雨の日の過ごし方 小学生

きゅーてぃーきゅーてぃー

こんにちは。雨の日は子どもが被ユーチューバーと化します、きゅーてぃーです。

梅雨の時期になり、雨の日が続いていますね。雨の日の過ごし方は小学生のお子さんがいるご家庭では、悩みのたねではないでしょうか。

我が家にも二人の小学生がいますが、雨の日は退屈して、家にいると録画したアニメかユーチューブを見続けるなんてこともあります。でも、テレビとスマホばっかり見られるのも親としては心配ですよね。

そこで、雨の日の理想的な小学生の過ごし方を調べていたら、衝撃の事実がわかってしまいました。それは、雨の日の過ごし方で子どもの将来が大きく変わる可能性があるということ。

なんでも、親と一緒に過ごす時間が長くなる雨の日じゃないと伸ばしにくい、子どもの将来を大きく左右する能力があるらしいんです…!!

この記事では、

  • その能力とは何なのか?
  • その能力を伸ばすための、おすすめの小学生の雨の日の過ごし方

を紹介します。

子どもを被ユーチューバーにしてる場合ではなかった!ここで紹介したことをベースに「今日は雨だから、この遊びをして楽しもう!」と今後はより子どもに関わっていこうと思います。


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雨の日の過ごし方で、小学生の将来が大きく変わる

子供には人生を豊かにし、才能を発揮してほしいと思うのが親の願いです。子供が持てる力を発揮するためには何が必要でしょうか?昨今注目されている力について紹介します。

世界をリードするアメリカの超エリート校の教育法が紹介され、日本で大ヒットしている著書『世界最高の子育て』。その「世界最高の教育法」で最も重視されるのが、「非認知能力」を伸ばすことです。

「非認知能力」とは、IQや学力テストの点数といった、分かりやすく数値化して測ることのできる「認知能力」以外の力や資質をいいます。

 

例えば、IQや学力テストの点数がたとえ高くても、失敗や困難にぶつかるとすぐに心が折れてしまうなど、「回復力」や「やり抜く力」が育っていないならば、その子が、何かを成し遂げることは難しいものです。

こうした「回復力(レジリエンス)」や「やり抜く力(グリット)」といった、これまで見過ごされがちだった「非認知能力」を育むことの大切さが、昨今、アメリカをはじめ、世界中の教育現場で叫ばれ始めているのです。

参照:世界トップが実践!子供の「非認知能力」を育むヒント

グリットという概念が有名になったきっかけの動画

『Duckworth Grit – アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」 TED』

非認知能力というと、なんだか難しく感じますが、要するに「やり抜く力(グリット)」と「回復力(レジリエンス)」を幼少期に育むことが重要だということです。

グリットとは、「やり抜く力」

グリット=「継続力(粘り強さ)」×「情熱」

つまり、継続力だけではなく「(つらくても)好きだ!」という情熱が掛け合わさったものが「グリット」と呼ばれる力だと言われています。

グリットを育むためには、

  • 子供自身で考え工夫させ、「できた!」という喜び体験を得ること
  • 努力」を褒めること

の2点が重要です。

難しいと感じるときこそ、力をつけるためのチャンスと励ましましょう。

レジリエンスとは、「回復力」

レジリエンスとは、逆境に置かれたときの跳ね返す力「回復力」のことです。

レジリエンスを育むには、

  • まずは、失敗すること
  • そして、失敗から立ち上がる体験を重ねること

が重要です。

先回りして子供の失敗を防ぎ、「よりよい結果」を出そうとしてはいけません。失敗から立ち上がる「過程を励まして」あげましょう。

グリットとレジリエンスは、遊び中で身につく

この2つの力はどのようにして身につくのでしょうか。近年、研究が進んできたおかげで少しずつわかってきました。しかも、それは雨の日に行うことが最も適しているといえそうなのです。

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授によると、「マインドセット(心の持ち方)」をよくする介入により、子供達を導くことが重要とのこと。

つまり、子供に対する親の関わりが重要なのです。具体的には以下の3点を意識するようにと紹介しています。

  • 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒める
  • 「脳の成長過程」について子供に説明する
  • ご褒美は結果に対して与えない、過程に対して与える

以上の3点を実践するとき、親が隣にいないといけません。つまり、一緒に過ごす時間が増える雨の日ほど、この能力開発に適しているといえます。

きゅーてぃーきゅーてぃー

時間の潰し方に困っていた雨の日が、こんな大事だなんて知りませんでした。

子供自身も、色んなことができるようになって楽しくなってくることは間違いありません。

どんどん能力が高まる!小学生向け、雨の日の過ごし方【室内編】

元気な子や静かに考えるのが好きな子では、得意不得意や興味関心がまったく違いますよね。その子が主体的に楽しんで遊べる遊びの方が、集中力高くグリットとレジリエンスを訓練しやすくなります。そして、純粋に楽しいです。

