七五三 着物 お下がり

ゆーままゆーまま

こんにちは、3児の母のゆーままです。つい先日、長男の七五三を終えました。

七五三というと着物を着るお子さんも多いですよね。特に女の子ですと尚更かと思います。

そこで、自分が着ていた着物などや、親戚や知人からおさがりの着物を頂く予定の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

我が家も長女の七五三で着物を着せてあげたいなと思っているのですが、この年齢だとすぐに着られなくなりますし、産着を用意しているわけでもないので、誰かお下がり譲ってくれないかなーと淡―く、淡く期待しております

ただ、お下がりの着物ですと

  • 自分の好きな模様でなかったり
  • 汚れがついていたり
  • サイズが合わなかったり

と、ちょっとしたトラブルも起こりがち。

そこでこの記事では、七五三の着物にお下がりを使うのはアリなのか、ナシなのか?お下がり特有のチェック事項はあるのか?という点を徹底調査したのでご紹介します。


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七五三に着物のお下がりを着せる。あり?なし?

七五三 着物 お下がり

子どもの成長を祝う七五三は大切な行事ですよね。そこで、折角だからと自分の親や姑、親戚や知人などから着物のお下がりを譲ってもらう方もいるのではないでしょうか。

お下がりって確かにありがたい。けれどせっかくの七五三にお下がりでもいいの?と素朴な疑問を持っている方もいるはず。

この疑問にズバリお答えしましょう!

「あり」です!

(あ、でも保存状態が良いのが前提ですよ。)

何故かという理由は次の通りです。

昔の生地は仕立ても質も良いものが多い

昔の着物はとても高価なものが多く、生地にしても縫製の仕方についても今よりも質の良いものが多かったのです。

ですので、保存状態がしっかりしていれば何十年経っても着る事ができるんです

受け継がれる着物を着られるのって何だか良い。とても良い。

大量生産、大量消費がメジャーな今だからこそ、昔から残る着物を着られる機会ってそう滅多にあるものではありません。

それに、自分が着ていた着物を自分の子どもも着たりするのって何だか素敵だと思いませんか?更にそれを自分の子どもの子どもが着てくれる姿を想像すると涙が出てきます…。

自分のお子さんもいつか結婚して子どもを持った時にその価値に共感してくれる日が来るはずです。

 

ただ、自分の親や自分が実際に着ていた着物はともかく、姑や小姑が着ていたお下がりをくれると言い出した時って何故だか抵抗を感じてしまう方もいますよね。

ゆーままゆーまま

(大きな声では言えないけれど、)分かる!分かるよ!その気持ち…。

そんな時には次のように対処しましょう。

  • 「こちらで準備しますのでお気持ちだけ…」と丁寧にオブラートに包みつつも、どストレートに断る
  • 「子どもに選ばせてあげたいので…」とやんわりふんわり、けれど芯は残して断る
  • いっそ前撮りの写真で着用して「着た」という証拠を残す。当日はママが選んだ着物を着る

大切な行事の七五三です。ママのもやもやが残らないよう最善策を取りましょう!


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着物のお下がりを頂いた場合のチェック事項

七五三 着物 お下がり

着物って着物以外にも沢山準備するものがあります。

着付けセット一式あれば良いのですが長期間保管しておくと劣化してしまうものもありますし、着物のお下がりはあっても他に必要な物はなかったりすることもあります

また、準備するもの以外にも着物自体に不備がないかの確認も必須です。

そこでここでは着物以外にも必要なもの、チェックする事を紹介します。七五三本番前にすべてあるか確認してみてくださいね!

着物の着付けに必要なセット

3歳の場合

  • 着物
    これは勿論かかせません。必ず用意しましょう!お宮参りで着せた祝い着を着せる場合もあります。
  • 被布
    被布があると帯無しで着物が着られます。袖がなくてベストの様なものが多いです。
  • 肌襦袢
    洋服の場合に着用する下着と同じようなものです。
  • 長襦袢
    着物や祝い着の下に着せる薄手の着物です。
  • 半襟
    長襦袢の襟に縫い付けて使用します。
  • 足袋
    靴下タイプのものですとお子さんも履きやすいのでおすすめです。
  • 腰ひも
    着物の着付けに必要ですので2~3本は用意しておきましょう。

その他にも草履、巾着(バッグ)、髪飾りが必要ですので忘れずに用意をしましょう。

女の子の七五三は3歳と7歳のみが多いので、5歳はなしですね。

7歳の場合

  • 四つ身着物
    着物がなければ着付けも出来ません。こちらも用意を忘れずに!
  • 半襟・長襦袢
    3歳と同様、着物の下に着用します。
  • 肌襦袢・袖よけ
    本来であれば長襦袢の下に着用するものですが、こちらは手持ちの肌着で代用可能です。
  • 作り帯・帯板 または 帯・しごき・帯あげ
    作り帯を使用する場合は帯板を、帯のみであればしごきや帯あげを用意しましょう。
  • 腰ひも
    7歳の場合であれば3~5本用意しましょう。

他にも足袋、草履、バッグ、帯締め、扇子、はこせこ、髪飾りは忘れずに用意してくださいね。

シミの有無

お子さんが着る着物は食べこぼしや汚れがついてシミがつきがちです。しかも着物のシミはご家庭では中々落とせないですよね。

ですので、シミを見つけた場合は着物クリーニングができるクリーニング屋さんに相談してみましょう。

シミの大きさや種類によってはクリーニング代が高額になる場合もありますので、事前にいくら位かかるのか相談して見積もりを作ってもらうと安心です。

シミを見つけたらクリーニングを頼むのが一番なのですが、派手な柄だったりするとよーく見ないと分からない場合もあります。着物を着るのは数回ですし、神経質な方でなければシミを気にせずに着てしまってもいいかもしれません。

