こんにちは。鼻水吸引のプロ、ゆーままです。
小さな赤ちゃんの鼻から出てくる鼻水ってとても気になりますよね。鼻が詰まって苦しそうだとハラハラしてしまったり…。
私も3人の子どもがいますので、誰かが鼻水を垂らし始めれば、きょうだい間で移し合いが始まります。故に、風邪の流行る冬場などは数週間にわたり鼻水と共存し、終焉を迎えたかと思いきやまた新しい菌を貰ってきて…の繰り返し。気が付いたら春を迎えております。
そんな訳で、もはや子育ては菌やウイルスとの戦いでして、鼻水はデフォルトといっても過言ではないでしょう。
この鼻水、子どもが大きくなってくれば自分でかめるのですが、小さな赤ちゃんはかめないので吸ってあげたいと思いますよね。特に寝ている時なんかはなおさらです。
けれど、鼻水を取ってあげる機械ってたくさんあるし、どんなふうにやれば綺麗に取れるのか分からないですよね。実は私も、一番上の長男の時に色々な鼻水吸引器を試したり、吸引する時のコツなども色々試行錯誤した経験があります。
そこで、この記事ではこの経験を生かして赤ちゃんの鼻水を上手く取るコツやおすすめの鼻水吸引器などについて詳しく紹介します!
この記事を読んで赤ちゃんの鼻水を綺麗にとってママもすっきりしましょう!
もくじ
赤ちゃんの鼻水の吸引、タイミングやコツは?寝てる時でもOK?
さっそく赤ちゃんの鼻水の吸引をする時のコツを紹介していきましょう。
特に注意したいのは次の点です。
- 吸引のタイミングはお風呂上がり
- 吸引の体制に注意する
- 鼻水が溜まっているところを見つける
では詳しく紹介していきます。
吸引のタイミングはお風呂上がり
鼻水がよく取れるのはお風呂上がりがベストなタイミングです。
お風呂に入る事によって体が温まって蒸気で鼻の奥に固まった鼻水が取れやすくなります。
吸引の体制に注意する
鼻水を吸引する時は遠慮はいりません。頭をしっかり固定して吸引しましょう
。赤ちゃんをママの股に挟んだり、ミルクを飲ませる時の様な抱っこの体制などを取って、とにかく頭が動かないようにすることが大切です。
鼻水が溜まっているところを見つける
鼻水は鼻の中で溜まっているポイントがあります。そこを探すためにも吸引口の方向を変えて調節しながら見つけていくと溜まった鼻水もスッキリと取る事ができます。
また、赤ちゃんが寝ている時に鼻が詰まっている時に吸引したい時には、赤ちゃんが息を吐いたタイミングに合わせて吸ってあげると起きにくいです。
電動の鼻水吸引器を使っても良いのですが、赤ちゃんによっては音で起きる可能性があるので注意してくださいね。
赤ちゃんの鼻水の吸引をするときの3つの注意点
赤ちゃんの鼻はとても小さいので、吸引する時には次の点に注意しましょう。
- 吸引口で粘膜を傷つけないようにする
- 耳に負担をかけないように、少しずつゆっくり吸う
- 水平の角度で
では詳しく紹介していきます。
吸引口で粘膜を傷つけないようにする
赤ちゃんの鼻はとても小さいので吸引口を奥に押し込んだり、強く吸ったりすると鼻の中の粘膜を傷つけてしまう事もあります。
吸引口は奥に入れすぎないようにして、弱めの圧で吸ってあげましょう。
耳に負担をかけないように、少しずつゆっくり吸う
強い圧で長時間吸引をすると耳の痛みを招く可能性もあります。赤ちゃんの鼻水は少しずつゆっくり吸引してあげましょう。
水平の角度で
赤ちゃんの鼻水を吸う時には吸引口を鼻の下に軽く当てた後、吸引器が水平になるように角度を変えると鼻水が溜まっているポイントを掴みやすいです。
これらの様な点に注意するのも大切ですが、何より大切なのはママも赤ちゃんもリラックスして吸引をする事です。
苦しそうな赤ちゃんの鼻水を吸引してあげようと必死になってしまうのは分かります。けれど、押さえつけた上に鼻に謎の物体を押し込まれ、更にはママの顔が般若になっていたら赤ちゃんだってびっくりしてしまいます。
家事を手伝わないパパにはいいと思いますよ。個人的に。笑
そこで出来るだけでいいです。笑顔で、「怖くないよ」「すっきりするよ」と優しく声をかけてあげましょう。気持ちがほぐれて、ママもリラックスできる言葉になるかもしれません。
また、赤ちゃんが吸引器に興味を持っていそうならおもちゃの様に握らせてあげると恐怖心も軽減します。試してみてくださいね!
