初めての離乳食、「赤ちゃんに美味しいものを食べてもらいたい!」と気合いが入りますよね。
でも、わからないこともいっぱいでした。
- 離乳食と卒乳っていつごろ?
- どうやって進めたらいいの?
- 気をつけることって?
- 離乳食の内容は?
などなど。
わたしも、普段は粉末を使うのに、一から丁寧に出汁をとってみたりと、やる気マンマンでスタートしました。なのに、そんな気合いを入れた日に限って食べてもらえない···なんてこともたくさんありました。
そんな挫折と子供の成長の喜びを味わった私だからお届けできる、離乳食と卒乳の基本、我が家の離乳食・卒乳事情をご紹介します。
もくじ
離乳食の基本
離乳食はだいたい5~6ヵ月頃からスタート!
- 5~6ヵ月:初期 なめらかにすりつぶした状態
- 7~8ヵ月:中期 舌でつぶせる固さ
- 9~11ヵ月:後期 歯ぐきでつぶせる固さ
- 12~18ヵ月:完了期 歯ぐきで噛める固さ
が目安と言われています。
おかゆのつぶしたものからはじめて、すりつぶした野菜、つぶした豆腐や白身魚を加えていくというのが一般的ですね。
赤ちゃんの食欲に応じて、徐々に量を増やしましょう!新しい食材を試すときは1品ずつにしましょう!(アレルギーの特定をしやすくするため)
離乳食は何回あげるの?
最初は1日1回からです。
今まで母乳やミルクだけだった赤ちゃんが初めて食べ物を食べるんです。初めての感覚に戸惑うのか、うちのこ達はまず『べぇ~~』って出しました。
「おいしいんだよー」って言いながら何度かあげるうちに、舌にのったものを飲み込んでいいんだと理解するみたいです。
舌の使い方も今までと違うから、アワアワしながら頑張って食べるんです!(この顔がかわいい!)
…でも、すぐに食べることに飽きてしまいます。なので、最初は一さじ食べてもらうだけでも大変かもしれません。
そんなことを繰り返しながら、”ごっくん”と飲み込むことに慣れてもらいます。慣れてきたら離乳食の回数を2回(中期ごろ)、3回(後期ごろ)と増やしていきます。
離乳食の時間って適当じゃだめ?
なるべく時間を決めてあげましょう。
離乳食の回数が増えてくると、作るのも大変になってきますよね。手の込んだものを作らなくても、食べやすいように細かくする作業だけでも意外と時間がかかります。
そうなると、決まった時間に離乳食をあげるのは大変!…わたしも思いました。
まず一番大事なのは、赤ちゃんが美味しく離乳食を食べてくれることなので、毎日ピッタリ決まった時間じゃなくても大丈夫です。
その上で、やっぱり時間を決めて離乳食をあげる方がよいです。
- 赤ちゃんがご飯の時間を覚えて、生活のリズムができる
- きちんと時間を空けてご飯をあげると、お腹が空いているのでよく食べる
- 食べた量の変化に気づきやすい(食欲が落ちているぞ?体調が悪いのかな?といった具合に)
これらの理由で、わたしは時間を決めて離乳食をあげていました。
卒乳の基本
基本的に卒乳は、赤ちゃんのタイミングで大丈夫!赤ちゃんが卒乳したいときが卒乳のタイミングでいいと思います。
とはいえ、「保育園に入るから」「仕事に復帰したら授乳できない」などの都合で卒乳したい時もありますよね。
そんな時はこの2点が出来ていれば卒乳しても大丈夫です。
- 3回食がはじまっていて、母乳・ミルク以外から栄養を摂れている
- コップやストローを使って水分を摂ることができる
また、栄養としては卒乳しても、夜寝る前だけはコミュニケーションとしてあげるというのもありですね(我が家はこのパターンでした)。
離乳食と卒乳のタイミングは?
離乳食完了前に卒乳してしまって大丈夫?
- 3回食がはじまっていて、母乳・ミルク以外から栄養を摂れている
- コップやストローを使って水分を摂ることができる
これが出来ていれば何の問題もないと思います。
卒乳すると食べる量が増えると言われてます。食べる量があまりに多いと、食べたいだけあげていいのかな?と悩むこともあるかもしれません。食べたい気持ちの強い子は、どんどん大きくなりたい子だし、食への関心があるのもよいことです。
レシピ本やサイトに載っている目安量はあくまで参考です。
離乳食をなかなか食べてくれない場合、卒乳しても大丈夫?
このパターンは卒乳をするのは少し難しいかもしれません。
子供の活動エネルギーの大半を母乳・ミルクから補っている状態です。そこで卒乳してしまったら、元気に活動できなくなってしまいます。
まずは、離乳食を食べてくれるように色々試してみましょう。
- 味を変えてみる(違う食材、市販のベビーフードを試してみるなど)
- ごはんに集中できる環境を整える(おもちゃを片付ける、テレビを消すなど)
- お母さん・お父さんも赤ちゃんと同じものを食べてるところを見せる
それでもダメなら、何日か離乳食をお休みしちゃいましょう。
赤ちゃんはたった数日でもどんどん成長していきます。不思議なことに、昨日食べてくれなかったものを、今日はムシャムシャ食べてくれることもあるんです。
「離乳食を食べてくれない~」とお母さんがストレスを抱えた状態になってしまったら、楽しい食事も楽しくありませんよね。少しお休みして、気持ちも新たに再チャレンジしてみましょう。
離乳食を始めるのが遅くなったら?
