仕事再開するためや二人目妊娠のためなどで断乳を決意するママもいると思います。そんな時お子さんが情緒不安定になって断乳がつらいと思ってしまうこともあります。
私自身、二人の子供がいて断乳しましたが、夜泣きが続いて家族でつらい夜を過ごしたこともありました。
- 断乳して夜泣きが続く原因は?
- 子供の泣き声でイライラしてつらくなったらどうする?
- 断乳がつらくなった時に読む本
- 断乳が成功してもしばらく経ったらまたおっぱいが欲しくなるって本当?いつまで続く?
少しでもうまく乗り切るためにどうしたらよいか紹介していきます。
もくじ
断乳して夜泣きが続く原因は?
断乳してから夜泣きが続く原因は、次の3つが考えられます。
- 夜泣きの原因は寂しさから
- 夜泣きの原因はうまく眠れないから
- 夜泣きの原因は寝言泣きかも
夜泣きの原因は寂しさから
子供にとっておっぱいは何にも代えがたい最強の癒しグッズです。その癒しグッズがなくなってしまった子供はふとした時に寂しくなって泣いてしまします。それは昼夜関係なく、ママのぬくもりが欲しくて泣いているのです。
そんな時は優しく声をかけてあげて触れてあげてください。
「ママはここにいるよ」
「大丈夫だよ安心してね」
「一緒にねんねしようね」
※抱っこは最終手段にとっておきましょう。抱っこでしか寝てくれなくなっては困るので。
夜泣きの原因はうまく寝むれないから
大人もそうですが子供も寝ているときは深い眠りと浅い眠りを交互に繰り返しています。寝るのがうまくできない子供はなかなか寝付けずぐずって泣き出してしまうことがあるのです。
そんな時ほど先ほど同様不安を取り除いてあげるように優しく声をかけてあげたり、身の回りが不快な状態になっていないかチェックしてあげましょう。
- 子供は汗をかいていませんか?
- 寒そうにしていませんか?
- 服がよごれて気持ち悪そうにいていませんか?
- 唇が渇いていませんか?
- おむつが濡れていませんか?
一通り確認してみて再び寝入るのをお手伝いしてあげてください。
夜泣きの原因は寝言泣きかも
寝言泣きというのは言葉を上手に話せない子供が寝言のように声を出すということです。
寝言泣きであればちょっと放っておくだけでちゃんとまた寝てくれます。
子供の泣き声でイライラしてつらくなったらどうする?
ついイライラして子供に大声を出してしまいそうなときは、スマホをもって子供の声がかすかに聞こえるくらいまで離れてみてください。
そしてスマホの中におさめられた我が子の可愛い写真でも数分眺めてみてください。きっといとおしくなって抱きしめてあげたくなるはずです。
ちょっと距離を置いて離れてみると心落ち着いて穏やかな気持ちでお子さんのことを見られるようになるはずですよ。
※ただし、子供に何かあってはいけないので、子供の声が聞こえないくらい離れたところにはいかないでください。また、子供の声が急に聞こえなくなったら危険ですので、耳だけは注意しておいてください。
断乳後のおっぱいが痛くてつらい
断乳直後は、まだまだ母乳がたくさんつくられています。胸が張って痛みを感じるときは、保冷剤をタオルで巻いたものなどで冷やすと効果的です。また、湯船には浸からず、シャワーですませましょう。
母乳がうっ滞すると乳腺炎に注意が必要です。圧抜きと言って母乳を軽く絞り出す断乳ケアをしましょう。ここで気をつけたいのが、何度も絞ったり、大量に絞っては逆効果です。1日1~3回までにしましょう。
<圧抜きの方法>
- 胸を外側から内側の方へ30秒ほど押す
- 親指と人差し指で乳首を挟んで押す
- 少しずつ押す場所を変えて、乳首全体を押したら終了
断乳ケア開始から3日ほど過ぎれば、胸の張りも少し和らいできます。胸の痛みのピークが過ぎたらおにぎり絞りで断乳ケアをしましょう。
おにぎり絞りは、両手でおにぎりを握るように胸を包み、外側から内側へ絞る方法です。注意点は、胸全体を包むようにして絞ること。包み切ることなく絞ってしまうと、絞り残しが発生してしまいます。
必ずしも毎日断乳ケアをする必要はなく、1日置きにケアをしたり、2~3日置いたりと、胸の張りを感じたらおにぎり絞りを行う程度で構いません。断乳ケアを開始してから1週間以降は、1週間ごとにおにぎり絞りをおこない、母乳を出し切ります。
搾乳したものが透明な液体に変わったら断乳ケア終了のタイミングです。
痛みや異常を感じたら産婦人科を受診しましょう。
断乳がつらくなった時に読む本
「おっぱい ばいばい」という本です。読み聞かせをしても親子共々優しいきもちになれる本で、ママの気持ちを代弁してくれるそうです。イライラしたりトゲトゲした気持ちの時に読むときっと優しくなれる本です。
断乳が成功してもしばらく経ったらまたおっぱいが欲しくなるって本当?いつまで続く?
