こんにちは。夜間断乳の存在をもっと早く知りたかったきゅーてぃーです。
離乳食が進んでくると考え始めるのが断乳。
うちの長男のときには、日を決めて、昼夜同時に断乳しました。いきなりの断乳は、子どもによってはトラウマになるレベルのストレスがかかります。その影響かわかりませんが、3歳まで夜泣きが続きました。
このようないきなり断乳することの親子両方へのストレスを大きく緩和してくれるのが、「夜間断乳」です。昼間は通常通り授乳を続け、お子さんが就寝した後は朝起きるまで授乳をしないという断乳方法です。
よりよい断乳の方法はなかったのだろうかとずっと気になっていたので、今回私自身も心底納得できるまで徹底的に調べました。あぁ…。もしこの方法を知っていれば、私たち親子はどれだけ安心して、もう少し穏やかな日々を送れただろうか…。
これから断乳を検討されているママのため、夜間断乳のメリット・デメリット、そして夜間断乳の成否を左右する「寝かしつけ」の方法をご紹介します。
もくじ
夜間断乳して寝かしつけるメリット
具体的にメリットは以下の4つです。
- 夜泣きがなくなる
- 寝起きが良くなる
- 規則正しい生活が送れる
- 虫歯になりにくい
それでは詳しくご紹介します。
夜泣きがなくなる
夜間断乳をすると、子供が自分で眠る方法を覚えるので眠りが浅くなっても自分で再び眠りにつくことができます。
寝起きが良くなる
夜泣きをせずにぐっすり寝た分、赤ちゃんは十分に睡眠がとれたので寝起きも良くなります。
規則正しい生活が送れる
夜中起きずに十分寝た赤ちゃんは、夜に体をしっかり休めているのでお昼の行動が活発になります。ママもちゃんと睡眠をとることで体力も回復し、子供と遊んであげる余裕ができるかもしれません。
虫歯になりにくい
子供に歯が生えてきたら歯磨きを始めます。夜の寝る前に歯磨きをしても、夜間授乳のたびに歯磨きをしてあげることはできません。夜間断乳を行うと虫歯になるリスクが低くなります。
夜間断乳して寝かしつけるデメリット
具体的にデメリットは以下の3つです。
- 夜間断乳が成功するまで子供が泣き続ける
- 子供が精神不安定になることがある
- 水分不足が心配
それでは詳しくご紹介します。
夜間断乳が成功するまで子供が泣き続ける
おっぱいがもらえない子供は声が枯れるほどに夜通し泣き続けます。小さい身体のどこにそんな体力があるの?と思うくらい泣き叫び続けることもあります。夜間断乳をするというのは根気のいる作業なので、ママは強い意志を持って臨む必要があります。
子供が精神不安定になることがある
今まで心のよりどころにしていたおっぱいがなくなることで子供が精神不安定となり、ママにベッタリ離れなくなったり、トイレなどで少し姿が見えなくなっただけで泣き出したりしてしまうことがあります。
だからといって夜間断乳は悪いというわけではなく、おっぱい以外でも愛情を伝えたりスキンシップをとることはできます。今まで以上にぎゅーっと抱きしめてあげたり笑いかける回数を増やしたり「大好きだよ」と伝えてあげるようにしましょう。
水分不足が心配
夜間の授乳がなくなることでまれに水分不足になることがあります。寝る前に麦茶や白湯をあげたり、夜間にお子さんの唇の渇き具合などを見てあげたりして様子を見るようにしましょう。
夜間断乳の成功のポイントは、「寝かしつけの習慣」を変えること
夜間断乳のメリットは生活のリズムを整える手助けをしてくれることです。
