母乳 ミルク 切り替え 離乳食

あいりあいり

こんにちは!母乳育児中に子供がミルクを嫌がり、哺乳瓶を投げつけられたことがある、あいりです。

 母乳育児で育ててきたけれど、いろいろな事情がありミルク育児に切り替える必要が出てくる場合もあります。

  • 「母乳が出るのにミルクをあげてもいいのかな?」
  • 「赤ちゃんがなかなかミルクを飲んでくれない!」

と悩むママもいるでしょう。

私は次男の授乳期間中に「母乳だけでなくミルクも飲ませたい」と思うことがあり、自分が思いつく範囲でいろいろ試しました。しかし、全く飲んでくれず、ミルクを飲ませることを諦めた経験があります。

そこで、母乳からミルクへの切り替え方を徹底的に調べたので、ご紹介します。

この記事を読んで、スムーズにミルクへの切り替えを進めていきましょう

完全に断乳したいと考えている方はこちらをどうぞ。

【関連記事】断乳してミルクに切り替える!スムーズに移行するたった1つのコツ


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母乳からミルクへの切り替え方

母乳 ミルク 切り替え 離乳食

母乳からミルクへ切り替え!ベストなタイミングは?

子どもにとって、いつ切り替えるのがいいのか?

結論からいうと、子どもにとって、母乳からミルクに切り替えるベストなタイミングというのはありません。切り替える必要が基本的にないためです

例外として、赤ちゃんの体重を測った時に以前と比べて減っている等、子供の発育が順調に進んでいないときおよび、乳糖不耐症という病気が発症したときのみ、医師や保健師の指導の元、ミルクへの切り替えを考える必要があります。

なので、母乳からミルクへ切り替えのタイミングは、基本的には母親の事情によって決まります

仕事復帰や病気、体調不良等、それぞれに色々な事情がありますよね。本当は母乳をあげたかったママにとってはミルクへ移行するという決断はとてもつらいことかもしれません。

しかし、ママに事情や理由があるのなら、ミルクに切り替えることに罪悪感は持たなくて良いのです。母乳、ミルクのどちらを与えたとしても、ママが笑顔で赤ちゃんに接することが一番大切なのです。

母乳からミルクへ切り替え!どんな方法で?

母乳からミルクへ切り替えるときは、次の手順でいきましょう。

  • 哺乳瓶で遊ばせたり、乳首をおしゃぶりにしたりして慣れさせる
  • 搾乳して哺乳瓶で飲ませて慣れさせてから、ミルクを開始

詳しく見ていきます。

哺乳瓶で遊ばせたり、乳首をおしゃぶりにしたりして慣れさせる

ずは哺乳瓶に慣れることから始めていきましょう。機嫌が良いときに哺乳瓶で遊ばせてみたり、乳首をおしゃぶりにしてみましょう。

赤ちゃんは口元に物が触れると口を開けるので、まずは哺乳瓶の乳首でトントンと唇に触れてみると良いですね。

搾乳して哺乳瓶で飲ませて慣れさせてから、ミルクを開始

哺乳瓶の乳首に慣れてきたら、哺乳瓶での授乳を開始しましょう。最初からミルクを入れるのではなく、搾乳した母乳を入れて飲ませてあげてください。もし哺乳瓶に慣れていなくても、哺乳瓶から出てくるのは飲み慣れた母乳なのできっと飲んでくれるはずです。

哺乳瓶での授乳に慣れたらミルクを開始するようにしましょう。

【裏技?お風呂で遊ばせて喉が渇いたところでミルクをあげてみる!】

お風呂で遊んだあとは喉が乾いています。その時にミルクをあげてみましょう。大人でも夏のビールと真冬のビールだったら、夏の喉カラカラの時の方が美味しいですよね。

今まで母乳しか飲んでいなかった赤ちゃんなら、哺乳瓶もミルクも初めてで最初は嫌がるかもしれません。この手順で慣らしながら変化を緩やかにしてあげましょう。

赤ちゃんがミルクを嫌がった場合の対処法

ミルクに切り替えたくても嫌がって飲んでくれないこともあります。その時に試してもらいたい方法をご紹介します。

  • 乳首の形も色々あるので、何個も試して好みの乳首を見つけてあげる
  • ミルクが乳首から出すぎて嫌がる場合があるため硬さや穴の大きさの違うものを試す
  • 温度の好みがある場合がある
  • 好みのミルクを見つけてあげる
  • マグマグで飲ませてみる

詳しく見ていきましょう。

乳首の形も色々あるので、何個も試して好みの乳首を見つけてあげる

哺乳瓶のメーカーによって、素材や形、サイズも違います。いろいろ試してみて、好みの乳首を見つけてあげましょう。

ママの乳首の形や柔らかさに似たものを選ぶと良いでしょう。

ミルクが乳首から出すぎて嫌がる場合があるため硬さや穴の大きさの違うものを試す

哺乳瓶の乳首の硬さや穴の大きさによってミルクが出すぎてむせてしまうこともあり、嫌がる赤ちゃんも多いです。穴の形状はいくつか種類があるのでご紹介します。

<丸穴>

丸穴タイプは哺乳瓶を傾けるだけで自然とミルクが出ます。まだ上手に乳首を吸うことができない赤ちゃんにも使いやすいです。

 

