こんにちは。先日3人目の断乳を終えたばかりのゆーままです。
お子さんが大きくなってくると考え始めるのが断乳。この断乳の方法でも特に丁寧で母子ともに負担の少ないのが、何日も前からお子さんに「おっぱいとはバイバイだよ」と言い聞かせて断乳する方法ですよね。
この断乳方法を試してみたいけれど、具体的にどんな風にやったらいいのか迷うママも多いのではないでしょうか。また、断乳後のおっぱいのケアも気になる所ですよね。
私も3人の子どもがいまして、3人とも完全母乳で育てました。3人とも1歳前後で断乳したので、この言い聞かせ断乳とその後のおっぱいのケアは、私にとってもかなり馴染みの深いものであります。
私の場合は、断乳後もおっぱいトラブルはなく、一応つつがなく終わったのですが、つい最近3人目の断乳が終わったばかり。果たしておっぱいはこのままでいいのかと疑問が頭に浮かびました。
そこで、多くのママが疑問に思う言い聞かせ断乳のスケジュールと、断乳中から断乳後のおっぱいのケアについて徹底的に調べましたのでまるっと紹介します!
この記事を読み終わる頃には断乳のスケジュールも、おっぱいのケアについても分かって安心できますよ!
もくじ
断乳に適したタイミングは?
断乳はママの事情などによって急に断乳しなければならない場合もありますが、事前にスケジュールを組んでおくと、スムーズに断乳が完了します。
ですので、断乳する時は次のような点を踏まえておきましょう。
- 断乳に適した季節は春と秋
- 生理1週間前の時期は避けよう
- 当日はパパや祖父母がフォローできる日に
- 2日目3日目は母乳ケアができる病院が空いている日
- 離乳食が3回食になり、栄養面での心配がない
では詳しく紹介していきましょう。
断乳に適した季節は春と秋
断乳にベストな季節は、気候が穏やかで過ごしやすい春か秋がおすすめです。
夏や冬は?と思うママも居るかと思うのですが、夏は水分不足になりやすく、断乳をした時に水分を摂れなくなると大変ですし、気温も高くなるので他の季節よりも体力を消耗しがちです。
また、冬は冬でインフルエンザや風邪などの感染症になりやすく、断乳を決めてもスケジュール通りにならない可能性があるので、出来れば避けた方が良い季節です。
ですので、急ぐ理由がないのであれば、断乳は春か秋にしておくとスムーズに断乳が出来そうです。
私も実は3人とも5月から6月の間に断乳をしました。暑い日もありましたが、比較的気温が穏やかで、何より兄弟間の体調不良がないベストな時期だったのです!
暑い日には積極的に水分を摂らせながら断乳しましたが、特にこれといった問題もなかったです。
生理1週間前は避けよう
授乳中は生理が来ないという方も多いですが、中には生理が再開しているママも居ますよね。
予定通りに生理があるママは、生理1週間前の断乳は避けましょう。
何故かというと、生理前は体に水分をため込みやすくなり、その状態で断乳をすると圧乳がきつくなり、乳腺炎を発症しやすくなるそうです。
ですので、断乳のスケジュールを組む時は生理前は避け、体調のよさそうな日を選びましょう。
当日はパパや祖父母がフォローできる日に
このあと紹介させていただくのですが、乳腺炎を予防するための圧抜き(搾乳)が断乳には大切です。ただ、断乳中なのにお子さんの前でおっぱいを見せる訳にもいかないですよね。
搾乳はお子さんの目の届かない所でするのが良いですし、おっぱい以外のもので気を逸らさせるためにも断乳当日はパパや祖父母など、他の保護者がお子さんをフォローできる日にしておきましょう。
私も実感したのですが、特に夜の寝かしつけや夜間の愚図りの対応が大変です。
ママの他に1人誰かいてくれるとママも安心ですよ。
我が家もパパにフル稼働して頂きまして、それそれはもう、大変助かりまして、今後背中を向けては眠れません。笑。
2日目3日目は母乳ケアができる病院が空いている日
断乳を始めて一番おっぱいが張りやすい2日目と3日目は乳腺炎になりやすい期間です。そこで万が一乳腺炎になった時に病院に駆け込めるよう、2日目と3日目は母乳ケアをしてくれる病院が空いている日を選択しましょう。
離乳食が3回食になり、栄養面での心配がない
断乳するタイミングは離乳食が完了期になり、3回食になったタイミングまで待ちましょう。普段の食事で栄養が摂取出来るようになれば、断乳をしても特に影響はありません。
ただ、万が一ママの事情で離乳食が始まる前や、まだまだ母乳がメインになりがちな2回食の時に断乳せざるを得ない時には、母乳をミルクに切り替え、お子さんがミルクに慣れてから断乳に移行しましょう。
断乳してミルクに切り替える!スムーズに移行するたった1つのコツ
このような点が断乳するタイミングのコツですが、予定外に断乳する事もありますよね。その時にはお子さんの体調や様子を見ながら臨機応変に対応して断乳をしましょう。
断乳まで日にちがあるならコレもやっておこう!
