こんにちは。スマホと手のひらが一体化していることが稀にある2児のママ、あいりです。
スマートフォン(以下スマホ)は生活に欠かせないアイテムになってきました。特に目的はなくても気付いたらスマホを触っていたということはよくありますよね。
- スマホがないと不安で仕方ない
- 親しい人と一緒でもスマホを使う
など、世界中でも問題として取り上げられているスマホ依存。
実は私も「スマホがないと不安」な1人です。子供が一緒の時もつい触ってしまい、自分が「スマホ依存なのでは?」と考えました。同時に、子育て中にスマホ依存になってしまった場合、子供に影響はないか不安になりました。
そこで、子育て中のスマホ依存がもたらす影響とスマホ依存対策を徹底調査したのでご紹介します!
スマホ依存への自覚をきっかけに、自分がどんな風に子供と向き合ってきたのか?も見えてきます。
もくじ
【体験談】子育て中のスマホ依存状態とは?
実際世の中のママたちはスマホにどう影響されているのでしょうか。
子育て中のスマホ依存がどんな状態なのかを、スマホをいじりがちという自覚のあるママたちの体験談からみてみましょう。
- 子育て中にも関わらず、ついスマホを長時間いじってしまいます。なるべく子供と向き合うように絵本を読み聞かせしたり、おもちゃで一緒に遊んだりと努力をしていますが、間が持たずつい自分自身がスマホばかりいじってしまいます
- 日常生活や育児のわからないこと、少し疑問があるとスマホで検索しちゃう癖が付いてしまって‥。旦那に指摘されました。なんでスマホいじっちゃうかって言ったら退屈っていうのが大きかったです。
- 常に自分の横に携帯がないと落ち着かないです・・・。赤ちゃんのことを沢山写真を撮るからというのもあるんですが、ネットやラインなどをついつい・・・。
引用:Yahoo!知恵袋
私も第1子が生まれた頃は、授乳中にスマホをよく触っていました。
それを見かねた母に指摘されたのを、今でも覚えています。
このように、人の体験談なら「あーそれはスマホ依存入ってるね。でも気持ちもわかるよ」なんて客観的に見られる。なのに。どうしてか「自分はまだ大丈夫」なんて無意識に思ってしまう。そんなものですよね。
そこで!客観的な指標を使って、自分のスマホ依存度を数値化してみましょう。
【診断】スマホ依存度チェック!
以上で紹介したような「スマホ依存だ」と自覚しているママであればいいですが、自覚しないまま多大な影響を受けている方が怖いですよね…。
日常でどれだけスマホを使っているか、どれだけスマホに依存しているかがわかる「スマホ依存度チェック」をしてみましょう。
※YESかNOを直観で答えてください。
- 寝るとき、必ずスマホを枕元に置いて寝ますか?
- 食事中でもスマホを見ることが習慣になっていますか?
- トイレに行くとき、必ずスマホを持っていきますか?
- 入浴の際、脱衣所に必ずスマホを置いていますか?
- 車を運転する際、バックの中からスマホを取り出し必ず身近に置いていますか?
- 人と話しているときも、スマホを扱う時間が多いですか?
- スマホが身近に無いと、とても不安になりますか?
- 近くにいる人のスマホの着信音やバイブが鳴った際、つい自分のスマホかと思いすぐに見てしまいますか?
- スマホを使ったSNSを毎日必ずチェックしますか?
- 歩行しているときも、スマホをチェックしてしまいますか?
・一つも当てはまらなかった人|スマホ依存なし
スマホに依存していません。今まで通り、周囲の人とのコミュニケーションをとり、生活を楽しみましょう。
・1~2個|スマホ依存予備軍
スマホ依存が始まりつつあります。周囲としっかりコミュニケーションをとるよう心がけましょう。
・3~4個|依存レベル軽
スマホに少し依存しています。スマホは日常に欠かせないアイテムですが家族や友人を大切にしましょう。スマホの中だけでなく日常に楽しいことを見つけ、周囲の人と喜びを分かち合いましょう。
・5~7個|依存レベル中
スマホに依存しています。スマホばかり触っていると、周囲の人が離れていってしまうこともあります。少しずつスマホから離れてみましょう。スマホなしでも生活を楽しむことが出来るようになるといいですね。
・8個以上|重症
「スマホがなければ生きていけない!」と思っていませんか?スマホがないとイライラしたり、パニックに陥る人もいるのではないでしょうか。他にも身体的不調も少なからずあるのではないでしょうか。一人でスマホから離れることが出来ない人は専門機関を頼ることをお勧めします。
これによると、私は4個当てはまったので、「依存レベル軽」でした。
皆さんはいかがでしたか?
