子供達が大きくなった今でも、留守番の声掛け習慣が抜けず、毎度、子供達に苦笑いされているお京はんです。
小学校入学を機に、お子さんに留守番をさせてみようかな?と思ったものの、簡単に決断できずにいる方、意外に多いようですね。
私も子供に初めての留守番をお願いしたその日は、想定外の出来事が起こらないか?と一日、ドキドキしておりました。
最近は、
- 離れた場所でも子供の帰宅時間をすぐにお知らせしてくれる
- リアルタイムな表情を手に取るように確認できる
- まるで傍にいるような感覚でお留守番をお願いする
ということが可能となり、不安を軽減してくれる留守番アイテムが続々と登場しているようです。
しかし、便利になったことはわかったものの、いざ、我が子の留守番となると、ロボットやらカメラやら…。
- この中で自分が使いこなせそうなものがどれなのか?
- 自分が抱える不安を解消できるものはどれなのか?
まだまだ、分かりづらいですよね。
そこで、多種多様の留守番アイテムをタイプ別に徹底調査しました!
留守番アイテムでコミュニケーションをとりつつ、少しワクワクしながら留守番する子供の姿を想像できれば、留守番はそう悪いものではないということにお気づきになるかと思いますよ!
「留守番の基本」の確認がまだの方はこちら。
なぜ「見守る留守番」が主流に?
「見守る留守番」とは、留守番中の子供をリアルタイムで把握できる留守番環境のことを指します。
なぜ、近年の留守番スタイルは「見守る留守番」が主流になりつつあるのか。留守番アイテムの紹介に入る前に、留守番アイテムを使ってどんな心配や悩みを解消しようとしているのかを確認しましょう。
子供ひとりでの留守番に懸念される不安要素は大きく3つ
- 住宅環境で子どもが犯罪被害に遭遇する割合は決して低くはない
- 言われたことを守って過ごしているかが心配
- 子供の話だけでは、留守番中の様子がわかりづらい
子供の留守番で不安に思うことの共通点は、すぐに対応できない部分に潜んでいます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
住宅環境で子どもが犯罪被害に遭遇する割合は決して低くはない
上記データは警視庁資料よりまとめたものですが、小学生が犯罪に巻き込まれやすい場所の約3割は「住宅地」で起きていることがわかります。
万一、自宅内でトラブルが発生した場合、機転を利かした行動をとるのは難しいと想像できます。
言われたことを守って過ごしているかが心配
留守番のルールをしっかり決めたとしても、好奇心旺盛な子供のこと、興味本位でルールから脱線することもないとは言い切れません。
だからと言って、危険な行為につながることは絶対に避けたいですよね。
子供の話だけでは、留守番中の様子がわかりづらい。
小学生の低学年の場合、記憶を思い返しながら順序立てて説明することは、まだ難しい年齢と言えます。
このため、子供の話からだけでは、気持ちを汲んでやることが難しい場合もあり、どうしても親の主観で子供の気持ちを想定しがちになってしまいます。
そもそも何歳から留守番させて良いの?という方はこちら。
このような心配や悩みを現代のテクノロジーで解決できるようになってきたことから、「見守り留守番」が主流になってきました。
では、「見守る留守番」を行うために必要なアイテムとは一体どのようなものなのでしょうか?具体的に「見守りアイテム」を紹介していきます!
「見守る留守番」にはどのアイテムを選べは安心?
留守番アイテムはカメラ、ロボット、セキュリティーサービスの3点が主流です。
- 対話型ロボット
子供とコミュニケーションをとりながら見守りたい人におススメ - 留守番専用カメラ
好奇心旺盛な子供をしっかり監視したい人におススメ - セキュリティー会社の見守りサービス
圧倒的に防犯重視派におススメ
子供の留守番といっても、性格によって見守るポイントは変わってきます。
お子様のどの部分を一番に見守りたいかで、アイテムの選択も変わります。
それでは詳しく紹介していきます。
【対話型ロボット】子供とコミュニケーションをとりながら見守りたい人におススメ!