寝てる時に赤ちゃんの鼻水を吸引できるアイテム紹介
赤ちゃんの鼻水で困った時のホームケアも色々とあるのですが、一番便利なのが、そう、鼻水吸引器ですよね。
この鼻水吸引器、
- 手動タイプ
- 電動タイプ
の2種類があるのはご存知の方も多いかと思います。
手動タイプと電動タイプどちらも赤ちゃんの鼻水を吸引するのにとても便利なのですが、それぞれメリットもデメリットもあります。このため、どちらを買おうか迷っているママの為にも詳しく紹介していきます。
手動タイプの吸引器
手動タイプの鼻水吸引器は大きく分けて、
- ママが口で吸うタイプ
- スポイトを使って吸うタイプ
の2種類あります。特におすすめなのが次の2点です。
チュチュベビー鼻水キュートル2WAYタイプ
ママの口で吸う事も出来ますし、スポイトを使っても吸引ができるので、場面に応じて使い分けが可能です。
ママ鼻水トッテ
手動タイプで最も有名な鼻水吸引器ではないでしょうか。私も長男の時に大分お世話になりました…。
手動タイプのメリット
この手動タイプの鼻水吸引器の最大のメリットと言えば一番は値段が安く、手に入りやすい点と言えるでしょう。
大体の商品が1000円以下で購入が可能ですし、旅行先などでもドラッグストアに行けば手動タイプの鼻水吸引器は売っています。
また、
- 大きさも小さいので持ち運びしやすい
- ママの口で吸引力を調節しやすい
のも手動タイプのメリットといえますね。
手動タイプのデメリット
手動タイプの鼻水吸引器のデメリット。
そう、それは口で吸うタイプのものは赤ちゃんから風邪の菌を貰いやすい事です(我が家は何度痛い目を見た事か…)。
ですので、口で吸うタイプの吸引器を使う時には使った後にうがいなどをして対策を万全に取られる事をおすすめします。
また、手動タイプの鼻水吸引器はやはり吸引力は電動タイプに劣るのが正直なところです。特に奥に溜まった鼻水は取れにくいので、ママがどんなに吸ってもスッキリしない…なんて事もありがちです。
手動タイプの鼻水吸引器を使うほかに、ママやパパが直接口で吸うなんて方法も昔からありますね。
我が家でもお風呂に入っている時などで、傍に吸引器がない時なんかはたまに口で吸ってしまったりもしています。
噂によると、慣れてくると味で健康状態が分かるらしいですよ。
電動タイプの吸引器
電動タイプの鼻水吸引器は電池式のものと据え置き式の2種類があります。主な商品は次のものがあります。
ベビースマイル
電動鼻水吸引器 ベビースマイル(手動/鼻吸い器/ハンディタイプ/コンパクト)
コチラは電池式の鼻水吸引器です。持ち運びがしやすいので旅行先でも使えますよ。
メルシーポット
据え置き式の鼻水吸引器と言えばコレ!出産祝いにもおススメです。
電動タイプのメリット
電動タイプのメリットと言えば何よりも、吸引が楽でパワーがある事です。
奥に溜まっている鼻水や、ネバネバで粘長性のある鼻水もスッキリ取れるので赤ちゃんも気持ちよく眠れる事間違いなしです!