自分のスマホ依存度がわかったところで、「それが子育てにどんな影響を及ぼすのか」が次に出てくる疑問だと思います。
自分自身の問題であればなんとなく許せるというか、まあしょうがないかなという気持ちになります。しかし、子供への影響が小さくないとしたらどうでしょうか。
スマホ依存が及ぼす子供への影響
子育て中のスマホ依存はママ自身だけではなく子供にも影響してきます。では、どういった影響があるのでしょうか。
- キレやすい子に育つ可能性が
- 生後6ヶ月~3歳までの影響が特に大きい
- 子供の安全地帯を築くことが重要
- ママ自身も肩こりや頭痛でイライラしてしまう
詳しくみていきましょう。
キレやすい子に育つ可能性が
スマホに夢中になっていると、子供を無視して放置することに繋がります。それが毎日続くとネグレクトになってしまいます。そうすると、子供のフラストレーションが溜まり、欲求不満やワガママな子、キレやすい子に育つ可能性が出てきます。
生後6ヶ月~3歳までの影響が特に大きい
生後6ヶ月~3歳までは言葉での意思疎通が難しいので、自分の欲求が通るまで泣き続けるしか出来ません。その結果、感情のコントロールが上手に出来ない子になってしまう可能性があります。
子供が言葉をしゃべる前はママとのコミュニケーションが大事です。ママがたくさん話しかけたり、笑いかけたりすることで、子供が表情豊かになり、言葉を身に付けることが出来るのです。
スマホに夢中になり、親子のコミュニケーションが少ないと、無表情だったり、サイレントベビーになることも!
子供の安全地帯を築くことが重要
親は子供の安全地帯とならなければいけません。子供の「泣く」「呼ぶ」「甘える」などの行動に親が応えることで、「自分は愛されている」という実感を持ち、子供の情緒も安定します。
スマホ依存すると子供の訴えを放置することもあり、自己肯定感や安心感を持つことが出来ません。そのため、安全地帯を築くことが難しくなってくるのです。
ママ自身も肩こりや頭痛でイライラしてしまう
スマホを使用するときは頭が下がりがちになってしまいます。長時間続けると、首の後ろから肩にかけて血流が滞り、肩こりや首がこることになってしまいます。そして、首がこることで、脳に酸素が行きわたりにくくなり。頭痛やめまいも起こります。
そういった身体的不調はイライラにも繋がってきます。
とはいえ、子育て中にスマホに依存する気持ちもすごくわかる
このように正論やリスクを並べ立てられるとなんだか責められているような気持ちになってきますよね。
- 子育て中のスマホ依存がよくないことは頭では理解している。
- ダメなことはわかっているけれど、ついスマホをいじってしまう。
という方も多いのではないでしょうか。
よくわかります。私のその内の一人です。
だってね。次のようなメリットだってありますもの。
子育て期間のわずかな自分時間
子育てはとても大変です。それに加え、子育て中は自分の時間ってないですよね。「スマホくらい見させてほしい!」と思うこともあるでしょう。ふとした時間に簡単に息抜き出来るスマホを見てしまう気持ちは理解できます。
わからないことも多く調べるツールとして使える
子育てをしているとわからないことだらけ。特に子育て初心者の頃は「どうしたらいいんだろう?」と悩むことばかりです。そういったときにスマホがあれば簡単に情報を取得することも出来ます。
SNSなどで共感を得ることで孤独が癒やされる
特に赤ちゃんの子育て中は思うように外出も出来ず、孤独になりがちです。「人と繋がりたい」「不安やつらいことを誰かに聞いてほしい」と思うこともあります。そういった気持ちをネットで励まされることもあるでしょう。スマホを通じてたくさんの友人と繋がっていることに喜びを感じる人もいるのではないでしょうか。
スマホを使うことで、孤独感から救われたりストレス発散になるのなら100%悪いことではないはずです。
だとしたら、やっぱり付き合い方の問題なのではないでしょうか。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という先人の喝を渋々受け入れ、子育てとのほどよい関係を模索したいと思います。
【対策】子育て中にスマホ依存を発症しないために
では、スマホ依存を克服するためにどういった対策をしたらよいのでしょうか。次の5つがスマホ依存対策として効果的だといわれています。
- スマホ使用時間がどれくらいか計測する。
- いらないアプリや中毒性のあるアプリは消す
- アプリをまとめる
- 通知機能をオフにする
- スマホ依存対策アプリを活用する
詳しくみていきましょう。
スマホ使用時間がどれくらいか計測する。
スマホ依存を克服するためには、使いすぎていると自覚する必要があります。そこで、スマホ使用時間がどれくらいなのか、アプリを使って計測してみましょう。
いらないアプリや中毒性のあるアプリは消す
いらないアプリを消すことで画面の見た目もスッキリするし、つい開いてしまうというのも防ぐことが出来ます。
Youtubeアプリはオススメ動画が次々と更新されるため、本当に見たい動画はブラウザを立ち上げて見るようにしましょう。
