サトエツサトエツ

こんにちは。保冷剤を駆使してお弁当を冷やしすぎたサトエツです。

暖かくなってきましたね!外でも上着を着ないで過ごせる日が増えてきました。

寒さで風邪をひかないかビクビクしていた日が過ぎ去って、少しだけゆったりとした気持ちでハダカで駆けまわるこども達を見守れる日が増えてきました。(イヤイヤ期真っ最中の2歳児がすぐに服を脱ぎたがるので・・・)

でも、そんな穏やかな気分も束の間。暖かくなると気になってくるのが、『お弁当』問題です。暖かくなるのが早いと、それだけ日々のお弁当が傷みやすくなる時期も早いんです。

わたしは、娘が幼稚園に通うまでお弁当なんて作ったことありませんでした。なので、暖かくなってくると「傷まないかな?」とお弁当作りには結構ヒヤヒヤしています。

わたしのようなお弁当作り初心者でも大丈夫だった、幼稚園のお弁当作りに役立つ

  • 保冷剤はいつから使えばいいのか?
  • 保冷剤は何個入れればいいのか?
  • 保冷剤の効果的な入れ方は?
  • 保冷剤の便利グッズ
  • お弁当作りで気をつけるべき6つのポイント

を紹介したいと思います。

食中毒への心配をクリアしてスッキリしましょう^^


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お弁当の保冷剤、いつからいつまで必要?


そもそも保冷剤を使用するのは、お弁当が傷んでしまう=細菌やウイルスが増殖するのを防ぐ目的があります。気を付けなくてはいけない細菌やウイルスは一年中存在しますが、やはり、夏場は湿度や気温が高く、細菌が増えやすいです。

食中毒の原因となる菌が急激に増殖する温度は30℃~40℃と言われています。お弁当がおいしくて、かつ細菌などの菌が増えにくい温度は20℃前後だそうです。ちなみに、コンビニのおにぎりは18℃くらいで保管されているそうです。

ですので、幼稚園のお弁当も保冷剤を使って、20℃前後を目指しましょう!

そうなると『6月から』などではなく、気温が25℃を超えるかが一つの目安になります。

東京都では5月ごろから最高気温が20℃を超える日が増えてきます。気温が25℃を超える日もちらほらあるでしょうね~。そろそろ、準備が必要です。4月はさすがに必要ないかな。

逆に10月でも暑い日があれば、保冷剤が必要になるかもしれません。11月はさすがに出番がないかも。

冬になると、暖房直下だと25度を超える可能性が出てきますので、気になる方はお弁当の保管場所を確認してみてくださいね。くれぐれも、保管場所も確認せず冬に保冷剤を入れるのはやめましょう!

サトエツサトエツ

ビールとは違い、お弁当はキンキンに冷えるとおいしくないらしいです^^;

保冷剤の入れ方は?効果を最大化する6つのポイント

保冷剤の効果的な入れ方として、次の6つを押さえておいてください。

  • お弁当の「上」に乗せる(冷気は上から下に行くため)
  • 冷ましたお弁当と一緒にいれる(お弁当が温かいと保冷剤が溶けるのが早くなる)
  • 保冷バッグ保冷剤のダブル使いで保冷効果を長持ちさせる
  • ガーゼ、キッチンペーパーなどを巻いて水滴防止する
  • お弁当の時間まで開けないように子供に教える(冷気を逃がさない)
  • なるべく日陰やクーラーの場所に保管(幼稚園に着いてからは園によりますが。)
サトエツサトエツ

これらを駆使すれば、基本的には問題ない!改めて、1つ1つできているか確認してみてください^^


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保冷剤は何個入れたらいい?目安は?

結論から言うと、「何個入れるといい」というのは言い切れません

なぜなら、

  • 保管場所(日陰、日向、風通し)
  • 気温
  • お弁当の大きさ
  • 作ってから食べるまでの時間

といった、1つ1つ影響の大きい要素が組み合わせっているためです。

なので、実際に食べている子供に「冷えすぎていないか」「だめになってる感じはしなかったか」を確認しながら我が家にとってのベストな塩梅を探る必要があります。

とはいっても、子供がまだ小さいと確認もできませんし、何よりこれでは情報提供者として悔しい。笑

そこで、「こういうシチュエーションだったら何個入れたらいいね」という例題を通して、個数の目安を共有できればと思います。

例題:

 

7月。気温は最高30度、最低20度。

朝7時にお弁当が完成し、12時に食事開始。年長さん(5歳)で、それなりに食べる&手間かけないため、大人の女性が満足できる量の丼もの(三色弁当。コンビニで売られている大きさの2/3)を用意。

 

お弁当が運ばれてゆく経路は、

  • 7時に登園用バックに入る(バックの中は20度)
  • 7:50~8:00の登園時間は、ママチャリで移動するため、バック内の気温は25度近くまで上昇
  • 8時に登園用バックごと教室内の個人棚に入る(教室では冷房がかかっていて、25度前後に保たれている)
  • 8時から12時まで4時間、この棚の中で過ごす

目標は、食べる頃には程よい温度(20度前後)になっていて、おいしく食べられること。

そこで、11:30頃には保冷剤が保冷効果を失い、11:30~12:00にかけてお弁当内の温度が20度に近づいていくことを目標にします。

サトエツサトエツ

お〜。これを狙えたらすごい。

では、7:00~11:30にかけて4時間半、お弁当箱を冷やし続けるには、保冷剤を何個入れればいいのでしょうか?

