょう!
保育園の先生とのコミュニケーションは、連絡帳や送迎時に交わす会話が主になると思います。それらを利用して、お出かけしたことやハマっている遊びなどを伝えれば、保育園の先生と子どもの会話のきっかけになります。
また、イヤイヤ期の子どもはまだ言葉が拙いとは思いますが、
- 「お散歩行ったの?」
- 「〇〇ちゃんと遊んだ?」
などの問いかけには答えてくれると思います。そんな会話から保育園での様子を想像してみるのもよいと思います。
とにかくイヤイヤする子どもにイライラする
すっっっごいわかります!「もう、好きにしなさい(怒)!!」とか言いたいです。
実際にそんなことをしたら自分の首を絞めるだけなので、言いませんが・・・。
多くのイライラは、次の3つに大別できると思います。
- 遅い(時間がかかる):自分でやりたがるために必要以上に時間がかかる
- 予定外の行動をとろうとする:食事中におもちゃで遊びたがる等
- 必要な行動をしない:ごはんを食べない、保育園に行こうとしない等
気持ちや時間の余裕を持つことで、親のイライラを多少軽減することはできますが、子どもによってイヤイヤの内容が違うので、本当に対応が難しいです。
そこで大活躍なのが、保育士さんや先輩ママ達のイヤイヤ期のテクニックです。子どもに合わせて応用のきくものも多いですよ。
「子どものイヤイヤ期を乗り越えるプロの技」の章で紹介するので、楽しみにしててください。
子供を叱る場面を見られて、周りの目が気になる
思うように行動してくれない子どもについイライラ。「注意」のつもりが、ついつい語気も荒くなってしまします。
そんな時は、『叱る』が『怒る』に変わらないよう、まず一呼吸おきましょう。
怒りのピークは6秒間だと言われています。そのため、この6秒間怒りを抑えることができれば、怒りに任せた衝動的な行動を抑えることができます。冷静に『叱る』ことは親として必要な行動です。
叱り方にもコツがあるので、詳しくは「イヤイヤ期の子どもへのNGワード」の章でお伝えします。
このように、様々な困難を引き起こすイヤイヤ期。そもそもなぜ存在するのでしょうか?
そもそもイヤイヤ期とは?
イヤイヤ期とは自我が芽生え始めで、自分の要求をぶつけてくる第一次反抗期のことです。
このイヤイヤ期と言われる時期は、発達段階において避けては通れないもので、一般的には2歳頃がピークで「魔の2歳児」と呼んだりすることもあります。
イヤイヤ期の期間には個人差があり、1歳過ぎから始まる子どももいれば3歳まで続く子どももいるそうです。
我が家の娘は1歳半からイヤイヤ期の兆候が表れて、下の子の妊娠による赤ちゃん返りもあったせいか、3歳ごろまではイヤイヤ期の兆候が強く出ていました。その後は、”イヤイヤ期”と”イヤイヤじゃない期”が交互にあり、徐々に”イヤイヤじゃない期”の期間が長くなっていきました。
また、『イヤイヤ期』=『こだわり期』だと、個人的に感じています。
イヤイヤ期の子どもは、大人にとっては些細なことへもこだわりが強く出ることがあります。『靴は右足から履く』『コップはお皿の左側に置く』など、よくわからないこだわりを持つことが多々ありました。
初めはなぜイヤイヤしているのかわからなかった出来事も、これらのこだわりを知ってからは回避できるようになりました。
とはいえ、我が家では約1年もの間続いたイヤイヤ期。親がイライラしないはずはありません。イヤイヤ期が「成長の証」「長い人生で見れば、ほんの一時のこと」なんて言われても、受け止める親にも限界があります。
育児のプロである保育園の先生や、先輩ママ達はどのようにイヤイヤ期を乗り越えてきたのでしょうか?
