日本では母の日と並んで定番の文化となっている父の日。

自分が祝う立場だったけれど、親となり気が付いたら貰う立場になっている方もいるかと思います。また父親になって改めて親のありがたさを知り、自分の父親を祝うようになった方もいますよね。

我が家でも3人のこどもがいて、一番上の長男が5歳なので父の日が近くなると幼稚園で書いた似顔絵を持って帰ってきてくれます。嬉しいですよね、やっぱり。

けれどこの父の日って海外ではどんな文化なのか、そもそも父の日って何が起源なのか知らずに父の日を祝っている方も多いのでは?

そこでこの記事では父の日の起源や海外での父の日の祝い方などを紹介します。

父の日っていつ始まったの?


父の日の発祥は、1900年代に遡ります。

1909年、アメリカ・ワシントン州のスポケーンに住む女性が、男手1つで育ててくれた父の誕生月の6月に、教会の牧師にお願いして礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。

その女性は、当時すでに母の日が始まっており、父の日もあるべきだと考え牧師教会へ嘆願をしました。

すると、1916年に当時のアメリカ大統領がスポケーンを訪れて父の日の演説を行った事により父の日が認知され、さらに1966年に父の日を称賛する大統領告示が出された事から6月の第3日曜日を父の日とする事が決まり、現在の形になりました。

本場アメリカでの父の日の祝い方、プレゼントは?

では本場アメリカではどんな風に父の日を祝うのかというと、6月の第3日曜日に白いバラを父親に贈るのが定番です。

ただ最近では花ではなく、実用的なプレゼントや感謝の気持ちを込めたメッセージカードなどを贈る人も増えており、プレゼントも多様化してきています。

他の海外の父の日の祝い方、プレゼントは?

父の日は本場アメリカだけではなく、その他の海外でも日付は違えど父の日の文化があるのをご存知でしょうか?ここではごく一例ですが海外の父の日を紹介します。

ドイツ

ドイツの父の日はキリスト昇天祭のある5月に行われます。こちらの父の日は父親が友人同士で思い切り羽を伸ばす日だそうで、外でお酒を飲んだりグループで楽しむ人も多いそうです。日本のお父さんにとってはちょっと羨ましい文化かもしれないですね。

韓国

日本のお隣である韓国の父の日は両親の日でもある5月8日です。儒教思想の高い韓国では親孝行をとても大切にしており、贈る物も高価な花輪や、お金やギフトカード、電化製品などの実用性のある高価なものを贈る人も多くみられます。

カナダ

本場アメリカと同じく6月の第3日曜であるカナダの父の日は父親に何かをあげるのではなく、みんなでバーベキューをしたりと家族で何かを楽しむのがメインです。プレゼントをあげる事もあるのですが、何よりも父の日の予定は極力空けておき父親と一緒に過ごすという物では表せない感謝の気持ちを伝えられる大切な日ですね。

日本の父の日の祝い方、プレゼントは?

では肝心の日本の父の日はというと日本はアメリカと同じ6月の第3日曜日ですね。

お祝いの仕方も本場アメリカと同じくプレゼントを贈る方が多いのではないかと思いますが、日本では黄色いバラを贈るという習慣があるという事をご存知の方は少ないかと思います。どちらかというと感謝を込めたプレゼントはネクタイやハンカチなどが定番ですね。

また最近は感謝の気持ちを書いたラベルのお酒や名入れのジョッキやグラス、ボールペンなど様々な父の日のプレゼントも多いので、お父さんの趣味に合わせて贈ることが可能です。

父の日ができる以前、父は祝われる機会がなかった?

今でこそ父の日がありますが実は日本に父の日が浸透したのは1980年代と最近のことです。

それまでは改めて父親に感謝するという日はなかったのですが、これ以降感謝の気持ちを込めてプレゼンを贈る事が一般的になりました。

我が家の父の日の過ごし方

様々な国の父の日に触れてきましたが、皆さんのご家庭でも何かしらの形で父の日を祝っているかと思います。

かくいう我が家も父の日は特別にコレ!とまではいかないのですが、主人を労わる名目で各自1人1個好きなケーキを買って夕食後に楽しんでいます。まあ、大体は主人の分も私の分も子どもたちに一口ずつ食べられて半分くらいはなくなっていくんですけどね…。

今回父の日を調べてみて、ちょっとモチベーションがあがったので次の父の日はちょっと高いビールとおつまみもサービスして、仕事に育児に家事に奮闘してくれているイクメンパパを敬おうかなーなんて思ったりしています。
(私も決して飲みたいわけではないですよ。うふふ。)

まとめ

父の日の文化は日本だけではなく海外のあちこちでも様々な形であり、いずれも父親への感謝を込めた大切な日です。

私たちもご家庭によって父の日の過ごし方はそれぞれだと思います。プレゼントにこだわらず、何よりも普段表せない感謝の気持ちを伝えられるのが何よりも大切です。