保冷剤の大きさもありますから、個数よりはグラム数が目安になるでしょう。

  • 保冷剤1つ(30gの小さいもの)で1時間30分
  • 100gで3時間
  • 300gで6時間
  • 1㎏で20時間

が、保冷効果を失う目安です。

大きさは、よくある薄べったい保冷剤で、だいたいお弁当箱の蓋と同じくらいの幅があれば十分です。高さは必要ありません。お弁当箱と同じくらいの高さだと、逆にキンキンに冷えておいしくないでしょう。

例えば、うちには80gの長方形の保冷剤があります。これを2つ並べるとお弁当箱の蓋と同じ広さになります。「80g × 2つ=160g」ですね。

先ほどの計算で言うと、160gあれば4時間近くは冷やせそうです。念の為、30gの小さいものも加えて、190gで4時間半を狙います。

なので、今日は80gの保冷剤を2つと、30gの保冷剤を1つ入れてみます。

帰ってきたら子どもに「お弁当冷えてなかった?」と聞いてみましょう。「冷えてた」と答えたら、翌日は少し減らしてみます。「冷えてなかった」と答えたら、足らなかった可能性にも配慮して、翌日は少し増やしてみます。

こんな風に試行錯誤してみてください。

※ 遠足など、直射日光やカバンの中の気温が高くなる環境では、保冷剤のみの対応は難しくなってきます。保冷バックや凍らせたペットボトルの併用なども検討しましょう。

幼稚園のお弁当に保冷剤を使うときの注意点

誤飲に注意!!


そもそも保冷剤は何で出来ているかというと、90%以上の水とゲル化剤で出来ています(メーカーにより差異あり)。カチカチに凍らないタイプの保冷剤には不凍液が配合されており、過去に中毒性のある原料を用いた不凍液の商品が出回っていたことがあるそうです。

これが問題になったこともあり、現在は多くの会社で安全性の高い原料を使用しているようです。が、まぁ、食べ物じゃないですからね。口には入れて欲しくありません。

”遊んでいるうちに破れて中身が出てしまった!”

ってことも、子どもならやりがちです。「保冷剤で遊ばない」ように子供にしっかりと伝えることも大切ですね。

また、『凍らせたゼリー』や『凍ったまま使える冷凍食品』を活用するのもよいですね。これらはお弁当を冷やしてくれるのに、食べても大丈夫!なので、誤飲の心配もありません。

冷やしすぎに注意!!

先にも書きましたが、”お弁当がおいしくて、かつ細菌などのばい菌が増えにくい温度は20℃前後”です。

冷やせば冷やすほど食中毒の心配は減りますが、お弁当を残される確率は高まります(^^;わたしはあまりの不安に駆られて?!お弁当と同じくらいのサイズの保冷剤を娘のお弁当にいれたことがあります。

サトエツサトエツ

・・・娘からは大ブーイングでした(笑)

冷た過ぎて、とても食べられる状態じゃなかったみたいです。なるべくなら「美味しかったー!!」という感想が聞きたいですよね。

幼稚園で人気の保冷剤5選

幼稚園で人気の、お弁当に便利な保冷剤商品も紹介しておきますね。

かわいい保冷剤

サイズ、ぷにぷに加減が可愛く人気です。特に娘を持つママであれば、親子揃って楽しめます。

特に、忙しい朝の時間にお弁当をつくるママのモチベーションが上がることは重要です。ママ自身のためにも、せっかくなら可愛い保冷剤がいいですよね。

子どもにとっても、お弁当を楽しみになる理由の1つになります。

ただし、新品の浮き輪と同じようなビニールの匂いが強いため、お弁当の中に入れる用途だと、食材に匂いが移ってしまうためオススメできません。

バンド付き保冷剤

白くまさんが可愛いと人気です。バンドもついているので、しっかり固定できます。保冷剤がずれてお弁当の中身をうまく冷やせていないということを避けられます。

保冷部分が結構大きいので、子供のお弁当箱には1つで充分です。

保冷剤つきお弁当箱(はさむタイプ)

お弁当の蓋が二重になっていて、保冷剤を挟めるようになっています。

このお弁当にはこの大きさの保冷剤を付けておけばOKというのが明確でわかりやすいです。蓋の外側から冷やそうとするより、より直接的にお弁当の中身を冷やせることも魅力的。