<クロスカット>

「X」のような形になっているクロスカットは、赤ちゃんの吸う力によってミルクの出る量が変わります。他の穴の種類の乳首よりもミルクの出る量が多いので、ミルクを飲む量が多い赤ちゃんや、飲む速度が早い赤ちゃんにおすすめです。

 

<スリーカット>

「Y」の字に似た穴が特徴的なスリーカットは、クロスカットと同じく赤ちゃんの吸う力に応じて出るミルクの量が変わります。クロスカットと比べるとミルクが出る量は少ないですが、ミルクの量をコントロールしやすいのが特徴です。

 

温度の好みがある場合がある

既定の温度よりも少し高めや低めが好みの場合もあります。

基本は人肌(37℃)ですが、飲んでくれない時は、ミルクの温度を少し変えて試してみましょう。ただし、高めにする時は赤ちゃんがやけどしないように気を付けてください。

好みのミルクを見つけてあげる

粉ミルクはメーカーにより味が異なります。

味の好みは、赤ちゃんも大人と同じで個人差があります。「メーカーを変えたら飲まなくなった!」という話もよくあるので、赤ちゃんの好みのミルクを見つけてあげましょう。

マグマグで飲ませてみる

マグマグはストローやコップ飲みが出来るように、飲み口を少しずつステップアップさせていくカップのことです。軽いものなら握れるようになる3ヶ月頃から使うことが出来ます。

赤ちゃんは手にしたものを口に運びます。この習性を利用してマグマグを持たせてみるのも良いでしょう。

様々なタイプの哺乳瓶がありますが、乳首が調節できる哺乳瓶をご紹介します。空気孔の組み合わせを変えることで空気が入る量を調節出来るため、赤ちゃんの飲む力にあったミルクや母乳の流量が選ぶことが出来ます。

哺乳瓶もミルクもいろいろな種類があります。ママも大変だとは思いますが、まずは赤ちゃんの好みのものを探してあげましょう。


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母乳からミルクへの切り替え成功!赤ちゃんへのデメリットは?

母乳 ミルク 切り替え 離乳食
母乳にもミルクにもメリット・デメリットがあります。母乳からミルクに切り替えることで赤ちゃんにはどんな影響があるのでしょうか。

  • スキンシップの時間が減る
  • 消化に時間がかかる
  • 哺乳瓶での授乳は虫歯になりやすい

詳しく見ていきましょう。

スキンシップの時間が減る

母乳育児の場合、授乳はママにしか出来ません。常に密着して赤ちゃんとスキンシップを取ることが出来ます。

ミルクに切り替えるとママでなくても飲ませることが出来るため、ママと赤ちゃんが触れ合う時間が減ってしまします。そのため、意識してスキンシップの時間を作るようにしましょう。

消化に時間がかかる

母乳に比べるとミルクのほうが消化に時間がかかります。

ミルクだけで授乳している場合、赤ちゃんの胃腸に負担がかからないよう、授乳と授乳の間隔は3時間ほどあけましょう

哺乳瓶での授乳は虫歯になりやすい

哺乳瓶で授乳をすると、哺乳瓶をくわえたまま長時間過ごすことが多くなります。つまり、赤ちゃんの口にミルクが溜まっている時間が長くなるのです。

その結果、ミルクや糖分が歯に触れている時間も長くなり、虫歯になりやすいと言われています。

 

以上が赤ちゃんにとってのデメリットです。デメリットをしっかりフォローした対策をとりましょうね。

また、母乳からミルクに切り替えた場合、赤ちゃんへの影響もありますが、ママへの影響もたくさんあります。

ママにとってのメリット・デメリット

以下のようなメリットがあります。

  • お酒や薬が飲めるようになる
  • おっぱいトラブルの悩みがなくなる
  • 授乳時の人目を気にしなくても良い
  • ママ以外でも授乳が出来る

また以下のようなデメリットもありますね。

  • コストがかかる
  • 哺乳瓶や乳首の洗浄・消毒の手間がかかる
  • 哺乳瓶・お湯など外出時の荷物が増える

外出時の荷物が増えたり哺乳瓶等の消毒は手間ですが、ママが食べ物や飲み物を気にしなくて良いのは嬉しいですね。

母乳からミルクへ切り替えたら、その後ミルクはいつまであげる?