起床・食事・昼寝・遊び・お風呂し・就寝と時間を決めてパターン化することで子供は「この時間になったら寝る」という感覚が身に付き、生活リズムが整ってきます。
最初は「夕食→入浴→授乳→歯磨き→読み聞かせ→消灯」といった寝る前の行動パターンと就寝時間を決めるだけで構いません。そこからお子さんの起床時間やお腹の空く時間に合わせて一日の行動パターンも定着させていきましょう。
寝る習慣が変わった “あとに” 完全に夜間断乳にもっていくとよいでしょう。
「寝かしつけの習慣」を変える4つの方法
寝かしつけの習慣を変える具体的な方法は次の4つです。
- 電気はつけない
- 朝の授乳は起こしてから
- 日中のリズムはずらさない
- 寝付く方法を覚えさせる
詳しくみていきましょう。
電気はつけない
一度起きてもスムーズに再入眠してもらうために、明るさは重要です。お子さんが完全に起きてしまっても、電気はつけないように徹底してみましょう。
ただ、あまりに泣いてぐずり続けるというような場合は「一旦明るくしてしっかり目を覚まし、泣き止んでから改めて寝かしつけ」の方が有効な場合もあるかもしれません。
朝の授乳は起こしてから
朝の授乳は部屋の電気をつけてから行いましょう。また、授乳を終えたら活動モードにして二度寝はせず、着替えて遊ばせるようにしましょう。
日中のリズムはずらさない
日中のリズムをずらすことで生活全体が崩れるのを防ぐためです。また、子供が少しでも生活しやすい状態を作ってあげるためです。
寝付く方法を覚えさせる
6つの方法を紹介します。親子と相性の良いものを組み合わせて使ってみてください。
①添い寝
ママの温もりを感じたり匂いを感じると子供は安心して眠りにつけます。添い寝しながらトントンしたり、体を撫でたりしてあげると落ち着きます。
②抱っこして歩く
子供によっては、抱っこして背中をトントンする、揺らしてあげるという方法で落ち着く子もいます。ママが抱っこするとおっぱいを求めてくるので、協力してもらえるならパパに抱っこしてもらいましょう。
③子守歌・音楽を聴かせる
音楽を聴くことでテストステロンという感情の高まりを左右するホルモンの分泌が減り、落ち着いた状態になるといわれています。
また、一番心地の良い音はママの声です。ママの優しい声による子守歌は赤ちゃんの高い癒しの効果を発揮します。親子でリラックスできる音楽を見つけてあげるのも良いでしょう。
④読み聞かせ・お話しをする
絵本やママの思い出話など、微笑ましい気持ちで話せることをゆっくり話してあげると、子供は安心して眠りに入っていきます。読み聞かせにより、子供は感情豊かになるといわれています。
「おやすみ」や「あくび」等が入った眠りを促すような絵本や、お気に入りの絵本を読んであげるとよいでしょう。
⑤マッサージをする
人間の身体は一旦体温が上がり、徐々に低下することで自然な眠りに入っていきます。全身マッサージによる体温上昇とママの温かい手が触れることによるリラックス効果で子供は心地よい眠りに入ることができます。
⑥お気に入りのグッズを与える
子供によって好みは大きく違いますが、タオルや毛布、人形など、お気に入りの入眠グッズが見つかると機嫌よく寝てくれるといった状態になります。
夜間断乳に失敗しないための4つの注意点
最後に、以下の点に注意しておけば完璧です。
- やると決めたら根気強くやる!
- 日中にしっかり遊ばせて疲れさせておく
- パパや同居家族とスケジュールを相談する
- おっぱいトラブルに注意する
詳しくみていきましょう。
やると決めたら根気強くやる!