電動タイプのデメリット
電動タイプは電池式のものでも数千円しますし、据え置き式については1万円台と手動式に比べると価格が高くなるので手が出しにくいです。
また、音も大きいので寝ている赤ちゃんに使うと起きてしまう可能性も。
このように鼻水吸引器と一言で言っても色々な種類のものがあり、それぞれメリットとデメリットがありますので状況に応じて使い分けるのもおススメですよ。
寝てる時に出来る!鼻水で苦しい赤ちゃんの吸引以外のホームケア
赤ちゃんが寝ていると吸引が難しかったり、吸引が上手くいかない時ってありますよね。
そんな時には吸引以外の方法でも赤ちゃんが楽になる次のような方法があります。
- ヴィックスヴェポラップを使ってみる
- 蒸しタオルでつまりを緩和する
- 赤ちゃんの頭を高くして、鼻の通りをよくする
- ティッシュのこよりを使ったくしゃみで奥の鼻水をだす
- 部屋の加湿
詳しくみていきましょう。
ヴィックスヴェポラップを使ってみる
生後6か月以上の赤ちゃんであれば使用できるヴィックスヴェポラップ。胸や背中に塗ってあげると呼吸が楽になったり、鼻の通りがよくなります。
直接肌に塗っても大丈夫なのですが、肌がかぶれてしまう赤ちゃんであれば、熱湯に少量のヴィックスヴェポラップを溶かしたものを部屋の中に置いておくだけでもスースーした蒸気が部屋に行きわたるので効果的ですよ。
大正製薬ヴィックスヴェポラッブ 50g【医薬部外品】くすりの福太郎
蒸しタオルでつまりを緩和する
鼻づまりで苦しそうな時には蒸しタオルを使うのも効果があります。
電子レンジなどで温めた蒸しタオルを鼻の付近に当ててあげると、鼻水が出てきやすくなるので鼻詰まりも解消されます。
ただ、タオルの温度によってはやけどする可能性もありますので、使う蒸しタオルは必ずママの手で確認をしましょうね。
赤ちゃんの頭を高くして、鼻の通りをよくする
寝ている時に鼻水で苦しそうであれば、タオルなどを使って赤ちゃんの頭を高くしてあげましょう。
すると鼻水が下に流れて鼻の通りがよくなります。
ティッシュのこよりを使ったくしゃみで奥の鼻水をだす
吸引しても中々奥の鼻水が取れない時には、ティッシュでこよりを作っても良いですし、ベビー綿棒などでも構いません。鼻の入り口をコショコショしてくしゃみをさせましょう。
すると奥に詰まっていた鼻水が出てくるので吸引もしやすくなります。
部屋の加湿
部屋が乾燥していると鼻が詰まりやすく眠りも浅くなってしまいます。加湿器を使ったり、部屋に濡れたタオルを干すなどして加湿を心がけましょう。
小さな鼻でフガフガしているとなんとも切ない気持ちになってきますが、ご家庭で出来るホームケアも色々とありますので吸引と合わせて試してみてくださいね!
また、赤ちゃんの鼻水が心配な時には遠慮せずに小児科や耳鼻科に相談しましょう。
鼻水の吸引を研究し尽くした我が家の場合
冒頭でも紹介させていただきましたが、現在我が家は3人の子どもがいるので誰かが鼻水を垂らせば、負の連鎖の始まりという事は察しの通りかと思われます。
ですので、鼻水対策グッズも色々と試しました。特に右も左も分からない1人目の長男の時には、とめどなくあふれる鼻水をどうにかできないものかと、あらゆる鼻水吸引器を試しました。
なので、結局はどれが良いのかという点と、今現在の我が家での定番鼻水対策をご紹介させていただきたいと思います。
まずはど定番「ママ鼻水トッテ」を試してみた!
まず長男が鼻水を垂らし始めて購入したのは記事の中でも紹介させていただいた「ママ鼻水トッテ」。価格も安いですし、手軽なので長期間使っていました。
ですが、かなりの確率で私や主人が最後に風邪を貰う!そして治りかけのネバネバの鼻水がこれでもかと吸っても取れない!吸いすぎて酸欠を起こす事もしばしばありまして…。
かと言ってそのままにしておくと寝ていても起きてしまったり、食事を吐き戻してしまったりするのでどうしたものかと思っていました。
次に使ったのは電池式の鼻水吸引器。けれど…
次に我が家で導入したのがコチラの電池式の鼻水吸引器です。
記事で紹介させて頂いたベビースマイルとは違う形の鼻水吸引器で、手動式よりは確かに吸引できました。
けれどネバネバの手ごわい鼻水が奥にある時はやっぱりスッキリしない訳でして、かくなる上は最終手段に出たわけです!