見ての通り、可愛くはないです。機能性を求める人にはオススメの保冷剤つきお弁当箱です。

保冷材付お弁当箱(蓋一体型)

上の挟むタイプとは違い、保冷剤と一体になっているお弁当箱。

蓋の部分に保冷剤が内蔵してあり、お弁当箱自体もその保冷効果が逃げにくいように設計されています。

保冷機能が高いため、フルーツや野菜などを冷やしたままお昼まで持たせたい人にオススメです。

普通のお弁当用に使うには、冷えすぎる可能性もあり。

保冷ランチバッグ(巾着型)

暑さが気になる7月8月、保冷剤だけでは不安というときに役立つのが、この保冷ランチバッグ。

巾着型なので、お弁当の形に合わせて柔軟に変形します。

デザインの可愛さやサイズ感も、小さい子ども向き。


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保冷剤を使うより前に!お弁当を作るときに気をつけるべき6つのポイント


食中毒のもとになるばい菌が増える原因は主に3つあります。

「栄養分」「温度」「水分」です。

「栄養分」はお弁当なのでしょうがないですよね。というか、むしろ栄養がないと困ります。「温度」は保冷剤で調節しましょう。

なので、ここでは水分」と「ばい菌を入れない」ために気をつけることを紹介します。

以下の6つです。

  • 水分が多い物はさける
  • 生野菜はなるべく避ける(入れるなら分けていれる)
  • 粗熱をとってから詰める
  • よく加熱する、作り置きは再加熱をする
  • 素手で触れない
  • お弁当箱や調理器具を清潔にする

それでは詳しくみていきましょう。

水分が多い物はさける

水分量が多い食材は避けたり、水分が少なくなる工夫をしましょう。具体的には。

  • おひたしはかつお節を混ぜて水分を吸収させる
  • 煮物は完全に水分を飛ばす
  • ドレッシングは別容器で持って行く

などの工夫が必要です。

生野菜はなるべく避ける(入れるなら分けていれる)

レタスやキュウリは彩りにもなるのですが、生野菜はやっぱり水分が多いです。

  • キッチンペーパーなどで水気を丁寧に拭いてからいれる
  • 温かいものの隣には入れない

などの注意が必要です。

彩りになら、こんな「レタスカップ」が役立ちます。

また、我が家の娘はプチトマトが好きなので、お弁当によく入れるのですが、”ヘタ”の部分はばい菌が溜まりやすいそうなので、必ず外します。

その時に役立つのが、「葉っぱのピック」

ピックを刺すことで、中身の汁が飛び出すのも予防してくれます。

粗熱をとってから詰める

温かい食品からの水蒸気がばい菌の原因になることもあります。一度別のお皿に広げておくと、粗熱が早くとれます。

よく加熱する、作り置きは再加熱をする

ばい菌予防の基本は食材の中心部まで75℃・1分以上加熱することです。ここまでしっかり温度をあげないと殺菌にはならないようです。

素手で触れない

手で食材を直接触る回数を減らすことも効果があります。お店のようにビニール手袋をするのがベストなのでしょうが、

  • おにぎりをラップで握る
  • お弁当を詰める時は必ず菜箸を使う

といったことだけでも効果があります。

お弁当箱や調理器具を清潔にする

お弁当用の抗菌シートは、たくさんのデザインが販売されています。100均でも売られていますので、好みのものを探してみてもいいかもしれません。

抗菌シート(車)


また、お弁当をかわいくしたい、デコりたいって方もいますよね。そんな時はハサミや型抜きも清潔にしましょう。食品に直接噴霧もできる「アルコールスプレー」なら、安心して使えます。

幼稚園のお弁当に使う保冷剤のポイント、まとめ


ここまで幼稚園のお弁当に保冷剤を使う場合、いつから、どんな入れ方で、どんな点に注意しながら使用すればいいのか?に触れてきました。最後に簡単に振り返りましょう。

  • 保冷剤を使う基準は、気温が25℃を超えるかどうか
  • 保冷剤の効果的な使い方は、「お弁当の上に置く」「保冷バッグとの併用」
  • 「保冷剤つきお弁当箱」などの便利グッズを活用する
  • 幼稚園のお弁当に保冷剤を使用するときは、『誤飲』『冷やしすぎ』に注意

ばい菌の繁殖を抑えるため、保冷剤以外にもお弁当をつくるときに注意することは、

  1. 水分が多い物はさける
  2. 生野菜はなるべく避ける
  3. 粗熱をとってからつめる
  4. よく加熱する、作り置きは再加熱をする
  5. 素手で触れない
  6. お弁当箱や調理器具を清潔にする

いろいろなことに気を配りながらお弁当を作るのは手間もかかります。でも、せっかく愛情をこめてお弁当を作っても、こどもがお腹を壊してしまったら大変ですよね。

こどもが楽しく幼稚園生活を送れるように、一緒にがんばりましょう。


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