こんにちは。仕事の休憩中にスマホの着信確認した時、画面が娘からのLINEで埋め尽くされていると今でも困惑してしまうお京はんです。
待機児童をスタートとし、子育てと仕事の両立に立ちはだかる様々な壁を突破していかねばならないワーママ達。子供は着々と成長し、できる事も増えているはずなのに、子育てと仕事の両方をするワーママ達の悩みは尽きませんよね。
「小4の壁」も然り、長期休暇の代名詞「夏休み」、これらに見え隠れするのは留守番。特に夏休みの留守番が長時間となり、これには頭を抱えたくなるのではないでしょうか?
子供達が小4になった頃、今でこそ、良い経験だと思えますが、授業のある平日ならまだしも、夏休みにも長時間の留守番をさせることとなった当時の私は、正直、ブルーな気分でいっぱいでした。
今回は、子供の夏休みにげんなりしがちなワーママ達が子供の夏休みを前向きに対策できるよう、夏休みの子供の留守番を成功させる方法を特集しました。
この記事を通してワーママのワークライフバランスも継続しつつ、子供もママも豊かな人生を培いましょう!
「留守番の基本」の確認がまだの方はこちら。
もくじ
まずは夏休み中の仕事の融通を利かせる工夫を
さっそく夏休み中に子供を留守番させる方法や注意点について紹介したいところですが、その前に。長い夏休み、そもそも夏休み中に留守番させる時間をできるだけ少なくしておくことが大切です。
「そんなのはわかっている」という声が聞こえてきそうですが、前々からちょっとした工夫をしておくだけで仕事の調整が格段に楽になります。仕事がしやすい環境を自ら積極的に行っておくとも言い換えられます。主なポイントは以下の通り。
- パートタイマーは事前に事情を伝え、交渉しておくべし
- 普段から持ちつ持たれつの関係を培っておくことも必要
- 学生の多い職場や学校関係の職場は夏休みのシフトに融通がききやすい
詳しく解説します。
パートタイマーは事前に事情を伝え、交渉しておくべし
仕事内容や雇用条件によって一概には言えませんが、仕事をする上での希望条件はできるだけ、事前に交渉しておくことをお勧めします。
パートタイムで就労希望する理由の中に家庭事情があることは概ね、雇い主も想定済み。そこでシフト調整を行う責任者には、子供に関する事情を予め前振りしておき、責任者がシフト調整をしやすい状況をつくっておけば、交渉はしやすくなります。
普段から持ちつ持たれつの関係を培っておくことも必要
周囲への配慮も含め、日頃からシフト決めの際は自分の言い分ばかりを通すような交渉ではなく、「こことここは事情により勤務できないが、ここなら協力できる!」という代替案も一緒に提示することで、勤務に対する配慮を見せておくことも必要です。
普段からこの交渉術を習慣化しておくことで、職場でも戦力として重宝されますよ。
学生の多い職場や学校関係の職場は夏休みのシフトに融通がききやすい
万一、現在の職場では融通が利きにくく、転職を考えているのであれば、大学生勤務者が多い職場や学校関係の職場がおススメです。特に子育て世代のパートさんは学生とはシフトにおいては利害関係が結びやすいと言えます。
また、学校関連の職場、例えば、給食センターなどは子供の夏季休暇に合わせ、業務も休みになることが多いので、子育て中のパートさんには人気の職場となっているようです。
以上の通り、職場における交渉は個人の視点だけではなく、全体を見渡した上で業務に対する配慮を見せながら行うことが交渉成功のコツだと言えます。
このように、夏休み中の留守番時間をできるだけ短縮させる努力はしつつも、結局多少の留守番はさせなければなりません。
そこで、次は実際に子供を留守番させる方法についてみていきましょう。
子供の長時間の留守番、いつから大丈夫?