また、断乳前のおススメとして、余裕があれば寝かしつけの習慣を変えておきましょう。母乳育児の利点である添い乳の手が断乳後は使用不可です。
断乳と一緒のタイミングで一気に寝かしつけの手段を変えてもいいのですが、断乳中っておっぱいが張って痛くて抱っこが辛かったり、寝不足が続いたりで、ママも心身やられます(私、断乳と添い乳NGを一気にやりました。辛かった…)。
ですので、断乳まで日にちがあるのであれば、寝かしつけだけでも添い乳以外の手段でしてお子さんを慣らしておくと、断乳中の寝かしつけもスムーズにいきますのでおすすめです。
夜間断乳で寝かしつける方法とは?成否をわけるたった1つの考え方
パパに寝かしつけを頼んで育児の大変さを実感してもらいましょう…笑
断乳のスケジュール!1週間前から1ヶ月後まで
断乳する日を決めたら、いよいよ断乳の本番!と言いたいところなのですが、断乳はきちんとスケジュールを組んでおくと、お子さんもスムーズに断乳ができます。
次のような段取りで断乳に踏み切りましょう。
断乳1週間前
断乳する一週間ほど前になったら、お子さんに「○○は大きくなったから、そろそろおっぱいはバイバイね」とアナウンスを始めましょう。ポイントは授乳中などの気持ちが落ち着いている時に、やんわりとソフトに声掛けする事です。
1日1回でいいので、お子さんに声掛けを笑顔でしてあげましょう。お子さん自身もおっぱいは終わりなんだなという事を認識します。
いざ断乳!1日目
お子さんへの対応は?
いよいよ断乳本番当日です。当日の朝までは通常通りの授乳をして構いません。お子さんが授乳する姿もこれで最後です。しっかり目に焼き付けておきましょう。
最後の授乳が終わったらついに断乳です!
さらに断乳対策をしたいというママは、おっぱいに絵を描く事もしておきましょう。おっぱいを飲もうとした時に絵がある事で、飲むことを躊躇します。
「おっぱいに絵」で断乳する方法を特集!失敗と成功の分かれ目は?
日中お子さんがおっぱいを飲もうとしてきたら絵を見せて「おっぱいはバイバイだよ」という事を伝えます。あとは一緒に遊んだり、スキンシップを取るなどして、とにかくおっぱいの事を忘れさせましょう。しっかり寝てくれるよう、パパも巻き込んでとにかく体力消耗です!
また、次の様な点にも注意しましょう。
- 断乳中と断乳後は1日5食ペースで栄養補給を
- 水分補給を忘れずに!おむつでおしっこの量を確認する
一番大変なのは初日の夜です。添い乳がない寝かしつけは中々大変です。お子さんも泣く確率が高いですが、とにかく乗り切るのみです!