寂しがりやのお子様におススメなのが対話型ロボットです。愛らしいロボットを通してコミュニケーションをとることで、寂しさを軽減してくれます。
【BOCCO】
アプリとWi-Fi環境があれば、15分くらいでセットアップも完了します。
センサーとなっている専用積み木を玄関ドアにセットしておけば、親のスマホに帰宅のお知らせが届きます。また、アプリを介して、テキストや音声でのメッセージのやり取りが可能です。
カメラを使ったガチガチの監視ではなく、自立を促す補助ツール的なアイテムで見守りたい方におススメです!
<購入者の感想>
- 初期設定が簡単!
- ボッコからアレクサへの指示も出せるので、できる事の幅は思ったより広がりそうな気がする。
- 取り扱い説明書がないので,使い勝手がわかりづらい。
- センサーでドアの出入りもわかるのでとても安心です。子どもたちもドアを開けるとBOCCOが反応してくれるのでとてもうれしそうです。
- 朝の出る時間や夜の寝る時間を促す声かけもBOCCOに設定しているので、親がキーキー言うことも少なくなりました。
【シャープ ロボホン】
お留守番ロボットとしては、お値段なりの多機能な仕様です。BOCCOにはついていないカメラも搭載で、帰宅後の様子などを転送してくれます。
ロボットらしいロボホンならではの特徴は、見守るだけでなく、一緒に遊んでくれたりもします。
ただし、こちらはロボットといえど、種別としては“電話”。利用サービスのための各種契約が必要になるのが、手軽に使いたい人にとってはややデメリットです。
子供にとっては留守番が楽しみになる、魅力的なアイテムかもしれません。
<購入者の感想>
- 専用アプリの英会話やプログラミングツールもあるので、学校の学習にも役立つ。
- 本体を買うだけでなく、別途、お金がかかるので高い買い物と感じた。
- 一緒に育っていく学習型ロボットという感じです。
【サンワサプライ アボットライリー】
こちらはロボットとカメラの合わせ技、遠隔操作するラジコンに近いかもしれません。
様子を撮影してくれるだけでなく、マイク・スピーカーも搭載されているので、会話も可能です。
アボットライリーの良いところは、自立機能が搭載されているところ!万一、家具につまずいての転倒や充電切れになりそうな時でも、ロボット自身で解決してくれるので、子供の手を介さずに済みます。
<購入者の感想>
- 画質がよく、夜でもはっきり見えます。
- バッテリーの寿命が短いわりに、交換ができる構造にはなっていないのが残念。
- 動きの微調整がかなり難しいかも。
【留守番専用カメラ】好奇心旺盛な子供をしっかり監視したい!
好奇心旺盛な子供の行動を見守るには、やっぱり監視角度の大きいカメラが一番です。
監視カメラの種類はかなり多く、留守番の場合に使用するならば、咄嗟の行動に対し注意を促せる対話できるものがおススメです。
【Panasonic おはなしカメラ】
こちらは音センサーを搭載しており、帰宅した音を察知して、スマホに帰宅のお知らせを通知してくれます。
また、音声通話も可能となっており、おかえりと声をかけてあげることもできますし、カメラについているワンタッチボタンで子供側からも簡単に連絡を取ることができます。
うれしいことに温度センサーもついており、室内の温度が設定温度範囲を超えた場合、ただちにスマホにお知らせが届くので、夏の熱中症にも対応できますね!