乳児から幼児へと成長し、身の回りのこともある程度、自分で出来るようになれば、ちょっとした留守番も可能ですが、長時間にわたる留守番は小学校入学以降のほうが安心です。
入学後は学校生活に馴染むにつれ、自立心も芽生えるので留守番に対し、羽を伸ばせる絶好のチャンス!と感じる余裕も芽生えるようです。
だからといって、初めて長時間の留守番をさせるとなると、不安はつきものですよね。
長時間の留守番開始は、4年生が一般的です。子供の性格にもよりますので一概ではありませんが、4年生あたりになれば、「練習」を行えばお昼ご飯を跨いだ長時間の留守番は可能です。
一例として、留守番練習は
- 学童が終了を迎える前から隔日で開始し、
- 4年生になる前の春休みを長時間の留守番移行期として練習に当てる
など、子供に合わせた練習を行いつつ、親も長時間の留守番に必要な物やルールを見極めます。
留守番練習により、留守番中の子供のタイムラインが見えてくると思います。
子供がまだ幼いことが気になっている方はこちら。
40日間にわたる夏休み本番を迎えるにあたり、夏休み中の留守番に特化した配慮すべきポイントを詳しく見ていきましょう。
夏休みの留守番中の過ごし方は?
夏休みの留守番の注意点に行く前に、まずは「留守番の基礎」を確認しておきましょう。
下記の点に気を付け、留守番本番まで練習を繰り返しておくことです。
- 1人で過ごす時間に慣らしておく
- 留守番ルールは子供と一緒に考え、責任を持たせる
- 親とすぐに連絡がとれるようなアイテムを整えておき、親も子供の様子が確認できるようにしておく
夏休み特集の前に、基本の確認を。
夏休みの留守番はこれらの点に加え、次のようなことに配慮する必要があります。
- 子供と一緒にスケジュールを立てる
- 夏休みの留守番中の食事、どのように準備しておく?
- 留守番中の外出ルール、どこまでOK?
- 夏休み、子供は留守番の思い出ばかりにならない?
詳しくみていきましょう。
子供と一緒にスケジュールを立てる
夏休みの過ごし方は、犯罪に巻き込まれるリスクを回避できるよう設計する必要があります。さらに、いつでもなんでもしてくれる親がいない一人の時間は、子供の精神的な成長にも大きく影響します。
この
- 危険回避
- 精神的な成長
の両方を効果的に助けてくれるのが「子供と一緒にスケジュールを立てる」ということ。
- 一日の過ごし方
だけでなく、
- 夏休み全体のスケジュール
も作成しましょう。その中で、色んなことを親子で事前に情報共有することが重要です。
犯罪回避の意味では、子供が夏休みをどのように過ごしたいのかを予め把握しておくことは、トラブルに巻き込まれた際の解決の糸口になります。
また、スケジュールを一緒に作成することで留守番中のルールを再確認することもできます。
なお、スケジュールを作成する際には「タスク(やるべきこと)」も設定しましょう。タスクのおかげで、やるべきこととやりたいことのメリハリが生まれます。
タスク達成のコツは、楽しみを味わうための条件を明確にしておくことです。
- タスクをやりきれば、家族で遊びに行ける
- タスクをやりきれば、テレビ時間は自由に決めてよい
等、楽しみを謳歌するためにはタスクの達成が必要だということを子供自身がしっかりと理解することが大切です。
夏休みの留守番中の食事、どのように準備しておく?
留守番中の食事は、火を使わせないよう基本調理済みにしておきましょう。
特に夏場は食中毒に気を付ける必要があります。冷蔵庫で保管が望ましいのですが、状況により厳しいのであれば涼しい場所で保冷剤を使ってしっかりと保冷をしておきましょう。
とはいえ、毎日のこと。時にはレンジ対応の冷凍食品、自動で消える電子ケトルを使ったお湯で調理できるものなど、ちょっとした調理に関わることで子供の出来た!が拡張します。
子供次第ではありますが、イレギュラーなお昼ご飯もまた、楽しみのひとつとなるようです。
留守番中の外出ルール、どこまでOK?