アプリをまとめる
スマホを開いたときに、ワンタップでアプリが開ける状態だとつい開いてしまうこともあるでしょう。アプリをまとめておくことで、開くまでに操作に少し時間がかかるため必要な時しか開かなくなります。また、アプリをまとめておくとアイコンが小さくなるため目に入りづらくなります。
通知機能をオフにする
何かしている時にスマホが鳴れば気になってつい見てしまいますよね。それを防ぐために通知機能をオフにしましょう。
プライベートは基本的にメールの返信も頻繁にしなくても大丈夫です。周囲の人には「急用は電話にしてね」と伝えておけば良いのです。仕事でもメールの確認は3時間ごとでも大丈夫なのではないでしょうか。急用の場合は電話連絡しますよね。
「この人からの着信やメールには気付きたい」といった場合はスマホの設定を変更しましょう。
スマホ依存対策アプリを活用する
いろいろなスマホ依存対策アプリがあるので、自分に合った対策アプリを使いましょう。
ペンシルベニア大学の研究者による新たな研究によると、SNSの利用時間を1日30分に制限することでメンタルヘルスが大きく改善するそうです。特に、友人や高校時代の知り合いの写真を見る時間を減らすと、落ち込んだり、孤独を感じることを減らすことが出来た、とあります。
スマホと距離をとることで得られる感覚、見える世界というものがありそうです。
メリットもたくさん!スマホを上手に活用しよう
スマホ依存はよくありませんが、スマホには次のようなメリットもあります。
ストレス発散や息抜きに
スマホに依存しなければ、ストレス発散や息抜きになります。スマホを使うときは、自分で「子供と一緒のときは使用しない」など、時間やルールを決めて使いましょう。
SNSなどのつながりで孤独育児からの脱却
身内には話せないこともブログや掲示板を利用して話すことも出来ます。インターネットにより繋がれなかった人とも繋がることが出来るし、簡単にコミュニケーションを取ることが出来ます。
わからないことをすぐに調べることもできるし、相談することも可能
妊娠~子育ては孤独との戦いになることもあります。ちょっとした疑問は母や身近な人に聞くよりはインターネットから情報を取得する人も多いのではないでしょうか。
子供の一言でスマホ依存を自覚、後悔した私の場合
私は子供の頃からゲームが大好きで、学生時代は徹夜でゲームをすることもありました。子供が生まれてからは、TVゲームをする機会も減ってしまい、片手間で出来るスマホのゲームを始めました。
1つずつは10分程度で終わるようなものです。しかし、いろいろなゲームアプリを入れているため、空いた時間に少しずつしているものの、合計すると結構な時間を費やしていると思います。最近では、子供も別端末で同じゲームをしているので、情報共有して楽しむこともあります。
食事中や子供と外で遊んでいる時にスマホを使用することはありません。しかし、寝る前につい触ってしまうのです。そして、ついに三男から「やめてほしい!」と言われました。本人は寝ようとしているのに、スマホの明かりが気になって眠れないと。
「ママは、いつも寝る前にしてるじゃん!!こっち向いてよ!」と言われた時、罪悪感でいっぱいになりました。昼間は離れているし、朝晩は家事でバタバタしていてゆっくり相手をしてあげられる時間もありません。それなのに、どうして寝る時くらい子供の方を向いてあげなかったのかと反省しました。
子供がいる時でも片手間で出来るスマホですが、子育ても片手間になっていたことにも気付かされました。
とはいえ、子供とのコミュニケーションツールの1つでもあるゲームを断つつもりはありません。そのため、子供たちと同じように私自身もルールを決めることにしました。
「子供がゲーム中以外で子供と一緒の時にはしない」
自分のスマホ依存だけではなく、子供たちのスマホやタブレット依存にも気を付けていきたいと強く思うきっかけになりました。
【まとめ】子育て中のスマホ依存について
とても便利なアイテムのスマホ。しかし、依存してしまうとデメリットだらけになってしまいます。その影響と対策を最後におさらいしましょう。
スマホ依存が及ぼす子供への影響
- キレやすい子に育つ可能性がある(生後6ヶ月~3歳までの影響が特に大きい)
- 子供の安全地帯を築くことが難しい
- ママ自身も肩こりや頭痛でイライラしてしまう
スマホ依存対策
- スマホ使用時間を計測し、使い過ぎていることを自覚する
- いらないアプリや中毒性のあるアプリは消す
- アプリをまとめる
- 通知機能をオフにする
- スマホ依存対策アプリを活用する
スマホと上手に付き合うためには、スマホに自分が支配されるのではなく、自分がスマホを管理することが大切です。スマホが欠かせない日常になっていますが、自分だけではなく子供にも悪影響があることがわかりましたね。
子育て中のスマホ依存は虐待にも繋がると意識して、スマホと上手に付き合っていきましょう。
10歳(長男)8歳(次男)5歳(三男)、3児のママ。チャレンジ精神旺盛で、現在、病院勤務(専門職)・経理事務・ライティングのトリプルワークと、ワンオペ家事育児生活を謳歌中。