子供のイヤイヤ期を乗り越えてきた保育士・先輩ママの技
「成長の証」とはわかっていながら、親も人間。どうしてもイライラしてしまったり、子どもに怒ってしまったり、必要以上にテレビやお菓子に頼ってしまったり・・・。なんとか快適に過ごせる方法を知りたいですよね。
保育士が実践している具体例
保育園でも実践されているイヤイヤ期対策の具体例を調べてみました。
「食べたくない」「食べ物で遊ぶ」などの対応方法
「着替えたくない」「トイレ行きたくない」などの対応方法
「できるのにやってと甘える」の対応方法
「関心を引くためのイヤイヤ」の対応方法
すごい…。まるで合気道。力と力で正面からぶつかるのではなく、相手の力を巧みに利用している…。
今すぐ使える先輩ママたちが実践するイヤイヤ期対応
保育園での対応例以外にも、家庭で出来るイヤイヤ期対策をあげてみます。
目につくところに置いておかない
主に食べ物に有効な対策ですが、見えるところに置いていなければ「〇〇食べたい!」などの欲求は出てきません。
また、イタズラされやすいティッシュなどを子どもの手の届くところに置いておかないなどもあります。
選択肢を与える
なかなか着替えてくれないなど、やって欲しいことをしてくれないときは「Aの服にする?Bの服にする?」など子どもに選ばせてみましょう。「ハミガキする?お着替えする?」などの行動を選択させるのも有効です。
イヤイヤと言いそうなことは親が出来ないフリをする
- ハミガキをしてくれない
- 帽子をかぶってくれない
など必要だけどやってくれない時は親ができないフリをして「お手伝いして~」と言うと喜んで手伝ってくれます。
一通りお手伝いしてもらった後に、「じゃあ次は〇〇の番ね!」とするとやってくれることが多いです。
自分でやりたい!を叶える環境を整備する
ごはんを自分で食べたいなど、”やりたい”気持ちを叶えるために、「レジャーシートを引いて汚れてもよいようにする」など、妥協できる環境を整えましょう。子どもは満足するし、親も、汚してもよいと割り切ってしまえば気持ちがグンと楽になります。
楽しいことをして気分を切り替えてあげる
どうしてもやりたくない、気分が乗らない・・・そんな様子の時は絵本を読んだり、5分だけ遊んだり、とワンクッション置いて、自分で「やろう!」と決めるのを待つようにするとスムーズに取り組めることが多いです。
実際、試してみてください。本当に効くのでびっくりしました。
このように、イヤイヤを発動した子供への対処法も重要ですが、イヤイヤを発動させないこともまた重要です。イヤイヤを発動させないためには、「NGワード」を理解する必要があります。
イヤイヤ期の子どもへのNGワード
イヤイヤ期の原因として考えられているのは、下記のようなものがあります。
- 自分の気持ちを言葉で表せないためストレスを感じ「イヤ」と言ってしまう
- “甘えたい”の裏返し
- 指示された事へ気持ちがついていかず反抗する
イヤイヤ期の子どもたちがこのような行動をとるのは、「どんな僕・私でも受け止めてもらえた、無条件に愛してもらえた」と感じるためです。親の愛をとことん試しにきてるんです。
その時に、できるだけ使わない方がいいのが下記のような言葉です。
- 脅し:「お化けがでるよ」
- 否定:「だめ」
- 交換条件:「お菓子あげるから」
- 命令:「〇〇しなさい」
これらの言葉は、子どもの行動を止めさせることはできるかもしれませんが、”なぜダメなのか”という理由が伝わりません。
子どもからすると「なぜ叱られているのかわからない・・・」といった気持ちのままになります。スッキリしないまま次の行動に移るのは難しいですし、”なぜ叱られているのかわからない”のですから、泣かせてしまうことにも繋がります。
お菓子を食べたいと泣くのであれば、「ご飯の前だからお菓子を食べちゃダメ!」ではなく「ご飯を食べられないと困るから、ご飯を全部食べられたらまた食べようか」のように、なるべくポジティブな言葉で行動を促してあげましょう。
イヤイヤ期を乗り切るために
子どものイヤイヤスイッチはどこにあるのかを知る
子どもにイヤイヤ期が必要なことはよくわかります。親に甘えたかったり、子どもなりにストレスを抱えているのも十分承知しています。
でも親だってストレスは溜まるし、イライラします。