最後にやっぱりコレ!メルシー様(メルシーポット)
色々なママ友に聞くとおすすめされるメルシー様でしたが値段が張るのもあり、中々手を出せずにいました。
しかし、あのネバネバ鼻水が取れるならば!と意を決してネットでポチりまして早々に届いたメルシー様を使ってみた訳です(私が購入した時は前のバージョンなので形状が若干違います)。
感想から言わせていただきましょう。もっと早く買っておけば良かったと何度思った事でしょう。いや、もう吸えるんですコレが。奥に溜まった鼻水も、ネバネバの鼻水もスッキリサッパリ取れるんです!何より本人がすっきりしている!
それからというもの、我が家の鼻水吸引器はメルシー様一択になりました。荷物にはなりますが、実家に帰省する時も持って帰っています。いや、もう崇めても良いくらい大変お世話になっております。
このメルシー様、確かに値段は張りますが、購入を迷っているママは購入する事を是非ともおすすめします。
予算がない時はパパのビールを安い発泡酒にしておきましょう。笑
特に2人目3人目のお子さんを考えているママは、子どもを数人連れて小児科に行くのはとっても大変です(今まさに実感中)。
耳鼻科や小児科に行って鼻水を吸ってもらう手間や、病院で違うウイルスや菌を貰ってくる可能性も考えると十分元は取れます。むしろ安いです!
(ごり押ししてますが、決してメーカーの回し者ではないですよ。笑)
吸引機以外の鼻水対策グッズ
誰かが鼻水を垂らし始めれば、そこから鼻水対策強化月間となる我が家。特に上の男の子2人に至っては気管支が弱めなのもあり、鼻水から咳が酷くなることもしょっちゅうあります。
ですので、まずは鼻水を垂らし始めるとメルシー様をフル稼働させます。子ども達が大きくなると自分で鼻をかむ事も出来るのですが、メルシー様を使うと本人達もスッキリするらしく、気が付くと自分で電源を入れて吸っています。
そして夜の部では加湿に加えコレが登場します。そう、ヴェポラップです。
胸や背中に直接塗る事もありますが、我が家では牛乳パックにお湯を張り、そこに少量のヴェポラップを溶かした通称「ヴェポ湯」を部屋に置いています。部屋全体にヴェポラップのスースーとした匂いが行き渡るので子ども達もすんなり眠れています。
あとは鼻水がネバネバになってくると吐き戻しをしやすい長男の為に、嘔吐しても大丈夫な様に丸ボウルにスーパーの袋を敷いたものを枕元や食事時に傍に置いておいたりと、とにかく万全を期しております。
失敗を何度も経て行きついた対策ですが、あと数年は続く菌やウイルスとの闘い…。子ども達が早く良くなるのも大切なのですが、最後に母や父が倒れない事ももれなく必須です…。
【まとめ】赤ちゃんの鼻水を吸引する方法
さて、ここまで赤ちゃんの鼻水対策について色々と紹介させていただきましたが、ここでまとめです。
① 赤ちゃんの鼻水を吸引する時のポイント
- 吸引のタイミングはお風呂上がり
- 吸引の体制に注意する
- 鼻水が溜まっているところを見つける
② 鼻水吸引器以外に出来るホームケアは
- ヴィックスヴェポラップを使ってみる
- 蒸しタオルでつまりを緩和する
- 赤ちゃんの頭を高くして、鼻の通りをよくする
- ティッシュのこよりを使ったくしゃみで奥の鼻水をだす
- 部屋の加湿
③ 鼻水吸引器を購入するのであれば値段は張るけれど電動タイプがおススメ!
子育てしていく上では避けられない子どもの鼻水。病院に行くのも勿論ですが、鼻水吸引器を使ったり、ホームケアをするなどして赤ちゃんが楽になれる様色々と試してみてくださいね!
5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。