<購入者の感想>
- 通知設定していなくても外出先から様子が見られるので安心。
- 画質も個人の特徴を認識できるには十分なレベル。
- パケット代はかかるけど、スマホから話したりもできるので便利。
【EZVIZ 防犯カメラ】
隅々まで様子が見渡せ、会話も可能なカメラです。
動きを察知し、自動追跡もしてくれるため、防犯カメラとしてもかなり優秀です。屋外にも設置できるので、自宅周囲の安全も確認できます。
撮影した映像はハードディスクに録画も可能なので、万一のトラブルの際は証拠として残すことができます。
<購入者の感想>
- 映像も奇麗な方だと思います。警告音は近所から苦情が来そうな音量でビックリ。
- 検知の10数秒前からプリレコードされていて一連の流れが把握でき安心です。
- セットアップが簡単かつ、録画、再生ともに安定していて大変気に入っています。
【セキュリティー会社の見守りサービス】圧倒的に防犯重視派におススメ
大手セキュリティー各社では、留守番中の子供を見守るサービスを展開しています。
セキュリティーコントローラーもボタンを押すだけで操作可能で、子供にも操作が簡単です。
万一の際は、すぐに警備員が駆け付け、契約者にも状況報告が届くので、自宅から離れた場所で勤務をしている方も安心ですね。
また、犯罪対策だけでなく、火災探知や急な病気の際の相談など、サービスは多彩になっています。
<サービス対応の代表的な会社>
テレビ電話の「Skype」は見守り留守番に使える?
Skypeを使った見守り留守番ですが、結論から言えばできないことはありません。ただし、小学校中学年以上向きと言えます。
主流アイテムは初期費用、セキュリティーサービスの場合は初期費用+月々の契約料金が発生するので、これらに費用がかかるのはちょっと…という場合は、Skypeを使い低コストで子供とコミュニケーションをとることはできます。
ただし、Skypeを利用するには下記の2点にご注意ください。
- 自宅がWi-Fi環境であり、利用できる端末(スマホ・タブレット・PC等)があること
- 使用前に自宅端末の設定環境を整えておくこと
自宅がWi-Fi環境であり、利用できる端末(スマホ・タブレット・PC等)があること
自宅がWi-Fi環境であり、機種変更した際の古い端末が残っていれば、親の端末に。自宅に設置する端末と共にSkypeをインストールしておけば、Skype同士の通話は無料なので、実質0円でカメラ機能、通話機能の利用ができます。
ただし、自宅側端末を手元に置いて利用させる場合は、出してすぐ使える状態で設定しておいても、不意の操作で設定が変わってしまうことが考えられます。そのため、Skypeを自分で操作できるよう、子供も操作の理解をしておくことが必要です。
使用前に自宅端末の設定環境を整えておくこと
不要なアプリは取り除き、有害な情報につながらないよう端末環境を整えておくことが必要です。好奇心から、SNSや有害サイトへのアクセスにつながると、気付かない間に犯罪に巻き込まれる危険もあります。
これらのことから、対象年齢としては操作の理解が可能な小学中学年以上向きと言えます。
【まとめ】子供の留守番を見守るなら
子供の留守番、今はアイテムやサービスを利用し、リアルタイムに状況把握するのが主流のやり方だといえます。
アイテムやサービスを利用することで、離れていても子供とコミュニケーションをとりながら留守番をしてもらう「見守り留守番」ならば、万一のことがあってもすぐに対処、解決しやすいと思いませんか?
最後におさらいをします。
■見守る留守番に必要な要素は?
- 操作が簡単
- リアルタイムなやり取り
- コミュニケーションの取りやすさ
■主流アイテムは3点とは?
- コミュニケーションがとりやすい留守番ロボット
- しっかり行動チェック&声掛け可能なお留守番専用カメラ
- しっかり防犯対策!セキュリティーサービスの利用
■Skypeは見守り留守番に使える?使うにはどうすればよい?
- Wi-Fi環境、古い端末がある、双方にSkypeインストールで費用は0円
- 有害な情報につながらない設定をしておく
- Skypeの操作が理解できる中学年以降向け
帰宅した子供を間近に感じながら自宅で留守番をしてもらう「見守る留守番」の極意とは、ガチガチに監視することではなく、離れていても子供を緩やかに自立へと促すことにあると思いますよ!
せひ、「見守る留守番」で親子の絆を深めながら、互いの成長の第一歩を踏み出してみませんか?
21歳(長男)と19歳(長女)の2児の母。ワーキングマザーの歴史を着々と刻む会社員。児童心理学をベースに独自の子育てを貫いた結果、子どもは二人揃ってアーティストの道に。ファミリー揃って、『考える人』生活を送っています。