少し遅れるくらいは大丈夫です。わたしの周りにも「7ヵ月からはじめたよー」って人もいます。
うちの息子も6ヵ月ごろに離乳食をスタートさせたものの、あまりに食べてくれなくて1ヵ月くらい中断しました。なので、実質的なスタートは7ヵ月くらいです。
ただ、注意しなくてはいけないのは、1歳を超えるなどあまりに遅くなるのは子供の成育によくないということです。
母乳には必要な栄養素がバランスよく含まれていますが、鉄分はどうしても不足しがちです。ミルクだとその点も考慮された配合のものもあるようですが、いつまでも母乳・ミルクだけを飲み続けるわけにもいきません。
離乳食の一番の目的は“食べる事に慣れる”ことです。母乳・ミルクとは違う舌や口の動かし方を学んで、食事を楽しめるようにしてあげましょう!
我が家の場合の離乳食・卒乳
娘(第1子 完全母乳)の場合
娘(現在4歳)は完全母乳で育てていました。
離乳食のスタートは、育児本を参考に6ヵ月からはじめました。おかゆ1さじからはじめて、ニンジンなどの野菜や白身魚のすりつぶしたものを1さじずつ増やしていく、お手本通りのやり方をしていました。
出だしはまずまず、といったはじまりだったのですが、2回食をはじめたころから徐々に離乳食を食べてくれなくなりました。
母乳は飲んでくれていましたし、赤ちゃん用のお菓子などは食べたがっていたので、それほど心配はしていなかったのですが、この時期は、わたしが辛かったです。
せっせと作った食事を結局食べてもらえずに捨て続けることは、かなりのストレスでした。
「これも捨てることになるのかな」と思いながら裏ごしをしたり、無駄になると予感しながらも作った料理を口にもいれてもらえない悲しさは、相当なものでした。
『それでも、子供のために作り続けなきゃいけない』という思いが、自分を追い詰めてますますストレスを貯めていました。
結局、子供が離乳食を食べてくれなかったのは一時的なもので、気分の問題だったようです。しばらくすると、今度は大人がビックリするくらいモリモリ食べてくれるようになりました。
3回食のころには、掴み食べとスプーンで、顔全体を汚しながら楽しそうに食べていましたよ。
母乳の回数は、もともと6回(起床時:1回、日中3時間毎:4回、就寝前:1回)だったのが、起床時と就寝前だけになり、1歳のころには寝る前のコミュニケーションだけになっていました。
4月生まれの娘は、1歳になる4月から保育園に通いだしたのですが、保育園開始と卒乳が一緒では娘の心の負担が大きいかなと思い、保育園入園3ヵ月後の1歳3ヵ月で卒乳しました。
息子×2(第2・3子 完全ミルク)の場合
息子たち(現在2歳)は双子ということもあり、離乳食開始時期には完全ミルクで育てていました。
離乳食は、完全に手抜きです!
娘の時のトラウマがあったので、なるべく手間をかけずに、自分が嫌にならないように、と思ってはじめました。
なので、娘と同じような“食べない期”がきたぞ!と思ったら、あっという間に
中断してしまいました。“今食べなくても、食べる時は食べる”と自分に言い聞かせながら。
一度中断した後は、ありがたいことによく食べてくれています。
また、息子たちは食べ応えがある方が好みだったのか、おかゆよりも軟飯を好んだので、おかゆもさっさと終わりにしてしまいました。
娘の時とは違い、離乳食のレシピ本をほとんど見ていません。大きさ・固さ・食べられる食材にだけ注意して、息子たちが食べたがるものを食べさせていきました。
卒乳は10ヵ月のころにしました。理由は、哺乳瓶を洗うのがめんどうくさくなってきたからです。。。
10ヵ月ころにはストローで飲み物が飲めるようになっていましたし、食後のミルクは必要なくなっていました。就寝前には、お風呂あがりの水分補給も兼ねて少量のミルクをあげていたのですが、お茶に変えても特に文句を言われることもなく。
「それならお茶でいっか」とあっさり卒乳を決めました。
離乳食も卒乳も、子供の成長を実感できる大きな出来事ですよね。出来事としては1度きりですが、何ヵ月もかかる壮大なイベントです!
親も子供も、楽しく過ごせるイベントに出来るといいですね。
おしゃべりな長女(5歳)と、「やだよー」が口癖の長男(双子兄・2歳)、ちょっぴり泣き虫次男(双子弟・2歳)の母親やってます。
元はフルタイムのワーママでしたが、双子の出産を機に半労半主婦状態になりました。