母乳 ミルク 切り替え 離乳食

赤ちゃんの食事は成長とともに、ミルクから離乳食へと徐々に移行していきます。そこで気になるのが、いつまで赤ちゃんにミルクを飲ませれば良いのかということです。

  • 1歳頃までは食後にミルクをあげる
  • 離乳食を1日3回しっかり食べる、体重増加が順調、欲しがらないのであれば辞めてOK
  • 目安は1歳6か月

詳しく見ていきましょう。

1歳頃までは食後にミルクをあげる

育児用ミルクは母乳に代わる完全栄養食品です。離乳食を食べ始めたら、離乳食の後にミルクを飲ませるようにしましょう。

先にミルクをあげると、離乳食を食べてくれないいうことがあるので注意が必要です。

離乳食を1日3回しっかり食べる、体重増加が順調、欲しがらないのであれば止めてOK

基本的には離乳食の後にミルクを欲しがるだけ飲ませてあげましょう。

1日3回しっかり食べることが出来るようになり、体重の増加が順調でミルクを欲しがらないのであればミルクは止めても大丈夫です。

目安は1歳6か月

ミルクを止める目安は1歳6か月頃としましょう。あまり続けると虫歯になりやすくなってしまいます。

ミルクを止める1か月ほど前から、哺乳瓶以外で水分が取れるようにコップやストローで飲む練習をしましょう。

 

ミルクはいつまで飲ませるのが正しいということはありません。離乳食が順調に進み、赤ちゃんが十分な栄養を取ることが出来るようになってから、ミルクを卒業するようにしましょう。

母乳育児もミルク育児も経験している私の場合

あいりあいり

私は母乳とミルクの混合育児と、完母育児を経験しています。

長男の時

初めての出産ということもあり、「母乳で育てたい!」という思いが強くありました。私が出産した病院は、「最初は母乳だけじゃ足りないから、母乳のあとにミルクを追加してください」という病院でした。母乳育児について本やネットでたくさん調べましたが、生後2か月経ってもミルクを追加しなければいけませんでした。

母や義母は完母で育てていたこともあってか、母や義母だけでなく、父や義父にまで「出ないのか?」「足りないのか?」と言われました。「完母で育てたい!」という自分の思いと、周りの言葉にストレスでノイローゼ気味になってしまいましたが、混合育児でもすくすく育っていく長男を見て、「混合でもいいか」と思えるようになりました。

次男の時

「長男の時はなんだったんだろう?」と思うほど、最初から母乳が良く出ました。産後1週間から完母で育てることが出来たので、経済面でとても助かりました。しかし、次男が生後6か月を迎える頃に完母に不都合が生じるようになりました。

長男を公園に連れて行ったり、保育園行事に参加したりと、外出の際に長時間、母や義母に預けることもありました。長男の時はミルクを渡しておけば良かったですが、そういうわけにもいかず…。試しにミルクを渡して預けたこともありますが、大泣きして全く飲まず、私が帰るまで泣きっぱなしという状態でした。

そこで「ミルクを飲ませる練習もしよう!」と思いましたが、嫌がる嫌がる。何をしてもダメだったので長時間の外出は諦めました。

三男の時

次男の時と同じように基本的に完母で育てました。しかし、次男の時の教訓から万が一に備えて、哺乳瓶に慣れさせておくことにしました。そこで、入浴後の飲み物は母乳ではなく、白湯やお茶にし、哺乳瓶で飲ませることにしました。

初めて預ける時は搾乳したものを哺乳瓶に入れて飲ませてもらいました。三男もミルクはあまり飲んでくれませんでしたが、搾乳さえしていれば問題なかったので助かりました。

あいりあいり

ただ、私が哺乳瓶で飲ませるのだけは気に入らなかったようです。

パパやおばあちゃんなら良いのですが、「ママがいるなら直接飲ませてくれ!」と言わんばかりに哺乳瓶を投げつけられていました(笑)。三男もパパやおばあちゃんなら諦めもつきますが、「ママがいるならおっぱいもそこにある!」とわかっていたのでしょうね。

【まとめ】母乳からミルクへの切り替え方

母乳からミルクに切り替えることが決して悪いことではないこと、ミルクへの切り替えの方法がわかりましたね。では、ご紹介した内容をまとめておきます。

ミルクへの切り替え方

  • 哺乳瓶で遊ばせたり、乳首をおしゃぶりにしたりして慣れさせる
  • 搾乳して哺乳瓶で飲ませて慣れさせてから、ミルクを開始

赤ちゃんがミルクを嫌がった場合

  • 乳首の形も色々あるので、何個も試して好みの乳首を見つけてあげる
  • ミルクが乳首から出すぎて嫌がる場合があるため硬さや穴の大きさの違うものを試す
  • 温度の好みがあるときがある
  • メーカーによりミルクの味が異なるため、好みのミルクを見つけてあげる
  • マグマグで飲ませてみる

母乳からミルクへ切り替えた場合の赤ちゃんへの影響

  • スキンシップの時間が減る
  • 消化に時間がかかる
  • 哺乳瓶での授乳は虫歯になりやすい

ずっと母乳で育ってきた赤ちゃんにとって、ミルクへの切り替えは簡単なことではありません。もちろんママにとっても大変なことです。ママと赤ちゃんが笑顔でいられるように、触れ合う時間を大切にしながらミルクへの切り替えを進めていきましょう。


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