お父さんに感謝の気持ちを伝える父の日。
幼稚園や保育園に通っているお子さんがいるご家庭では、イベントや園での制作があったりする方もいらっしゃるのではないかと思います。
この父の日ですが、実は最近の複雑な家庭環境などを考慮して保育園や幼稚園などでの父の日の取り上げ方が変わってきていることをご存知でしょうか。
そこで、この記事では保育園や幼稚園での近年の父の日の事情や、父の日に関するお悩みごとへの解決策を紹介します。
もくじ
そもそも父の日とは…
父の日とはアメリカが発祥の、父親に感謝の気持ちを表す日です。日本では6月の第3日曜日となっており、日本ではプレゼントをあげる方が多くみられますね。
なぜ父の日を保育園や幼稚園でやるのか
幼稚園や保育園では様々な行事を通して子どもを楽しませたり、心身の発達を促すのが大切です。
その中でも父の日や母の日などは家族に対する感謝の気持ちを伝える事を通して心の成長を促したり、家族の絆を深める良い機会となります。ですので子どもたちが感謝の気持ちを表す手立てとして制作やイベントなどを行っているところが多いのです。
父の日は幼稚園や保育園では何をするの?
幼稚園や保育園では父親の似顔絵を描いたり、制作を行うところもありますね。
私の長男の通う園では似顔絵を描いて持って帰ってきてくれましたが、園によっては保護者が参加する父の日のイベントもあるところもあり内容も様々です。
こんな時はどうしたらいい?
父の日が近づいてきてイベントや制作があると家庭事情や、子どもの事など様々な事情で悩む方もいるかと思います。
そこで、父の日に悩みがちな心配事の解決策を紹介します。
母子家庭のお子さんの場合
近年増加傾向のある母子家庭のママの中には複雑な心境で父の日について悩む方もいらっしゃるかと思います。
特に困るのが、保育園や幼稚園で子どもが父の日についてどう思うか、また先生がどんな対応をするかですよね。そんな時には次のように対応しましょう。
①保育士さんに相談する
まずは保育士さんや先生に父の日について相談してみましょう。
その際に父親が居ないからといった特別扱いはかえって子どもを傷つけてしまう旨を伝えておくと先生の方も気を遣って対応してくれるかと思います。
ただ、近年は保育園や幼稚園の方でも母子家庭のお子さんや家庭の事情が複雑なお子さんを考慮して、似顔絵を書いたりする園ばかりではなく、特に相手を指定せずに制作をする園も多かったり、父の日だからといって特別イベントを行わない園もあります。
ですので、まずは父の日に何をするのか確認を取ると良いですね。
②先に家で伝える
父の日に幼稚園や保育園で何かイベントがある場合であれば、前もってお子さんに父の日についてどんな日なのかを伝えておきましょう。
「父の日はお父さんに感謝する日だけれど、うちは家族みんながお父さんだから家族に感謝する日だよ。」と伝えれば幼稚園や保育園のお子さんであれば理解できるかと思います。
またその旨を幼稚園や保育園側にも伝えておけば、声掛けの際にスムーズです。
発達障害の場合も配慮は必要?
保護者の方が参加する父の日のイベントや制作の場合、教室内の雰囲気がいつもと違う雰囲気になりますよね。
一言で発達障害と言っても様々なタイプがあるので一概には言えませんが、ちょっとした環境の変化で席を立ってしまったり、話に集中できなくなってしまうお子さんもいらっしゃいます。
お子さんに心配な点があれば保育士や先生に一言相談しておきましょう。
不器用で予習したい!
園によっては保護者の方が参加して父の日の制作を子どもと一緒にする所もあるかと思います。不器用で製作が苦手という方は予習も兼ねて次のような制作をお子さんと一緒にやってみてはいかがでしょうか。ご家庭でも良い思い出が出来ますよ。
ネクタイ
色画用紙でネクタイを作り、クレヨンやシールなどでネクタイに模様をつけます。小さなお子さんでも簡単に出来るので楽しいですよ。お互いに1つずつ作って交換でもいいですね。
写真立て
100円ショップなどで売っているシンプルな写真立てを用意して紙粘土や手芸用のボタン、ビーズなど好きな飾りつけをして出来上がりです。写真も一緒に撮ったら、尚良しの制作です。
もし園で作るものと同じものを予習したいという方は担任の先生や保育士さんに聞けば教えてもらえますので、それをお子さんと一緒に作ってもいいですね。
お子さんと一緒に作業する時間を作る事で、ご家庭でも楽しい時間を過ごすことも出来ますし、当日も準備バッチリで「すごーい。」とお子さんから尊敬されるかもしれません。
母の日父の日を「家族の日」としているところも
先にも挙げましたが、最近は家庭で複雑な事情を抱えているお子さんも多くなっています。それを考慮し、母の日や父の日を「家族の日」として捉え直している園もあります。
ですので、園での行事も母親や父親1人に限るものではなく家族皆に感謝するものとして制作などを行ったりしています。
どんな形であっても家族に感謝を表す日である事には変わりない大切な日ですね。
まとめ
幼稚園や保育園に通っているお子さんがいる方であれば何かしらのイベントがある事が多い父の日。
どんなご家庭のお子さんであっても家族に感謝の気持ちを伝えられる良い機会として捉えられると大人になっても良い思い出になるのではないでしょうか。
5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。