こんにちは、男3兄弟のママあいりです。朝から晩までけんかばかりしています。
子供が複数人いる家庭では必ず起こる兄弟(姉妹)げんか。
我が家のけんかも些細なことから始まります。「男の子ばかりだし、あって当たり前」と思うことはあります。ですが、兄弟げんかがエスカレートし、手や足が出てしまうことも日常茶飯事!そして、毎日毎日繰り返されるので、本当にイライラしてしまいます。
イライラするだけではなく、「いつか大ケガをするんじゃないか…」と心配もあります。「兄弟げんかはあって当たり前でも、どうにか減らすことは出来ないかな?」と日々悩んでいました。
そこで、イライラと心配を減らすために「兄弟げんか」について徹底的に調べました。
その結果わかった兄弟げんかの対処法や、ママのイライラを減らす方法をご紹介します。
恥ずかしながら、我が家の兄弟げんかの模様も最後に報告しておりますので、ご一読ください。
もくじ
兄弟げんかは決して悪いものではない!
「兄弟げんかなんてない方が良い!」と思ったことはありませんか?私は日々そう思っていました。
ですが、兄弟げんかは決して悪いものではなく良いところもあったのです。
- 成長の一環
- トラブルを解決できる能力を身に着ける第一歩
- 兄弟げんかで学ぶ社会性
兄弟げんかが起こるのは、子供自身に自我や所有感覚が芽生えてきた証拠です。
子供は子供なりに家の外では我慢や遠慮をしています。ですが、家の中で家族相手だと我慢ができなくなってしまいます。大人だってそうですよね。また、兄弟だからこそ自分の欲求を思い切りぶつけることができます。
兄弟げんかをすることで手加減の仕方や、他人の気持ちを考えること、我慢をすること、けんかの終わらせ方などを覚えます。その結果、子供なりに人との関わり方やコミュニケーション能力を身に付けることができるのです。
親の基本姿勢
では兄弟げんかが起こった場合、親はどのように対処すると良いのでしょうか。
次の3点が大事だと言われています。
- 基本は自分たちで解決を促し「見守る」
- ヒートアップしてきたら仲裁に
- 話を聞いたり仲裁に入る場合は「平等」に扱う
詳しくみていきます。
基本は自分たちで解決を促し「見守る」
兄弟げんかが起こった場合はしばらく様子を見ましょう。そうすれば、子供たちが子供たち自身で解決する方法を見つけることもあります。
仲直りしていたり、どちらかが我慢していたり、どうすれば良いのか話し合っていたりします。
ヒートアップしてきたら仲裁に
しかし、ヒートアップしてしまう場合は、子供の安全を守るために仲裁に入りましょう。取っ組み合いになってしまうと危険なこともあります。
落ち着かせたあとで、それぞれの子供の話を聞きましょう。
話を聞いたり仲裁に入る場合は「平等」に扱う
子供は子供なりにけんかに発展した理由があります。それぞれの子供の気持ちを認めつつ、行動を制限することが必要です。
話を聞いたり仲裁に入る場合、つい下の子を庇い上の子を怒ってしまうことがありますよね。そうすると上の子は「なんでいつも弟(妹)ばっかり!」「どうせ弟(妹)の方がかわいいんでしょ!?」など、親に対する不信感を持つことにも繋がります。
このため、平等に対処するようにしましょう。
これで解決!兄弟げんかが収まる一番の方法
兄弟げんかが収まる一番の方法は、親の抱擁です。それぞれひざの上で抱きしめてあげましょう。
上の子には「今ママ家事しているから、弟(妹)と仲良く待っていてね!いつも弟(妹)と遊んでくれてありがとうね!頼りにしているよ。」と感謝を伝えましょう。自分より小さい子・弱い子に優しくするためには、自分自身が「大切にされている」と感じることができて初めて出来ることなのです。
また弟(妹)には「困ったときはお兄(姉)ちゃんと協力してね。いつも助けてくれるお兄(姉)ちゃんはやさしいよね。」と伝えます。そうするとお兄(姉)ちゃんを尊敬することが出来ます。その結果「目上の人を敬う」ということを学んでいくことができるのです。
上の子にはリーダーとして全員が頼りにしていること、下の子には上の子を頼りにすることなど、兄弟(姉妹)それぞれに役割を伝えましょう。そして普段からそれぞれの良いところを褒めて、認めてあげましょう。
ママがイライラすると兄弟げんかも増える!イライラ対策
「兄弟げんかは決して悪いものではない!」とはいえ、毎日のように繰り返されるけんかにはイライラしてしまいますよね。その結果、怒りが生み出す負の連鎖が始まり、兄弟げんかも増えることになります。
そこで、ママのイライラは対策しておきましょう。
耳栓を使ってみる
耳栓を使っても無音になるわけではありません。しかし騒音レベルのけんかも微音になるので、ママも冷静に子供の様子を見ることができます。
好きな音楽をイヤフォンで聞く
耳栓を使うときと同じで、周りの音がほんのり聞こえる程度の音量で聞いてください。
アンガーマネジメントを実践!