そこで、

  • どんな子にも共通の遊び
  • 内向的で静かな子におすすめの遊び
  • 外交的で活発な子におすすめの遊び

という3つのタイプに分けて、雨の日の過ごし方を紹介します。

また、各遊びの中で親はどのように関わるとよいのかを、先に挙げた3つの順番1〜3で紹介しますね。

どんな子にも共通の遊び

  • トランプ
  • ウノ
  • ボードゲーム

これは定番の鉄板でしょう。ここでは、親の関わり方を紹介するので、遊び方は以下のサイトをご確認ください。

トランプの遊び方

ウノの遊び方

おすすめのボードゲーム

親は、次のような関わりを意識してみてください。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:勝てたね!すごい!
    OK例:よく考えたね!もう5回もやり続けてるね!だんだん上手になってきたね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:今、脳がどんどん新しい回路をつくっているよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:10回連続で続けられたから、おやつを1つ食べよう!

子どもが何かに夢中になっていると、自分の時間ができて有り難いですよね。でも、何より大事なのは、まずは親自身が子どもと一緒に遊びたい!と思うことです。それが伝わり、一緒に遊ぶということにつながります。「やらなきゃ」という意識は子どもに伝わりますので、ご注意を。

きゅーてぃーきゅーてぃー

親はゲームをしながら初めての言葉がけにも意識を向けないといけないから大変ですね。自分の能力が上がりそう。笑

内向的で静かな子におすすめの遊び

工作

家にある折り紙や空き箱、ペットボトル、ペンを使っておもちゃを作ってみると面白いです。想像力が広がり、達成感を味わえる遊びです。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:できたね!すごい!
    OK例:よく考えたね!難しかったこの部分もうまくできたね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:脳がどんどん元気になっていくよ
  3.     ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:完成したから、おやつを食べよう

お菓子づくり

お菓子づくりは作る工程を子供がお手伝いすることができ、できたお菓子を食べることができるので、子供も大喜び!

簡単でよいのです。自分で作っていいんだ!ということに自信がつきます。

  1. 子供の成長について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:おいしくできたね!すごい!
    OK例:粉を混ぜて、まとめるの上手にできたね。
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:脳がどんどん育っているよ
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える
    例:最初から最後まであきらめずに作れたから、ジュースを飲もうね

読書

雨の日といえば家でのんびり読書するのに向いています。本好きな子供だったら、好きな本を用意してそれぞれに読書して過ごすいい時間ですよね。

ちょっと長めの本にも挑戦してみるのもよいかもしれません。声掛けで自信がつき、長編もどんどん読みたくなるきっかけになるかもしれません。

  1. 子供の成長過程について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:こんなに長いお話読んだの!すごいね。
    OK例:よく集中していたね
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:脳にいい情報をあげたね。脳が育っているよ
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える
    例:集中して3冊読めたから、1つお菓子を買ってあげる

レゴ

想像した形を作り上げるために完成を目指してブロックを組み立てていくことになります。そこからグリットを身につけていきます。また、予定どおり進まず失敗しながら作り進めていくことで、レジリエンスを育むことにもつながります。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:上手にできたね。
    OK例:この部分難しかったんじゃない?うまくできているね。
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:集中して脳をいっぱい使ったから、脳が活発になってるよ
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:これだけたくさんのブロックを集中して組み立てたから、おやつを食べよう!

外交的で活発な子におすすめの遊び

ペットボトルでボーリング

体を動かすことが好きなお子さんには、ペットボトルでピンを作ってボーリングなんていかがでしょう。盛り上がること間違いなしです。うまくピンを倒すにはどう転がしたらよいか、相手に勝つためにはどうしたらよいか子供なりに工夫したら、その過程を褒めてあげるとグリットやレジリエンスを養うことにつながります。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:よく倒せたね!すごい!
    OK例:どうやったら倒せるか考えたんだね!上手だったよ!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:ピンを倒せてうれしかったことで、脳も元気になっているよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える
    例:3回連続で全部倒せたから、おやつを食べよう!

新聞紙でキャッチボール

新聞紙でグローブとボールを作ってキャッチボール。身近なものを工夫すれば遊びになることを体感できて、創造性が育まれます。何より、柔らかいので家の中でも安心して遊べます。

<グローブの作り方>

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:上手にグローブ作れたね。
    OK例:この部分上手に折れているね。キャッチボール楽しみだね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:ボールを取るのに脳を使うから、脳が育っているよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:キャッチボールが10回続いたから、おやつを食べよう!

