こんにちは。冬の寒さにめっきり弱くなったアラサー主婦のゆーままです。
冬の寒い季節になると、さまざまな場所などで耳にしたり目にする事が多い冬至。
冬至といえばかぼちゃを食べるという風習があるのはご存知の方も多いですよね。けれど、冬至にかぼちゃを食べることはあっても、なぜ冬至にかぼちゃを食べるのかをご存知の方は少ないのではないでしょうか?
筆者の私にも「○○って何?」「何で○○なの?」と説明に困る攻撃をしてくる6歳の長男がいまして、「○○の日って何?」と聞かれることもしばしば。…という事は「冬至って何?なんでかぼちゃを食べるの?ねえ、何で?」と聞かれる日が近いのも明白な訳ですね。
けれど私も「冬至=かぼちゃ」というイメージしか知らなくて、
- 何でかぼちゃを食べるのか
- そもそも冬至って何なのか
は詳しく知らない!
そんなわけで、焦燥感と不安にかられまして、子どもに聞かれても説明できるよう、冬至について徹底的に調べましたので紹介します!これであなたも冬至マスター!笑
もくじ
冬至の意味、由来とは?そのいわれを説明しましょう!
冬至というワードを聞いた事はあるけれども、そもそも冬至の意味が分からない!という方のために、まずは冬至の意味や由来について紹介します。
冬至とは?
そもそも冬至とは、二十四節気という春夏秋冬の四季をさらに6つに分けたものです。他にも立春や春分、秋分などがこの二十四節気に当たります。冬至は固定ではなく毎年変動しますが、例年12月21日頃となっています。
冬至は一年で一番昼が短く夜が長い日であり、この日から昼の時間が長くなっていく事から、一年の始まりを意味するものとされていました。そこでこの冬至は世界的にも「太陽の復活祭」として位置づけられており、世界各地でさまざまな祝典が行われています。
海外の冬至はどんな事をするの?
世界的にもおめでたい日とされている冬至ですが、国によってどんな違いがあるのでしょうか。ここでは冬至のお祝いをする国の風習を一部ですが紹介します。
台湾
台湾の冬至では家族みんなで湯圓というお団子を食べる風習があります。この湯圓には一家団欒という意味があり、家族皆で食べる事が重要です。紅白の湯圓を食べると1年歳をとるといわれており、手作りの他にも冷凍食品があったり専門店で食べる人もいるそうです。
イギリス
イギリスでは南部のストーンヘンジに、毎年さまざまな国々から冬至のお祝いをする人が集まります。太陽が昇るのと同時に楽器や歌の演奏がスタートし、賑やかに冬至をお祝いします。
ラトビア
ラトビアでは、クリスマスツリーの丸太を引っ張り合う風習があります。歌や踊りが繰り広げられ、厄払いの意味を込めた、たき火も行われます。また「ケカタス」と呼ばれる仮装イベントも催されます。
このように、冬至は世界の各国でもさまざまな風習があり、日本とはまた違った風習で冬至の日を過ごしているわけですね。
なぜ冬至にかぼちゃを食べるの?
冬至の由来や世界各地の冬至について紹介させていただきましたが、日本の冬至といえば「かぼちゃ」ですよね。ではなぜ冬至にかぼちゃを食べるのかといいますと…。
かぼちゃは冬至にぴったりの食材だから!
なぜ、かぼちゃが冬至にぴったりなのかという理由は次の通りです。
冬至は「ん」のつく食べ物を食べると運気があがるから
冬至には「ん」がつくものを食べると運気があがると言われており、
- にんじん
- だいこん
- れんこん
- うどん
などの「ん」のつくものを運盛り といい、縁起をかついでいたそうです。
かぼちゃは「ん」がつかないので違うじゃん!と思いがちですが、かぼちゃの別名は「南京(なんきん)」。そうなのです。れっきとした運盛り食材!
さらにかぼちゃ(南京)は陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しているので、縁起の良い食べ物とされるわけです。
栄養豊富なかぼちゃ冬の食材にぴったり!