アンガーマネジメントとは、「怒らないようにする」のではなく「怒りと上手に付き合う」心理トレーニングです。
怒りに振り回されず、上手にコントロール出来るようになりましょう。そうすれば、怒りにまかせた衝動的な行動で人を傷つけたり、関係を壊すような行動を抑えることができるのです。
すぐに出来るものをご紹介します。
怒りのピークは6秒。カっとなったら6秒待って
衝動的な怒りはずっと続くものではなく、ピークは約6秒。怒ったときは6秒待つことで、怒りにまかせた行動を回避することが出来ます。
カウントバック
「100、97、94、91…」と大きい数から逆に数を数えます。数えにくい方法で数を数えることで、怒りの感情から意識をそらすことができます。
コーピングマントラ
イライラした時に唱える魔法の言葉です。「きっと何か理由があるはず」「まぁいいか」「兄弟げんかはあって当然」など繰り返し唱えてみましょう。そうすることで、気分が少し落ち着きます。
ストップシンキング
頭の中を一瞬真っ白にして何も考えないようにします。そうすることで、怒りにまかせた行動を回避することが出来ます。心が落ち着いてから「これからどうするか」を考えます。
ママのほっとする時間も
日々、することがたくさんのママはストレスが溜まりがちです。それに加え兄弟(姉妹)げんかが起こればイライラしますよね。その結果、些細なことで子供を怒ってしまうこともあります。
ストレスを溜めないために、ママのほっとする時間を作りましょう。
パパに預けてマッサージに
子供をパパに預けてマッサージに行き、心も体も癒されましょう。毎日頑張っているママには、自分だけの癒しの時間も必要ですよね。
寝かしつけた後の甘いもののご褒美
甘いものは疲れも取れるし、テンションも上がりますよね。ママにもご褒美が必要です。
しかし、夜間に頻繁に食べると、体重が増加してしまうので要注意!
イライラが止まらない!我が家の兄弟げんか
けんかのきっかけはほんの些細なこと
我が家の兄弟げんかの理由はどれも些細なことです。
おもちゃの貸し借り、お菓子(ご飯)の量、お風呂に入る順番や、食事や就寝時に誰がママの隣か・・・など、「どうでもいい!」と言いたくなることが多いです。
特に三男が問題児なので、長男VS三男、次男VS三男のけんかがほとんどです。一番多いのが長男VS三男の兄弟げんかなので、余計に困ります。
長男と三男は学年で言うと4学年、年齢だとほぼ5歳離れているにも関わらず、お互い自我がとても強く、些細なことですぐにけんかに発展します。
次男はおっとりした性格なので、長男と三男に挟まれて一番我慢していると思います。次男がけんかをする時は「どうしても許せない時」だけです。だいたい次男が三男に泣かされて終わっていますが…。
けんかがエスカレートしたときの対処法
男の子3人なので、けんかがエスカレートすると、手や足が出ます。…毎回。我が家は「ケガをしなければ少々のことは…」というスタンスです。しばらく放っておくと「さっきまでけんかしていたのに…」ということがよくあります。
ですが、一応ルールも決めています。
- 物で叩かない
- 顔やお腹を叩いたり蹴ったりしない
ですが、長男VS三男の場合は体格差もかなりあるので、すぐに止めに入っています。長男は小4ですが身長が150cm近くあり、体重もそれなりにあり、三男は普通の5歳児なのです。エスカレートした時、止めに入らなければどうなるか…。
ですが、長男は「なんで三男ばっかり庇うんだよ!?」「悪いのは三男だ!」と言うのです。
我が家で起こる兄弟げんかは、三男に原因があることがほとんどです。3人同じように育てたつもりが、長男、次男が言うには「ママは三男には甘い!」らしく…とてもワガママに育ってしまいました。
家の外では「とても良い子」の長男も、兄弟相手では遠慮も手加減もしません。仲裁に入っても納得がいかず、長男が三男を追い回すこともあるのですが、この時は毎回、三男が私を盾にする(私の周囲をぐるぐる回る)ので、私も痛い思いをするのです。
「いい加減にしなさい!!これ以上やるなら外でしなさい!!」
とついつい怒鳴ってしまいます…。だいたいこれでけんか終了になります(笑)私にもう少し上手くけんかを収める力があれば、子供たちもモヤモヤを抱えたまま…なんてことはないんだろうなと思います。
私も「アンガーマネジメント」を身に付けなければ!!