ゆーままゆーまま

浮いた分でスイーツを買うのもアリですよ。

サイズの確認

お子さんの成長は早いので1か月くらい前に着用して確認を忘れずに必ずしましょう。

お下がりの着物ですと着物の丈などが合わない場合もあります。その場合は一度着物の専門店で相談する事をおすすめします。ただ、大きい場合は肩上げや腰上げで調整が可能です。

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裁縫が苦手な方でも比較的簡単に出来ますので試してみてくださいね。もし「超不器用で出来ない!」という方であれば裁縫が出来るママ友やご家族に協力を願いましょう。

ママ友であればお菓子の詰め合わせ、姑や実母であれば孫の可愛い写真などちょっとした御礼をしてあげれば完璧です。

 

七五三当日になって着物に不備が見つかるとバッタバタです。せっかくママも普段しないおめかしをしたのにバタバタして疲れた顔で記念撮影…。なんて事にもなりかねません。

抜かりなく、つつがなく七五三が済ませられるように事前のチェックは忘れないようにしてくださいね。


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お下がりの着物を可愛く着るには?

七五三 着物 お下がり

質が良くて仕立ての良い着物とはいえ、お下がりと言うだけで何となく古臭さを感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方にはアレンジして着付けをすると可愛く素敵になりますのでおすすめです。

特に次のアレンジが手軽でおすすめです。

被布飾りを変える

3歳の七五三ですと被布を着る事が多いですよね。

お下がりで被布も貰ったけれども「何だかデザインが…」という方は被布だけでも変えてみましょう。レトロな柄と今風のデザインが合わさって素敵な着物になりますよ。

ブローチなどの装飾品をつける

ブローチやコサージュ、髪飾りなどを新しく購入してつけるのもおススメです。

特に下記の様なフリルやリボン、レースなどであしらったものなどですと可愛らしさもアップする事間違いなしです。

また着物であれば下記の様なちりめん素材のものも可愛いですね。

お好みの飾り紐で花結びを作る

帯の上から紐で飾りを作る事で帯も緩みにくくなり、見た目も華やかになります。紐はお好みの飾り紐を用意しましょう。

飾り紐はコチラ

結び方は様々な種類がありますが、花結びなどが可愛らしくおすすめです。

我が家の七五三事情

はじめての七五三…。

ゆーままゆーまま

我が家の七五三は5歳の長男の七五三が最近かつ初めての経験でした。

お参り当日に袴は大変かと思いまして、連日庭プールで真っ黒(無論次男も真っ黒)の夏休み中に某大手のフォトスタジオで前撮りを決行しました。

普段着ない袴を着て上機嫌の長男は満面の笑みでポーズを取り、絶対泣くであろう次男もフォトスタジオのマジックにかかり笑顔。長女も何となく笑顔。「着物以外にも撮りますか?」と聞かれましたが、長丁場で後々愚図るのを考慮し、袴姿のみを撮影し、現像する写真も即決して帰って参りました。

ついにお参り!

そして日焼けも落ち着いた七五三シーズン。11月初めの週に近所の神社に七五三のお参りを決行しました。

長男は従兄弟より譲り受けたスーツ、次男もついでに貰ったスーツを着用して行ったのですが。

この神社がですね、砂利道だらけの神社でして、慣れないローファーのせいもあり長男コケる。次男も次いでコケる。自販機でジュースを買って走って2人してコケる。2人して擦り傷をこさえておりまして、袴でなくて良かったと心底思いましたよ勿論。

そんなこんなで無事にお参りを終えた我が家は、車内で早々に私服に着替えまして、その道すがら寄った回転ずしでたらふく食べ、更に貰った千歳飴を舐めてご満悦だった長男でした。

なにはともあれ無事に終わった七五三ですが、この後は次男5歳と長女3歳のW七五三、長男の7歳の七五三が控えているわけです。二男は長男形式に前撮りとスーツでのお参り、長女の神社参拝の時にはお下がりを貰う予定はないので、どうしようかなと考えている心中です。

場所と日にちによっては…

そうそう、余談です。私が七五三参拝に行った神社での待ち時間はなかったのですが、翌日ですが別の神社で七五三参拝をしたママ友は祈祷をしてもらうまでに2時間近く待ったそうです。3人の子持ちママなので子ども達も親も勿論ヘトヘトになったそうです…。

場所や日にちによってはこんな風に神社で待つこともありますので、時間と心に余裕を持っておくことをおすすめします。

【まとめ】七五三の着物のお下がりってどうなの?

さて、ここまで七五三のお下がりの着物について色々と紹介させていただきましたがここで最後にまとめです。

  1. 着物のお下がりは保存状態が良ければ大アリ!
  2. お下がりを着る場合は事前チェックを忘れずにしよう!
  3. お下がりの古臭さがイヤならアレンジもおススメ!

お下がりの着物だからと引け目を感じる事はありません。

色々な思い出が詰まっている着物を、七五三という子どもの成長を間近に感じられる晴れの日に着る事は家族にとっても素敵な思い出になる事間違いありません。

是非素敵な七五三にしてくださいね。


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