かぼちゃの旬は夏ですが、冬になっても美味しく食べられる越冬保存食にでもあります。
さらにカロチンやビタミンAといった栄養が豊富で風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的なため、寒い冬にもおすすめの食材なのです。
このように、冬至にかぼちゃを食べる風習はきちんとした理由があったのです!
冬至にはゆず湯に入る。こんにゃくを食べる地域も
冬至はかぼちゃを食べて運気をあげるだけではなく、ゆず湯に入るよ!って方もいらっしゃいますよね。
冬至にゆず湯に入ると風邪を引かずに冬を越せると言われていますが、元々は運を呼びこむ前の厄払いのための禊(みそぎ)が由来だとされています。
また、冬が旬のゆずは香りが強く、この強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもありました。さらに、ゆずは実るまでに長い年月がかかる事から、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
桃栗三年柿八年。ゆずは大馬鹿十八年っていうことわざを母から教えてもらった記憶が…
冬至にこんにゃくを食べる地域も!
冬至の食べ物といえばかぼちゃですが、実はこんにゃくを食べる地域もあります。
これは「砂おろし」といわれるもので、こんにゃくを食べて体内にたまった砂を出します。昔の人はこんにゃくを「胃のほうき」「腸の砂おろし」と呼ぶこともあり、大晦日や大掃除の後などに食べていたことの名残りと言われています。
体調を崩しやすい12月に訪れる冬至。お子さんと一緒にかぼちゃやこんにゃくを食べたり、一緒にゆず湯で温まって冬のウイルス戦争に立ち向かってみてはいかがでしょうか?
冬至の意味を子供に伝えるなら?おすすめの絵本3つ
冬至の意味などについて詳しく紹介しましたが、「子どもにどう説明したらいいか分からない!」「説明したけれど分かっていないかも…」という時は次のような絵本で冬至の意味をお子さんに伝えてみましょう。
紙芝居「とうじかぼちゃで ふゆもげんき!」
とうじかぼちゃでふゆもげんき! (ともだちだいすき) [ 土田義晴 ]
まさに「冬至をとは何ぞや?」を教えてくれるおすすめです!
「ぐりとぐらのすみれちゃん」
ぐりとぐらとすみれちゃん (ぐりとぐらの絵本) [ 中川李枝子 ]
絵本に出てくるお料理を、子どもと一緒に作ってみるのもおすすめです。
「どででんかぼちゃ」
どででん かぼちゃ (どーんと やさい) [ いわさ ゆうこ ]
かぼちゃに親しみたいお子さんにおすすめです。
お子さんと一緒にかぼちゃを食べて、ゆず湯に入って体がぽかぽか温まったら、寝る前に冬至にちなんだ絵本や紙芝居を読んであげましょう!
心も体も温まる冬至になること間違いなしです。
【まとめ】冬至の意味と由来、保育園児へ説明するための絵本
ここまで冬至の由来や意味など詳しく紹介させていただきましたが、最後にまとめです。
1.冬至は二十四節気の1つで一年のうちで最も昼が短く夜が長い日。一年の始まりとして様々な国でお祝いがある。
2.冬至にかぼちゃを食べる理由は
- 冬至は「ん」のつく食べ物を食べると運気があがるから
- 栄養豊富なかぼちゃは冬の食材にぴったり!
3.冬至はかぼちゃを食べる風習の他にもゆず湯に入ったり、こんにゃくを食べる地域もある
4.冬至に読み聞かせするおすすめの絵本は
- 紙芝居「とうじかぼちゃで ふゆもげんき!」
- 「ぐりとぐらのすみれちゃん」
- 「どででんかぼちゃ」
冬の寒い時期に訪れる冬至。お子さんに冬至の意味や由来を説明して終わりにするのではなく、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入るなどして冬至ならではの風習をお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
5歳長男、2歳次男、0歳長女の3児の母で専業主婦。今をときめくワンオペ戦場の中、いかに子育てと家事をゆるくやりつつ楽しむか模索中。保育士、幼~高の教員免許(中高は家庭科)取得。