秘密基地作り

空いている部屋があれば、そこにレジャーシートやテントを立ててみれば雰囲気は満点!段ボールや空いているペットボトル、クッションなどで作ることができます。

こちらも自分で完成を想像し組み立てていくことでグリットを身につけ、試行錯誤しながら作ることで、レジリエンスを育むことにつながります。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:すごい!よくできたね!
    OK例:この部分どうやってできたの?よく工夫して作ったね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:いっぱい脳を使ったから、脳も喜んでるよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:集中して作ることができたね!お菓子でもたべようか。

どんどん能力が高まる!小学生向け、雨の日の過ごし方【室外編】

きゅーてぃーきゅーてぃー

続けて、外での遊び方を紹介します!

どんな子にも共通の遊び

ショッピングモールで散策

おもちゃを見たり、本を見たり、雑貨を見たり、親子で気分転換によいと思います。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:楽しかったね!
    OK例:たくさん歩いたね!頑張ったね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:色んなお店を見て回ったから、脳に情報が行ってたくさん動いているよ。
  3. ご褒美は結果に対して与えられない。過程に対して与える。
    例:たくさん歩けたから、ジュースでも買って飲もうか!

水族館

雨の過ごし方 小学生 水族館

子供を喜ばすつもりで行って、実は親もいつの間にか夢中になれるという夢のような場所。見るだけじゃなく、触れたりして子供も大喜びしてくれるはず。

  1. 子供の成長について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:面白い魚を見つけたね!
    OK例:じーっと見てたけど、なんのお魚見つけたのかな?よく観察してたね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:新しい知識のおかげで、脳が活発になっているよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:新しく5つの魚の名前覚えたから、アイスでも食べにいこうか!

内向的で静かな子におすすめの遊び

図書館

とにかくたくさんの本があるので、きっとお気に入りの1冊が見つかるはずです。図鑑や写真集など普段あまり目にしない本を見せてあげると、興味が広がるきっかけになるかもしれません。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:本読んだんだね!えらいね!
    OK例:どんな本を選んだのかな?教えてくれる?面白そうだね!一緒に読もうか!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:本を読んで脳がどんどん動いて、賢くなっていくよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:5冊も本が選べたから、おやつでもたべよう!

外交的で活発な子におすすめの遊び

屋内プール

雨が続くと運動不足になりがちですから、近くに屋内プールがあったら利用してみましょう。思いっきり体を動かして心身のリフレッシュになりますし、親子のスキンシップにもなります。

  1. 子供の成果について、結果ではなく、そのプロセス、過程を褒めましょう
    NG例:泳げたね!すごい!
    OK例:この間より泳げる距離が伸びたね!頑張っているね!
  2. 「脳の成長過程」について子供に説明してあげよう
    例:体を動かすと、脳が信号をだして鍛えられるんだよ!
  3. ご褒美は結果に対して与えない。過程に対して与える。
    例:25m泳げるようにたくさん練習したから、アイス食べようか!

我が家の雨の日の過ごし方

我が家では、雨の日はウノやチェスをします。小2の娘はリカちゃんの洋服や持ち物を100均で買ってきた材料で作って遊んでいます。

あとは科学館に行ったり、夏場は公営の屋内プールに行ったりします。

他には、公営の体育館でバドミントンをしたあと、隣接する露天風呂付の温泉に入ったりもします。

私が家でじっとすることが好きではないので、遠くのディスカウントスーパーに行って掘り出し物を探すもの楽しみです。

きゅーてぃーきゅーてぃー

私自身は今まで声がけを意識したことがなかったので、これ機に日常的に声がけをしてみようと思います。

雨の日の過ごし方で、小学生の能力を引き出す!まとめ

雨の日の過ごし方を小学生ではどうしたらよいか、紹介してきました。

  • 才能を開花させるのは「グリット(やり抜く力)」と「レジリエンス(回復力)」が必要
  • 子供にも内向的で静かな子か外交的で活発な子の2つのタイプがある
  • 内向的な子は工作、お菓子作り、読書、図書館などがおすすめ
  • 外交的な子はペットボトルでボーリング、新聞紙でキャッチボール、屋内プールがおすすめ

今後、雨が降った日にはこのことを思い出し「今日は試しに、トランプ遊びに誘ってみるか」と試していこう思います。ついつい勝負にこだわってしまいそうですが、子供たちのグリットやレジリエンスを育むための声掛けが重要ですものね。がんばります。

雨の日の過ごし方が、特別になりますね。


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