一度断乳が成功してもおっぱいを触ろうとすることがあるようです。服の中に手を入れておっぱいを触ろうとしたり、おっぱいに頬ずりしたり。
そんなときは、触るだけなら好きにさせて大丈夫です。その代わり飲むのは無しだよと声をかけてあげましょう。その子にとっておっぱいはママへの甘えみたいなものなのでしょう。
いつまで続くかはその子次第ですが気長に待ちましょう。
私の断乳体験記
長男の時
長男の時は、2歳直前で断乳しました。
ゴールデンウィークを使って主人が休みの時に実行しました。当日は、美容室に出かけて、主人に息子を預けました。夜は、なかなか寝付かず私が抱くとおっぱいを欲しがるので、主人に任せっぱなしにしました。昼間はできるだけ、外に連れ出し遊びに集中させ、夜は疲れて眠るようにしました。
夜泣きは、毎日ではありませんでしたが3歳ぐらいまで続いた記憶があります。
長女の時
本当に大変だったのは長女の断乳です。
長女が1歳2か月の時に、薬を服用することになり、断乳することになりました。私自身も心の準備ができていなかったので、とても申し訳なく思いました。
同時に、療養のため私は自分の実家に戻り、昼間は保育園、夕方は義父母が面倒をみて、朝と夜と休日は主人が一人で子育てをする生活がしばらく続きました。
断乳後大変だったことは、家でも保育園でも泣いている時間が多かったことです。
義母が言うには長女が泣き止まず一緒に泣きたかったそうです。夜は夜泣きが続き主人が寝不足で大変だったそうです。おっぱいだけでなく、母親も突然いなくなったので長女は理解できなったと思います。
娘の夜泣きは2歳になるまで続いた記憶があります。
困惑していた娘が収まってきたのは、私が自宅に戻り私の病状が落ち着いてくると、娘も落ち着いてきた記憶があります。ですので、断乳から半年くらいたった頃になります。
できなくて後悔しているのは、断乳後のスキンシップをしてあげることができなかったことです。
長女の断乳は強引で一方的なものになってしまいました。ですから、夜泣きが長く続き、昼間も情緒不安定になっていたと思います。
保育園の年長までは、引っ込み思案で、自分の意見をうまく伝えられていないと担任の先生から指摘があり心配していました。ですが、小学生になり授業で発表の機会が増えると手を挙げられるようになり、放課後はお友達と楽しく遊べるようになりました。
いきなり断乳して長女はもちろん家族に大きな負担を負わせてしまったと思いますが、そのおかげで私がゆっくり療養できました。以前よりも落ち着いた生活が送れるようになり私に笑顔が戻って、長女も安定してきたと思います。
まとめ
断乳がつらいときには次の4つの方法で乗り切りましょう。
- 夜泣きか続くときは、優しく声をかけて触れてぬくもりを感じさせてあげましょう
- 子供の泣き声でイライラしたときは、その場を離れてスマホの可愛い画像を見て気持ちを落ち着けましょう
- 断乳ケアは1~3日は圧抜きをして、4日以降はおにぎり絞りをしましょう
- 断乳がつらくなったときは「おっぱい ばいばい」を読んでみるといいかもしれません
- おっぱいを欲しがったら、飲ませはせず触らせてあげましょう
おっぱいをやめる日はいつかはやってきます。
断乳を決めたのであれば、かわいそうとは思わず、スキンシップを今まで以上にして、新たな親子の絆を深めるチャンスです。たくさん泣かせしまうこともあるでしょうが、子育てのわずかな通過点です。
お子さんの好きなことや食べ物をたくさん見つけて癒しをおっぱいから別なものへと変えていきましょう。
長男小学6年(中学受験挑戦中)、長女小学3年(ピアノとチャレンジタッチを習っている)、2児を育てる専業主婦。FP3級と登録販売者に合格、4月から1年間町内会の子ども会の部長を務めることになりました。