逆境に出会うことで芽生えた、兄弟の絆
毎日毎日兄弟げんかに悩まされていますが、先日とても嬉しいこともありました。夜、小学校の役員会に出席しなければいけなかったのですが、パパが「どうしても早く帰れない」と連絡してきたのです。
「3人だけで留守番させて大丈夫かな?子供だけの時にけんかになったらどうしよう…」ととても不安でした。すると、長男が、「ママ、3人で留守番するよ。時間に遅れたらいけないでしょ?お風呂も3人で入るし、三男は俺が洗うよ!」と言ってくれたのです。
不安はありましたが、外出する前に長男には「三男のこと頼むね。頼りにしてるから。」そして、三男には「お兄ちゃんたちの言うことよく聞いてね。お風呂も一緒に入って洗ってもらってね。」と伝えました。
帰宅した時、まだ子供たちも起きていたので「お風呂どうだった?」と三男に声をかけました。すると「お兄ちゃんが洗ってくれたよ~!」と嬉しそうに言うので、私は「よかったね~!お兄ちゃん優しいね~!」と言いました。
すると、三男が「うん!お兄ちゃん!ありがとう!!」と言ったのです。普段長男には自分から「ありがとう」と言うことはないので、とても驚きました。長男もまさか三男から「ありがとう」と言われると思ってなかったようで、少し照れていました。私がいない間、兄弟げんかもなかったようです。私も長男にお礼を言い、3人を褒めました。
兄弟げんかばかりでも兄弟の絆が芽生えていること、いざという時は3人で協力できることがわかり、とても嬉しかったです。
【まとめ】兄弟げんかへの上手な対処法
では、最後におさらいです。
親の基本姿勢
- 基本は自分たちで解決を促し「見守る」
- ヒートアップしてきたら仲裁に
- 話を聞いたり仲裁に入る場合、つい力の弱い下の子を庇ったり上の子に厳しくしがちになるが、「平等」に
これで解決!兄弟げんかが収まる一番の方法
- それぞれひざの上で抱きしめてあげること。普段から兄弟(姉妹)それぞれの良いところを褒めて、認めてあげる
ママがイライラすると兄弟げんかも増える!イライラ対策
- 耳栓を使ってみる
- 好きな音楽をイヤフォンで聞く
- アンガーマネジメントを実践!
-怒りのピークは6秒。カっとなったら6秒待って
-カウントバック
-コーピングマントラ
-ストップシンキング
「けんかするほど仲が良い」ということわざもあります。仲が良くないと本音は言えません。本音が言えるからけんかにもなる。そこから兄弟間の絆も芽生えてくるのではないかと思います。
そして、日ごろ兄弟(姉妹)げんかばかりでも、「子供たちは今トラブルを解決する能力を身に付けているんだ」と思えるとママのイライラを減らすことができるのではないでしょうか。
10歳(長男)8歳(次男)5歳(三男)、3児のママ。チャレンジ精神旺盛で、現在、病院勤務(専門職)・経理事務・ライティングのトリプルワークと、ワンオペ家事育児生活を謳歌中。