私も1日目の夜は少し心折れそうになりました。
特に末娘の断乳の時には夜中に2回愚図り、明け方は1時間ほぼ泣きっぱなし…。女の子なのもあり泣き声が高めで耳に響き、主人や上の2人も起きかける始末…。
おっぱいをあげてしまおうかと思いましたが、ここで負けてはいかん!と寝室を離れて、リビングや廊下を抱っこでウロウロしてやっと寝てくれた時には明け方4時でした。そして上の2人は5時に起床…。
その日は廃人に化した事は言うまでもありません。笑
おっぱいのケアも忘れずに!
断乳中のおっぱいは絞らず張らせたままにする方法も多いですが、その方法ですと乳腺炎になりやすくなります。
最後の授乳が終わったら、6時間おき程度で圧抜きの搾乳をしましょう。「搾乳しても大丈夫なの?」と思いがちですが、手でする搾乳は刺激が少ないので、母乳の分泌にはつながらないので安心してください。
左右5分ずつ絞っておくだけでも胸の張りが違います。是非やっておきましょう。
私の場合は1日目は、おっぱいの張りはそこまでではなかったのですが、念のため6時間おきに少し搾乳をしていました。それでもやはりおっぱいの張りはそこそこありました。ですので、搾乳をしておいて良かったなというのが率直な感想です。
断乳2日目
お子さんへの対応
基本的には1日目と同じです。
我が家の子ども達の場合は、1日目におっぱいが飲めない事に気が付いたのか、そこまでおっぱいに執着はしていない様子でした。
ただ、時々何となく私の元へ来たり、おっぱいを探している様子はありましたが、遊んだりして気をそらすとあまり気にせずに遊んでいました。ですので、授乳以外は普段と変わらない生活です。
ママのおっぱいケア
何より大変になってくるのはお子さんというより、ママのおっぱい。
6時間おきに圧抜きの搾乳は継続しましょう。ただそれでもおっぱいは張って熱を持ち、痛みを感じる事もあります。あまりにも辛い時には、冷えピタや保冷剤でおっぱいを冷やすなどして痛みを少しでも和らげましょう。
そして、母乳の分泌を少しでも抑えるため、断乳1~3日目は高カロリーな食べ物は極力控えましょう。ストレス発散の間食もこの期間はストップが無難です。
また、断乳中だからとアルコールを飲んでしまうのもNG!アルコールは母乳の分泌を促してしまいます。アルコールは断乳がしっかり終わるまでとっておきましょう(断乳成功の後に飲むアルコールは効きますよ…笑)。
私も授乳回数が少なくなってからの断乳でしたが、やっぱりおっぱいはパンパンになりました。搾乳はしていたもののそれでも痛い!
とにかく「ここを乗り越えればアルコール!」と自分に言い聞かせ、ひたすらに辛抱する2日目でした。
2日目はママもお子さんも踏ん張り時です!お子さんの寝かしつけも頑張りましょう!
断乳3日目
辛い2日目を乗り越えれば、もう断乳のゴールが見えたも同然です。お子さんも3日目になるとおっぱいの存在を忘れています。
我が家の子ども達も3日目になると、おっぱいの存在はすっかり忘れたようで、おっぱいに近づいてくる事もなくなりました。
ママのおっぱいも再吸収が始まるので2日目程の胸の張りはなくなっていきます。朝起きたら搾乳を行い、可能であれば母乳外来などでしっかり絞ってもらいましょう。
しっかり絞ってもらうと母乳の分泌があるので、8時間おきに搾乳を行いますが、おっぱいもそんなに張らなくなるのでかなり楽になりますよ!