どれだけあらかじめ言い聞かせを行っても、最初のうちは寂しくて泣いてしまいます。思わずおっぱいをあげたくなりますが、何度も挑戦・断念を繰り返すと、子供を混乱させてしまうため、一度始めたら最後までやり抜く強さがママ側に必要になります。少なくとも3日は頑張ってみるようにしましょう。
ただし、お子さんが体調を崩してしまった場合は無理をさせないようにしましょう。
日中にしっかり遊ばせて疲れさせておく
夜間断乳の初日はひどく泣いてしまって寝ないということを見越して、しっかり遊んで疲れさせておく事です。外でめいっぱい遊ぶのが難しければ、少し熱めのお風呂にしっかりいれたり、お風呂で遊ぶ時間を長めにとってみるなども有効な方法です。
パパや同居家族とスケジュールを相談する
夜間断乳が成功するまでの数日間は、ひどく泣いたりするケースが多く、家族の理解や助けが必要になります。
ママと一緒にお風呂に入ったり、抱っこすることで子供がおっぱいを求めてしまうので、パパがお風呂に入れてくれたり、寝かしつけてくれたりしたことがとても助かったという体験談がいくつもあります。
おっぱいトラブルに注意する
夜間断乳を行った場合、いきなり断乳を行うよりも段階的に授乳回数を減らせるため、乳腺炎などのおっぱいトラブルが少ないといわれています。とはいえ、毎晩行っていた授乳が急になくなることでトラブルが起こってしまうママもいます。
張りや痛みがひどい場合は夜中に絞るなどして、乳腺炎を予防しましょう。ただし、絞りすぎてしまうと作られる母乳の量が増えてしまいますので、様子を見ながら搾乳を行うようにしてください。
夜間断乳の考え方、おさらい
食事の回数や量が増えてきて、おっぱいを減らして夜間熟睡させて生活のリズムを整えてあげるのが夜間断乳の効果です。お子さんにとってよい生活が過ごせるようにするために行うのです。
ですが、突然夜間断乳をするのは子供にとって負担が大きいので徐々に慣らしていきましょう。
習慣作りがポイントなので、泣かれたからといっておっぱいを与えたりやめたりすると混乱しますので避けましょう。添い乳が入眠儀式でしたが、絵本を読んであげたり、背中をトントンしてみましょう。
子供の体調が悪くなって失敗することもあるかもしれません。ぜんぜん泣き止まなくなって、余計にひどくなる人もいます。その子のタイミングや方法があるはずなので、よく観察しましょう。
夜間断乳せず、一気に断乳した私の場合
私は、夜間断乳という方法を知らなかったので、一気に断乳を行いました。
2歳になる頃だったので、食事も取れていて授乳も寝かしつけにするのと甘えるときにする程度でした。
数日前から子供におっぱいとお別れすることを伝え、できるだけ外遊びの時間を増やし、就寝前は部屋を暗くして寝かしつけがうまくいくように心がけました。
当日は、主人が連休のときにして、昼間は美容院にでかけ子供といる時間を空けるようにして、お風呂は主人に入れてもらい、おっぱいを思い出させないよう夜泣きの際の抱っこも主人にお願いしました。その後は私がお風呂に入れるときは、服を着たまま子供をいれました。
夜泣きは3歳くらいまで続きましたが、断乳の影響かはわかりません。
【まとめ】夜間断乳で寝かしつける方法
夜間断乳の方法、注意点は下記のとおりです。
- 夜間断乳成功のポイントは生活のリズムを整えてあげること
- 夜は電気をつけず、朝の授乳は起こして活動させる
寝付く方法を覚えさせる
やると決めたら3日は続ける
家族協力を得る
おっぱいのケアも忘れずに - 夜間断乳は子供のためが一番。少しでも負担が減るようにしてあげましょう
子供にとっておっぱいはママの温もりが感じられる一番の癒しです。ですが、成長と共に癒しを別の方法に変えていく必要もあります。その一歩が夜間断乳だと思います。
始めは泣き叫ぶ我が子をみて、耐え難いものがあるかもしれません。ですが、成長するためには避けては通れないのも事実です。どうかママも強い意志を持って、子供のためだと思いながら頑張ってみましょう。
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長男小学6年(中学受験挑戦中)、長女小学3年(ピアノとチャレンジタッチを習っている)、2児を育てる専業主婦。FP3級と登録販売者に合格、4月から1年間町内会の子ども会の部長を務めることになりました。