少しでもそのストレスを軽減するために大事なことは、子どもの『イヤイヤスイッチ』が入らないような環境を作ることです。
ひとたびこの『イヤイヤスイッチ』が入ってしまうと、泣いて叫んで・・・と手がつけられない時が度々あります。そんな時は、一度クールダウンさせるのにも時間がかかり、親も子どもも疲れきってしまいます。
しかも、この『イヤイヤスイッチ』は子どもによって異なります。
わたしは子どもが3人いて、その内2人は双子(現在イヤイヤ期真っ最中)なのに『イヤイヤスイッチ』は三者三様です。娘は気にしなかったことに息子は異常なこだわりをみせたりするので、それぞれの『イヤイヤスイッチ』を探索中です。
時間に余裕を持たせて、心の余裕をつくる
また、『時間の余裕』を持つこともとても重要です。
朝の支度などは限られた時間で行わなければならないので、難しいことではありますが、「少し早く起きる」「家事の時短を取り入れる」など、出来る範囲でがんばりましょう。
イヤイヤ期は一時的な物です。家事のハードルを下げることで、仕事と家事の両立ができていないと感じるストレスが少なくなります。
また、家事が終わらなくてイライラすることがなくなれば、子どもに対してもポジティブな言葉かけがしやすくなります。
『時間』の余裕=『心』の余裕 です。
保育園の朝、帰りが大変な我が家のイヤイヤ期
我が家の子ども達のイヤイヤ期は、
- 洋服を着てくれない
- 靴下をはかずに靴を履く
- 家とは別方向の道に行きたがる
などなど・・・、様々なイヤイヤっぷりを見せてくれています
基本的には全て諦めています(笑)
洋服を着ない時は、家の中は裸で遊ばせてましたし、保育園帰りは時間のある限り遠回りしながらお散歩して帰ってきました。
靴下を履かずに登園するときは、保育園の先生に「石田純一スタイルです!」と伝えると、「トレンディ~♪」と返してくれるノリのよい先生で助かっています(笑)
もちろん弊害もあります。
裸で遊ばせていて風邪をひかれては困るので、少し肌寒いくらいでも暖房を入れていましたし(電気代・・・(涙))、遠回りをしている分だけ帰宅が遅くなるので、夕飯やお風呂の時間もズレていきます。
ただ、納得いくまで遊べたためか、その後のイヤイヤが少し軽くなる・・・気がします。(あくまで気がする程度です。)
親として・・・とか、常識が・・・とか、思うところはありますが、「イヤイヤ期だから!」の一言で自分を納得させています。
【まとめ】イヤイヤ期の保育園を乗り切る保育士の秘技
イヤイヤ期の対処法をまとめると、
- 子どもが思うように行動してくれない時は、選択肢を与える・親が出来ないフリをする・行動に遊びを取り入れる、などの工夫でして欲しいことに誘導しましょう
- 自分で出来ることなのにやってと甘える時は、甘えたい気持ちを受け止め、少しだけ手伝ってあげましょう
- 目につくところに子どもの気になるものを置かないようにして、予想できるイタズラや欲求を未然に防ぎましょう
- 脅し、否定、交換条件、命令などのNGワードを使用せず、理由をなるべくポジティブな言葉伝えましょう
- 子どもそれぞれの『イヤイヤスイッチ』を見つけて、押さずに済む環境を整えましょう(できれば保育園の先生とも共有しましょう)
- 時間に余裕のある生活を心がけて、親もイライラしない生活を送りましょう
イヤイヤ期の真っただ中にいると、本当に気が滅入ります。
イヤイヤ期の最中は「いつまで続くんだろう・・・」と思っていたイヤイヤ期も、気づけば終わりがくるものです。
わたしの娘のイヤイヤ期の後半は、”イヤイヤ期”と”イヤイヤじゃない期”を周期的に行ったたり来たりしていました。最後のほうは夫と「今週、娘はイヤイヤ期だから!」「ここ数日、イヤイヤ期じゃないんだよ!」なんて会話もしていたくらい日によって態度が違っていました。
『今』がしんどいお母さんたちには何の慰めにもなりませんが、終わりは必ずくるので、いつもの生活よりも少しだけハードルを下げて、大らかに過ごしていきましょう!
おしゃべりな長女(5歳)と、「やだよー」が口癖の長男(双子兄・2歳)、ちょっぴり泣き虫次男(双子弟・2歳)の母親やってます。
元はフルタイムのワーママでしたが、双子の出産を機に半労半主婦状態になりました。