私の胸も2日目は痛くて子どもを抱っこするのも辛かったですが、3日目になるとかなり楽になり、抱っこしても痛みも張りも少なくなっていました。
断乳から1週間後
断乳から1週間も経てば、お子さんは「あれ?おっぱいって何だっけ?」位の間隔でケロッとおっぱいを卒業しています。
我が家でも1週間経過すると子ども達にとって、おっぱいの存在は過去のものになっているようで、全く執着もなくなりました。そして、元々食欲旺盛な子ども達が更に食欲増加。特に最近断乳した一番下の娘に至っては、食べる量に唖然とする私と主人…。
また、ママのおっぱいも
- 6日目までは8時間おき
- 7~10日までは12時間おき
のペースでの搾乳をおすすめはしますが、ほとんど張りもありません。10日も経てば、母乳の分泌は収まるので搾乳の必要もなくなり、ついに断乳のゴールです!お疲れさまでした!
私の方も多少おっぱいは出るものの、張りもなくすっかりしぼみました。
ああ、人生一番の巨乳時代よサヨウナラ…。笑
断乳から1ヶ月後
断乳から1か月経つと、ゴールを迎えた我が家の子ども達はもうすっかりおっぱいに触る事も、執着する事もなありませんでした。そして動くようになって更に増す食欲…。ああ、おそろしや。
忘れがちなのが、断乳した後のおっぱいのケアです。
断乳した後の乳腺にはおっぱいのカスのようなものが残っており、これをこのままにしておくと後々しこりになってしまったり、次の子を出産して授乳する時にこのカスを赤ちゃんが飲み込んで消化不良を起こしてしまう事もあるそうです。
ですので、断乳して1か月経ったら母乳外来などで一度綺麗に絞ってもらいましょう。
これが終われば本当の断乳のゴールです!
そして私。本来ならば1か月経ってから、母乳外来などで絞ってもらうのが良いのですよね。けれど正直な所、上の2人の時には行きそびれてしまった状態で次の子を出産しておりました(子ども達よゴメン!)。
ただ、最近一番下の子を断乳しましたし、4人目の予定は皆無。乳腺を綺麗にしておくためにも一度行っておかなければと思っている現在です。
断乳成功へのポイントは、「ママの◯◯次第」
心を決めたのだから失敗せずに1度で成功させたい断乳。そこで大切なのは何より一度決めたら曲げない事です。そう、すべてはママの覚悟次第。
確かに、おっぱいが飲めなくて泣く姿はママ自身も辛いです。身をもって知っています。とても辛いです。
けれど、ここで断念しておっぱいをあげてしまうと、せっかく頑張っているお子さんにとっても良くないのです。さらにおっぱいに執着するようになってしまう事もあります。
だからこそ断乳!と決めたからにはママが負けてはいけません。一度決めたら決して曲げてはいけません。
それにこれは私の経験でもあるのですが、断乳すると小さいながらも何だか子ども達がしっかりします。1つの試練を乗り越えたからなのか、より我が出てくるというか、情緒が豊かになってくるというか…。とにかく何だか強くなります。
断乳はお子さんもママも一つ成長できるチャンスです。お子さんと一緒に頑張ってお子さんと一緒に成長しましょう!
断乳のスケジュール、まとめ
ここまで断乳のスケジュールやおっぱいのケアについて紹介させていただきましたが、最後にまとめです。
1. 断乳に適したタイミングは
- 断乳に適した季節は春と秋
- 生理1週間前の時期は避けよう
- 当日はパパや祖父母がフォローできる日に
- 2日目3日目は母乳ケアができる病院が空いている日
- 離乳食が3回食になり、栄養面での心配がない
2. 断乳のスケジュールは
- 1週間前から子どもに言い聞かせておく
- 当日は朝まで授乳してOK。その後は決しておっぱいをあげない
- 2日目まではママは6時間おきに圧抜きの搾乳をする
- 3日目までくればゴールは目前!
- 10日位までは定期的に搾乳をしよう
- 1か月経ったら最後のおっぱいのケアを忘れずに!
お子さんとのコミュニケーションの1つであった授乳がなくなってしまうのは悲しいかもしれませんが、授乳だけがお子さんとのつながりではありません。断乳後はお子さんと一緒に沢山スキンシップを取って、楽しい時間を過ごしてみてくださいね。
5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。