夏休み期間中には、警報等で休校となった分の振替補習、基礎学習の補講、プール開放など学校に関わる予定もあります。
夏休み中の犯罪トラブルを気にして参加しないとするのではなく、参加できるように対処を考え、教えましょう。守られた環境の中だけでは、頭で理解していても、危機管理の感覚は育ちません。
子供がよく使うルートの確認と共にどんな場所で、
- どんな事件や事故が起こりやすいのか?
- 助けを求められる人通りがあるのか?
を一緒に下調べし、目的地にたどり着くまでの時間なども把握しておきます。
これを行っておくことでスケジュールを立てるときに移動目安が分かります。子供は時間を守る必要性を理解し、親にとってはトラブルが起きた際の確認作業が早く行えます。
これらの情報をまとめれば、学校区内のヒヤリハットマップなんてものができますので、夏休みの自由研究としてもアリかもしれません!
夏休み、子供は留守番の思い出ばかりにならない?
仕事もうまく段取りがつき、留守番に関する準備も万全!とはいえ、子供にとってはせっかくの夏休み。できることなら、心に残る思い出を作ってあげたいのも親心かと思います。
夏休みは、小学生(一部、年齢制限あり)を対象としたサマーイベントが開催されております。お住まいの地域にもよりますが、
- 子育て支援団体や公益財団法人YMCAなどが主催するサマーキャンプ
- 学習塾が行うサマースクール
など、子供の自立を目的としたイベントは親の同伴無しで体験できます。夏休みならではの思い出作りになるかと思います。
また、パパやママのご両親が遠方にお住まいの場合、ご両親や親族に協力を仰ぎ、思い切って一人旅をさせてみるのもアリですね。
- 目的地までのルートを調べる
- 電車の時刻表を見る
- 旅にかかる料金を調べる
等、これらも立派な社会経験となり、自立へと繋がります。
ここまでしたら最後、親が離れてても見守れる手段を。
以上の基礎編と夏休み特別編を行えば、夏休み中の留守番の基本はバッチリです。
「夏休み中に留守番させないといけない」ではなく、「夏休み中の留守番があったからこそ得られた体験や成長があった」という日々にきっとなります。
【まとめ】夏休み中の子供の留守番、仕事をするママ達はどうする?
夏休み中、子供に長時間の留守番をしてもらいながら仕事も両立させていくための事前対策や成功させるポイントをお伝えしてきました。
子育てと仕事の両立は、個人の思いだけでは成り立ちません。学童という預け先がなくなったとしても、やはり周囲の協力は必要です。職場、家庭共に事前に対策を行えば、子供にも親にもメリットは多いと思いませんか?
最後におさらいをします。
夏休み中の子供の留守番、仕事はどうする?
- パートタイマーは事前に事情を伝え、交渉しておくべし
- 普段から持ちつ持たれつの関係を培っておくことも必要
- 学生の多い職場や学校関係の職場は夏休みのシフトに融通がききやすい
子供の長時間の留守番、いつから大丈夫?
- 長時間の留守番の開始は、4年生が一般的
夏休みの留守番中の過ごし方は?
- 情報共有するために子供と一緒にスケジューリングを行う
- 昼食の用意は食中毒に注意を!時には冷凍食品もあり!
- 留守番中の外出は、安全対策を取った上でOKをだそう!
- 共働きでも夏休みの思い出作りは、イベント利用でも可能である。
ママにとっては大変と感じる子供の夏休み。子供にとっては子供時代にしか体験できない夏休み。子供にとっても、ママにとっても有意義な夏休みが送れるよう、ちょっとした工夫を施してみてくださいね!
<子供の留守番特集!>
21歳(長男)と19歳(長女)の2児の母。ワーキングマザーの歴史を着々と刻む会社員。児童心理学をベースに独自の子育てを貫いた結果、子どもは二人揃ってアーティストの道に。ファミリー揃って、『考える人』生活を送っています。